シルバーウィーク最終日の秋分の日、モンベル長瀞店が催すカヤック体験に夫婦で参加してまいりました。
長年釣りをやっていたので手漕ぎボートからエレクトリックモーターや船外機を付けた小型ボートの操船はそれなりに経験がありますが、カヌー/カヤックはモーター付きのカナディアンカヌーで釣りをしたことがある程度。
久々の水遊びということもあって、ワクワクしながら参加してまいりました。
モンベル長瀞店
「ライン下り」でお馴染み、埼玉県秩父郡の長瀞。よく一緒くたにされがちなお隣の秩父市とは別の市町村、ということは押さえておきたいですね(?)。
モンベル | 店舗情報 | モンベル 長瀞店
モンベル長瀞店は各地のモンベルストアの中でもやや特殊なフィールド隣接型の店舗。通常のモンベルストアと併せて、カヤックやマウンテンバイクなどの体験型のイベントやレンタルも充実させた店舗となっています。
私たちが参加した湖でのカヤック体験以外にも、インフレータブルカヤックでのツーリング、ホワイトウォーターカヤックでの川下り、ラフティングなど様々なイベントが催されているようです。
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目の前にはトレーラーハウスが並ぶオートキャンプ場。ショップからキャンプまでできる総合アウトドア施設なのかぁ… と思ってたら、こちらはモンベルとは別の「フォレストサンズ長瀞」という施設だそうです。
フォレストサンズ長瀞 Forest Sons Nagatoro
店内は通常のアウトドアアイテムからカヤックの販売はもちろん、各種レンタルギアも充実。自宅に保管場所がない人に向けた、カヤックの艇庫もレンタル契約できるそうです。
まずは店舗でスタッフから事前の説明を受け、各自着替えをしてバスで移動します。カヤック体験は止水域で行われるので、多少濡れてもいい程度の格好ならOKですが、一応船から落ちる可能性がある旨も伝えられます。まあ、この日の体験会では誰も落水者はいませんでしたけども。
荒川(玉淀湖)でのカヤック体験
車で店から10分程移動した先は荒川上流部の秩父鉄道波久礼駅の目の前。丁度、秩父鉄道の蒸気機関車がやってきました。
この辺りは荒川の本流ですが少し下流の玉淀ダムというダムでせき止められたダム湖(玉淀湖)になっています。川幅は50m前後の細長い湖で、水深は最深部で10〜15mといった感じだそうです。
スロープを下りた所にモンベルが借りている駐艇エリアがありました。お天気もいいですし、抜群の水遊び日和ですね。
体験できるカヤックは5種類。比較的安定感のある「レクリエーションカヤック」(写真最前のブルー、後ろの黄色やオレンジ)、川下り向けの「ホワイトウォーターカヤック」(手前から2番目のブルー)、組み立て式の「フォールディングカヤック」(右手奥の3艇)、シングルパドルで漕ぐ「カナディアンカヌー」、そして最も安定性が高いという「シットオントップカヤック」(左手最奥の紫や写真2枚目のグリーン)です。
それぞれのカヤック/カヌーに特徴があって安定性や艇の重さ、スピード、喫水や水面に対しての視点の位置などの違いを実際に体験することができます。
この中でホワイトウォーターカヤックは川下り用のカヤックであるため、小回り重視の設計でバランスも取りづらく初心者は落水の可能性も大きいと軽く脅かされたりもします(笑)
カヌーとカヤック
「カヌー」に「カヤック」この2つの言葉の違いについて。カナディアンカヌーのようなオープンデッキの船をカヌーと呼ぶ… 的に私は捉えていたのですが、モンベルの方の説明では基本的に用語としての明確な違いはないとのこと。
カヌーというジャンルにカヤックが含まれ、強いて言うならシングルパドルで水面の片側を漕いですすむのがカヌー、ダブルパドルで左右両側の水面を順番に漕ぐのがカヤック… ぐらいに考えてくださいとの話でした。
カヌー - Wikipedia
カヤックに乗り込んで湖面へ!
カヤックの種類と特徴、乗り降りの注意、パドルの使い方などの簡単なレクチャーの後、準備体操をしたら早速湖に出ることができます。
私がまず乗ってみたのはベーシックなレクリエーションカヤック。確かに安定性もあって、釣りなどにも普通に使えそうです。
お天気も暑すぎず丁度いい気候です。湖面を走る風が気持ちいい!
この湖、バスもいるらしいのでこんな景色を見ていると釣りがしたくなります。うーん、あの岸際にラバージグを打ち込みたい!(笑)
奥さんに写真を頼んだら何故かアートフィルターがかかっていました(笑)
続いて乗ってみたのが、折りたたみ可能な「フォールディングカヤック」。もし個人でカヤックを所有するなら選択肢としていちばん可能性が高いのがこれでしょうか。2人乗りですがせっかくなので1人乗りで使わせて貰いました。
こちらは組み立て式ということもあってパドリングの際も船体が軽い。長さもあるため直進安定性があって、かなりのスピードが出ます。その代わり旋回は多少苦手かな?といった感じ。
最後に乗ってみたのがホワイトウォーターカヤック。脅かされた程簡単にひっくり返るものではありませんでしたが、確かにクルクルと軽快に廻って、すばしっこい操船が可能。流れのある中での操船は、それなりに練習を積まないと難しそうですが、カヤックに乗ること自体を一番楽しめるのがこのタイプでしょうか。
足下のスペースも狭くて又の間に多少の荷物スペースがあるのみ。釣りにはとても怖くて使えません(魚をランディングしたらたぶんひっくり返るw)。
その他のカヤックは操船を楽しむというよりは、水辺の風景を楽しむことや釣りや移動のための手段としての船、という印象かもしれません(私個人が水上に出ること自体には、それほど特別なイベントを感じてないこともあり)。
ちなみに奥さんはシットオントップカヤックも体験していましたが、安定性は一番ながらパドリングはかなり重く感じたとのこと。体が艇の中に収まるのでなく、デッキの上に体を乗せる感じなので、視点も高く釣りなどに向いたカヤックかもしれませんね。
カヤックに乗るなら防水カメラで!?
ちなみに今回は防水カメラのTG-4を湖上に持ち込んで使いました。万が一“沈”してしまうと、いくら強力な防塵防滴のE-M1といえど一発でオシマイになってしまいますからね。
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荷物は基本的に身につけられるもの以外は店舗に置いていくか、バスの中に残していくのですが、ペットボトルと小物程度はカヤックに載せることができるので、スマホや防水でないカメラはこのような防水バッグに入れておくと安心かもしれません。
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楽しかったですがカヤックは買わないかな?
ということで我が家のカヤック体験、私も奥さんもかなり楽しみましたが、ひとまず「船を買おう」という雰囲気にはならずに済みました(笑) 個人的にも船舶免許を取得する前に散々手漕ぎボートで苦労したこともあって、今更オール(パドル)を使う船にそこまでの魅力は感じていませんでしたし。
カナディアンカヌーにハンドコンのエレクトリックモーターを付けて静かに釣り、というのはそれはそれで楽しそうかもしれませんね。
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今回我々が参加したモンベル長瀞でのカヤックイベント。これからの季節は湖畔の木々が紅葉していくらしく、美しい紅葉を眺めながらのカヤック体験やレイクツーリングが楽しめるそうですよ。