I AM A DOG

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今時の普及価格帯コンデジを屋内撮影&高感度で比較してみた

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先月末に防水コンデジが欲しいなーと、こんな記事を書きました。

結局、防水コンデジの買い換えはしばらく我慢することにして、変わりという訳ではありませんが、高倍率コンデジを買ってしまったのですが、それについてはこちらの日記にて。

で、先の記事を書いた際に、鈴木こあら氏(id:suzukidesu23)より以下のようなブコメが付きました。

OLYMPUS TG-4とTG-860の発売が決定。そして現在気になる防水コンデジ - I AM A DOG

是非、購入してISO高めの画像を披露して下さいm(__)m それで買い換えるか検討します(^_^;) 未だにμTOUGH-8010を使っているのでそろそろ買い換えたい。

2015/04/23 08:45

「私の手持ちのコンデジでよければ比較記事でも書きますよー」とTwitterで気軽にリプライしたのですが、途中GWを挟んでしまったりで、すっかり遅くなってしまいました。件の防水カメラ(TG-850)を含むコンデジの(高感度寄りの)比較ネタです。

STYLUS TG-860 Tough(ホワイト)- オリンパスオンラインショップ

コンデジ比較を始める前に…

気がついたら手持ちのコンデジもフジフィルムXQ1、オリンパスSTYLUS TG-850 Tough、ニコンCOOLPIX S9700と3台になってしまいました。

どれも現行製品からは1つ前のモデルになりますが、発表されているスペック(表参照)を見る限りは、搭載されてるイメージセンサー(撮像素子)や画像処理エンジン、レンズ性能に差はないようですので、吐き出す絵にも大きな変化はないと思って良いと思います。

機種 撮像素子 画角 レンズF値 画像処理エンジン 発売
TG-850 1/2.3型 21-105mm F3.5-5.7 TruePic VII 2014.3
TG-860 1/2.3型 21-105mm F3.5-5.7 TruePic VII 2015.5
S9700 1/2.3型 25-750mm F3.7-6.4 EXPEED C2 2014.2
S9900 1/2.3型 25-750mm F3.7-6.4 EXPEED C2 2015.2
XQ1 2/3型 25-100mm F1.8-4.9 EXR Processor II 2013.11
XQ2 2/3型 25-100mm F1.8-4.9 EXR Processor II 2015.2

XQ1のみカテゴリ的には1クラス上というか、他機種よりひと回り大きい2/3型センサーと明るいレンズを搭載していますが、 TG-850は1/2.3型センサーにレンズも広角F3.5からという至って凡庸なスペック。最近は、このクラスの普及価格帯のコンデジはスマホのカメラに押され気味で、注目されることも少ない気がしているので、デジカメ好きとしてはもっとスポットを当ててあげたいのですよね。

ということで、以下は今時の小型センサー(1/2.3型〜2/3型)コンデジを高感度域、屋内中心に使ってみたらこんな感じですよーというレポになります。前半は外出のついでに撮った写真ばかりで、あまり厳密な条件で比較している訳でないので、参考程度に見て頂けるとありがたいです。
また、各機種の通常使用におけるレポなどは、最後にまとめておきます。

※ノイズリダクションなどの設定ができる場合、全てデフォルトの状態となっています。

居魚屋ランチをコンデジで撮る

我が家お気に入りの稲城の居酒屋ならぬ“居魚屋”「梅月」のランチ。休日のお昼時には行列ができる地元の人気店です。どのネタも新鮮で美味しい刺身定食は、ご飯が進みまくるのでご飯大盛りで注文します(ご飯がまた美味しい!)。
日中ではありますが、やや暗めの店内で刺身定食を撮ってみました。
梅月 - 稲城/魚介料理・海鮮料理 | 食べログ

まずはXQ1。広角F1.8という明るいレンズのおかげで、感度は最低のISO100。↑の写真もXQ1で、こちらはF3.6のISO500ですが、拡大しても目立つノイズはなく、やはり飯撮りならXQ1に限るといった感じ。


