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スイス旅行記:4日目③[天空のお花畑〜アイガーウォークの絶景ハイキング]

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スイス旅行4日目、うっかり3本に分けてしまいましたが今回で最後です。晴天続きだった今回の旅行の中でも特に最高の快晴と絶景に恵まれたこの日、今思い返しても本当に夢のような1日でした。


今回はユングフラウヨッホからクライネシャイデックへ下りる登山鉄道の途中駅、アイガーグレッチャーからクライネシャイデックまでの短いハイキング。そしてメンリッヒェンのホテルに戻っての日没までです。

アイガーグレッチャーから「アイガーウォーク」を歩く

クライネシャイデックから一駅目となる「アイガーグレッチャー」までの区間は、ユングフラウ登山鉄道の最初の開業区間だったようです。ここからクライネシャイデックまでのひと駅ぶんのハイキングコース(アイガーウォーク)は車内検札の方も激オススメしていました。

余談ですが、スイスの鉄道には車内検札があるのですが、5〜6カ国語ぐらいで簡単な挨拶をできる人が結構います。さすが観光立国といいますか、パスを見る前に同じアジア人でも日本人、中国人、韓国人を見分けてそれぞれの言葉で挨拶してくれるのには驚きです。英語すらおぼつかない私からしたらもう本当に凄いなと……。

駅を降りると目の前に広がるのは、アイガーとメンヒの間を流れる氷河。これが駅名にもなっている「アイガーグレッチャー(グレッシャー)」です。

時間が許すならグリンデルワルト方面のアルピグレンという駅まで歩く「アイガートレイル」というコースもあるのですが、帰りのロープウェイの時間的に確実に無理だったので……。いの日かまた歩きに来たい場所です。


アイガーウォークは天空のお花畑

メンリッヒェンや、午前中のトレイルも素晴らしいお花畑でしたが、アイガーウォーク沿いに広がるお花畑は黄色、青、ピンク、白と色とりどりの花が文字通り咲き乱れる一大お花畑。

高山植物のお花畑とはよく言いますが、こんなにカラフルで一面のお花畑にはお目にかかったことがありません。しかも周囲を囲むのは標高4,000mクラスのヨーロッパアルプスの峰々。


……といった感じで、一面のお花畑が延々と続くのです。もう私のキャプションなんていらないでしょう……。



ミッテルレギ・ヒュッテ(ミッテルレギ小屋)

コース途中に日本人登山家、槙有恒氏がミッテルレギ陵のアイガー登攀を記念して立てた山小屋が移築されたものがありました。内部にはちょっとした展示(外から眺めるだけ)なども。

この装備は新しめのもののようですが…… ディスプレイなのでしょうか?


クライネシャイデックへ

またもや「下りてしまうのが勿体ない……」という気持ちと戦いながらのハイキングですが、この後ゴンドラがあるうちにヴェンゲンまで電車で行かないとメンリッヒェンに戻れないのです。まあ、間に合わなくても朝来た道を歩いて帰るというのもあるのですが……。


谷の向こうに見えるのがヴェンゲンの町。谷の下の方にパラグライダーが飛んでいるのが見えますでしょうか?

お花畑はまだまだ続きます。


何かの調整池でしょうかね。雪解け水を貯めておくとか……。



アイガーやユングフラウをバックにユングフラウ鉄道を撮ることができます。


クライネシャイデック到着。謎の辛ラーメン萌え絵……。

次の電車の時間まで15分程でしたが、あまりの暑さにビールとソーセージ&ポテトを注文。なんだか雑な見た目ですが、これがやたらと旨かった!

ここにもキバシガラス(アルペンドール)がたくさんいます。動きがコミカルで可愛らしいんですよね。


ヴェンゲルンアルプ鉄道でヴェンゲンへ

本当はグリンデルワルトに行ってみたかったのですが、グリンデルワルト経由でメンリッヒェンに戻るゴンドラの時間に間に合いそうにないということで、この日もヴェンゲン回りで(前日とは逆のラウターブルンネン行きの電車にて)メンリッヒェンへ戻ることにします。

さよなら、クライネシャイデックとアイガー北壁。

数時間前はあの鞍部(ユングフラウヨッホ)にいたのですよね……。シルバーホルン(一番右の白い山)もよく見えます。

おー、なんだか滝がいっぱい。氷河から流れ出た水でしょうか。


なんやかんやで絶景車窓が続きます。


30分少しでヴェンゲンに到着。せっかくなので、ヴェンゲンで少しお土産を仕入れてから、前日と同じメンリッヒェン行きのロープウェイに乗ります(このロープウェイが結構高いのよね……)。


ヴェンゲンの町をミニチュア風に……。



メンリッヒェン2日目の午後

やや見慣れてきたメンリッヒェンの絶景。しかしこの日は夕方になっても雲ひとつないお天気!


……ありました、雲。それにしても17時過ぎだというのに日が高い!


そして、ゴンドラが止まるとすっかり人気が無くなるホテル周辺。これから4時間以上、この明るさの中この周辺を独り占めできます(他にも宿泊客はいるのですが、殆ど会わないのですよね)。

超広角レンズを持ってないので、念のためにボディキャップ魚眼レンズのBCL-0980を持ってきて良かった。1万円以下のトイレンズにしてはいい写りをしてくれています。


それでは夕飯。ビールを頂いて……。

パスタはちょっと微妙でしたが、なんとか完食できるレベル。朝食はあんなに美味しいのになぁ……。


晴天のメンリッヒェン日没ショー

ホテルの部屋は北向きなので午後になると部屋の中は真っ暗で窓から絵のように山が見えています。

すっかり静まり返ったメンリッヒェン。やや雲があった初日に比べてもスッキリと晴れ渡ったこの日、一帯どのような日没ショーが見られるのでしょう。

グリンデルワルトの街。

山肌のアーベントロートは前日よりも紅く鮮やかに染まっています。


……が、前日のような幻想的なマジックアワーは見られませんでした。あれはスクリーンの役割を果たす(?)雲が重要だったのでしょうかね。これはこれでシンプルに美しい。

アイガーとメンヒの間に満月が登ってきました。この日もよく遊びましたね。



この日はこの日で素敵なマジックアワーでした。


翌日は早起きして、メンリッヒェン山頂に日の出を見に行き、その後グリンデルワルトに下りて、次の滞在地であるツェルマットまで移動する予定です。

今週のお題特別編「はてなブログ フォトコンテスト 2015夏」

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