オリンパスの防水コンデジTG-4が届きましたので、早速実写してまいりました。場所は以前紹介しました東京都稲城市の上谷戸親水公園。緑と水場が多く整備されているこの場所なら、TG-4の出番も多いのではないかな?と。
さて、まずは基本となる広角側での風景ですが、天気が悪かったこともあって、これといった写真は撮れていません。ということで、今回は比較的全ズーム域でマクロ寄りの写真が多いかもしれません。
広角の風景写真はまた山などで撮ってきたいと思います。
顕微鏡モードで虫&花マクロ
まずは、普通に手持ちで虫や花に寄って撮ったもの。どれも顕微鏡モード(マクロ撮影モード)で撮っていると思います。広角端で寄るよりは、多少ズームして撮った方がいい結果が出そうです。ちなみに、1.6倍までズームして開放F2.8はキープできています。
深度合成モードで虫マクロ
丁度、ベンチに若いショウリョウバッタがいたので噂の「深度合成モード」を試してみました。深度合成はフォーカスブラケットの応用で、ピントをズラしながら撮影した複数の画像からピントが合ってる部分を自動で抽出して合成するという機能です。こうすることでピントが薄くなるマクロ撮影時にも被写界深度の深い写真が撮れるというもの。
まずは、普通に顕微鏡モードで撮ったものがこちら。目にピントが合ってませんがそこはご容赦くださいませ。
続いて深度合成モードで撮ったものがこちら。頭あたりにピントを合わせているので、奥に向かってフォーカスブラケットが行われるため、触覚がボケてしまいました。この場合は一番手前の触覚にピントを合わせるのが正解ですね。
小川の中を撮ってみる
せっかく防水カメラを持っているのですから、水に突っ込んでしまいましょう!
上谷戸川の水辺からカメラを岩の横に突っ込んで当てずっぽうで撮ってみました。水の中の細かいゴミにピントが合ってしまい、なかなかいい感じに撮れませんでしたが、数打ちゃ当たる作戦で小魚が写っていたものを…。よく見るとかなりの数の小魚が写っています。
水中で適当にズームさせてみました。ピンボケと被写体ブレで酷いものですが、水上からの当てずっぽうではコレが限界。水中眼鏡など使ったら面白そうですが、住宅地の小川では流石にそれもちょっと…。
レンズ部分を半分水に浸けて水中と水上を撮ってみたりとか。サンダルや長靴で行ってれば、もう少し面白い写真も撮れたかもしれませんが、水辺から無理な体勢で撮っているのでこんなものしか撮れてません…。
光学ズーム&超解像ズームの画質など
TG-4にはテレ端から更に2倍の超解像ズーム+2倍のデジタルズームがありますが、デジタルズームは画質劣化が激しいので、超解像ズームのみ併用してみました。画質劣化の少ないデジタルズームということで、オリンパスのミラーレス機に搭載されている「ワンタッチテレコン(デジタルテレコン)」に近い機能でしょうか。
丁度、ハグロトンボがよく飛んでいましたが、こいつらなかなか警戒心が強いのか、100mm相当の距離ではまず撮らせてくれません。超解像ズーム(200mm相当)でなんとか撮れたのがこちら。うーん、ちょっとノイジーかも。
光学ズームの範囲で被写体に寄れればなかなかの写りをしてくれます。
後尾中のハグロトンボを超解像ズームで…。小川の対岸だったのでこれが限界。
あまりに寄れないものだから、つい鞄に入れてたE-M1+40-150mm PRO+MC-14で撮ってしまいました。チョウゲンポウがいたら撮ろうと持っていたものですが、これ以外では出番がありませんでした。
GPS機能でジオタグ埋め込み
TG-4はGPS、GLONASS、QZSSに対応に対応し、写真に位置情報を埋め込めます。メニューからGPSをオンにしておくだけで、野外ならばかなりスムーズに衛星を拾ってくれます。
今回アップした画像には全てジオタグが埋め込まれていますが、PCへの取り込みの際にiPhotoを使ってしまったので、「移動軌跡を記録するロガー機能」というのをまだ試せてないのですよね…。
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キャプチャーを貼っている「OLYMPUS Viewer 3」もつい先ほどインストールしたばかりですし。撮影をしてない間の移動軌跡というのは、画像とは別のファイルに記録されているのでしょうか…? すぐにSDカードを消すんじゃなかったです(笑)
当然?ですが水中リモート撮影は無理
ちょっとアホな実験をしてみました。Wi-Fi接続でのスマホからのリモート撮影を水中でできないかな?と。
一応、水中に沈めたカメラからのWi-Fiもごく微弱に(iPhoneのWi-Fi画面で1メモリ)キャッチするので、もしや?と思ったのですが… まあやはり無理ですね。
よく考えたら、本体の上部パネルを水上に出した状態だったらもしかしたら可能だったかもしれませんね…?