続いてTG-850。同様に広角端での開放ですが、オートで感度はISO800まで上がってしまいました。ノイズリダクションが効いてるのか、そこまでザラつきはありませんが、細部は潰れ気味で塗り絵っぽくなってしまっています。明暗差が激しいせいか、皿の右上あたりはやや白飛びも見られます。

あと、TG-850の売りである21mm相当からの超広角は風景撮りには威力を発揮するものの、このようなシチュエーションではやや“広すぎて”余計なものが写り込んだり、寄りすぎると自分の手が影になってしまいます。

ケーキ屋のイートインにて

続いて稲城は若葉台のケーキ屋「もみの樹」にて。窓際のイートインで、お茶をしながら店内を写してみました。
もみの樹 (モミノキ) - 若葉台/ケーキ | 食べログ

今度はTG-850から。プログラムオートでは広角端の開放でもISO800まで上がってしまいました。小さいサイズで見ている分にはいいですが、先ほどに比べても全体的にややノイジーかな。

こちらはXQ1。開放でなくF2.8まで絞ってますが、それでもISO250で止まっています。

TG850でケーキとコーヒー。

続いてXQ1。


夜の室内を三脚固定で撮ってみる(ISO200〜3200)

最後にS9700も加えて、夜の室内(自室)を三脚を使って撮ってみました。全て広角端、プログラムオートでISOだけ変化させながら撮っています。屋内ということもあり、絞りは開放寄りで固定されているようです。各感度でシャッター速度とISOが変化しているのを比較できると思います。
ここからほぼ同じアングルの写真が15枚続くので、一応たたんでおきますね。

OLYMPUS/STYLUS TG-850 Tough

まずは1/2.3型センサーのTG-850。シャッタースピードはISO400で1/13秒、ISO800で1/30秒程度(手持ちだとこの辺かな)。ISO1600以上は緊急用といった感じでしょうか。

ISO200
Untitled

ISO400
Untitled

ISO800
Untitled

ISO1600
Untitled

ISO3200
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NIKON/Coolpix S9700

続いて同様に1/2.3型センサーのS9700。こちらは広角端の開放値がF3.7とTG-850よりも暗いのですが、シャッター速度はTG-850よりも余裕がありますし、手ぶれ補正も結構効くので手持ちでもISO400あたりで粘れそうです。

ISO200
Untitled

ISO400
Untitled

ISO800
Untitled

ISO1600
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ISO3200
Untitled

ブログサイズならISO1600位まで許せるかもしれませんね?

FUJIFILM/XQ1

最後にXQ1。本機は断トツでレンズが明るいので、ISO200でも1/25秒と手持ちで行けてしまう感じ。センサーサイズがひと回り大きいことでディテールや高感度ノイズに関しても、上の2機種よりも余裕があるように見えますね。それでも1段も差がないかな?という印象です。

ISO200
Untitled

ISO400
Untitled

ISO800
Untitled

ISO1600
Untitled

ISO3200
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こんな感じでいいんでしょうか…?

複数機種の比較記事って書いたことなかったのですけど、結構難しいものですね。画角も開放F値も違うカメラをイコール条件で比べることなんてできませんし、レタッチなしの撮って出しの画像で比較するのも、私的には「作業途中」という感じでなんだかこっぱずかしい感じ(笑)
本当はズーム側での比較も必要なのかもしれませんが、「コンデジで屋内、高感度」なら一般的には一番レンズの明るい側で撮るのが普通かなと、今回は広角端ばかりの写真にしてみました。

最後に同じカメラ(TG-850、XQ1)で縛りなく自由に撮ったときの写真を貼っておきます。やはりそれぞれ適材適所で伸び伸びと使ってあげた方が、こちらの期待に応えてくれるような気がします(笑)





そんな中でも屋内、屋外問わず安心して使えて、動作も速く断トツでコンパクトなXQ1は、やはり私にとってベストコンデジなのかなーと。XQ2が安くなるのが待ち遠しいです?