以前から格安スマホ&格安SIMに興味があったのですが、この度私も遂にMVNOデビューしてみることにしました!
といっても、以前より使っているdocomo回線からのMNPでなく、キャリア回線は残したままの買い足しです。
理由は色々とありますが、個人の携帯とは別に仕事用の電話回線を作ろうと思ったのと、iOS以外にAndroid OSも使ってみたかったのが主な動機です。
SIMフリースマホは何にする? → 「富士通 arrows M02」にしました
格安SIMが使えれば何でも良かったのですが、まずはSIMフリースマートフォン選びから。iPhone6は普通に使えてますし、恐らく次期iPhone7(?)は買うことになりそうな気もするので、あまり高くないものがいいです。所謂「格安スマホ」ですね。
せっかくAndroid機を選ぶのだから、アウトドアでも安心して使える防水機能の付いたものがいいな… という選択肢で選ぶと、ほぼこの機種のみでした。
arrows M02/RM02 - スマートフォン - FMWORLD.NET(個人) : 富士通
富士通の「arrows M02/RM02」です(RM02は楽天モバイルモデル)。販売価格は30,000円前後で売られているミドルスペック(?)スマホです。
Fujitsu 富士通 SIMフリースマートフォン おサイフケータイ対応 arrows M02 ブラック
- 出版社/メーカー: 富士通
- メディア: エレクトロニクス
- この商品を含むブログ (1件) を見る
ただ、昨年10月発売のモデルですし、そこそこ台数も出ているようなので、まあ大丈夫だろうと。メーカーではバッテリー持ちの良さ(2330mAh)も売りにしてるっぽいかな。なにより、防水(IPX5/IPX8)防塵(IP6X)対応のSIMフリースマホでこの価格帯のものは他になく、さほど悩まずに決めてしまいました。
情報を集めてみると、ここ最近になって本機の画面が割れやすいなんて報告もチラホラ…? ネットの噂なのでどこまで信じていい情報か分かりませんが(それなりに耐衝撃を謳った機種ですし)、念のため端末保証を掛けられるMVNO業者のSIMセットで購入することにしました。
arrows M02を扱っているMVNO業者は…?
私がざっと調べた範囲では、以下のMVNO業者が「arrows M02」を取り扱っているようでした(他にもあるかもしれませんが)。
本体一括での価格は3万円台前半でほぼ横並びですが(楽天モバイルが若干安いか?)、端末保証の金額が多少違ったり、あとは回線費用の差もあり、正直どれを選んでよいものか分かりません(笑)
どうせiPhoneもあるのだから何でもいいやと、いくつかの比較サイトの情報だったり、公式サイトの雰囲気、後は勘を頼りにして「IIJmio」に決めました。
IIJmioの何が飛び抜けていた訳でもないのですが、音声通話SIMの解約手数料を他社が1年(12ヶ月)の最低利用期間を基準にしているのが多かったのに対して、IIJmioは月毎に解約手数料が下がっていくのに、やや誠実さを感じたといいますか、その程度です。解約手数料で選ぶとか、随分と後ろ向きですけども(笑)
IIJmioの音声通話機能付きSIM「みおふぉん」を契約
MVNO業者が決まったのであとは公式サイト経由で申し込むのみ。
IIJmioの格安SIMには音声通話機能の「みおふぉん」、SMS付き又はナシの「データ通信SIM」、そして「プリペイド」の4種類があり、後ろに行くにつれ安くなるのですが、私が契約したのは音声通話付きの「みおふぉん」です。
音声通話機能付きSIM みおふぉん|格安SIM/格安スマホのIIJmio
MNPでない新規申し込みなので手続きは至ってシンプル(免許などの証明書類のアップロードの必要はあります)。
プランは最小の「ミニマムスタートプラン」。データ通信量3GBのプランですが、docomoの契約も残しているのでそれだけあれば充分です。料金は月額1600円に端末保証の月額380円を付けけて、税込みで毎月2000円ちょっとのランニングコストで済みそうです(発信通話はあまり使う予定もありませんしね)。
あとはarrows M02の端末代金が、一括で税込32,184円也。分かっちゃいましたが、大手キャリアに比べると驚くぐらいに初期コスト、ランニングコスト共に安い!
「arrows M02」&「みおふぉんSIM」が届きました
ということで申し込みから1週間ほどでarrows M02とみおふぉんSIMが届きました
開封はあっさりと。付属品として充電用のクレイドルがあるのがよいですね。防水スマホであるarrows M02はUSB端子がキャップ式なので、頻繁に開け閉めするよりいはクレイドル充電できる方が安心です。
iPhone6のRetinaディスプレイに比べると解像度は落ちるもののディスプレイの発色はよく、動作速度やタッチパネルの反応もそれなりにスムーズです。格安スマホとはいえ、思ってた程の安っぽさは感じませんね。
早速、ガラス製の保護フィルムを貼ってしまいました。
サイズはだいたいiPhone6と同じですが、厚みと縦幅がが多少arrows M02の方が大きめ。iPhone6のサイズに慣れていれば、特に大きいと感じることがありませんでした。iPhone5から乗り換えた直後は随分と大きく感じたものですが、慣れって恐いですね…。
裏面はこんな感じ。プラスチック製ですがつや消しのブラックで悪くありません。下側の金属部分がクレイドル充電時の端子ですね。
純正の保護ケースとリングストラップを付けました。ケースは装着したままクレイドル充電が可能。本体そのままでもスベスベですがケースも表面がツルツルなので、ストラップがあった方が何かと安心です。
レイ・アウト arrows M02/RM02 ハードケース クリア RT-ARM2C3/CM
- 出版社/メーカー: レイ・アウト
- メディア: エレクトロニクス
- この商品を含むブログ (1件) を見る
1週間ちょい使ってますが特に問題なく使えてます。カメラ性能は…?
しばらくはAndroid OSに慣れる必要があるなと、積極的にarrows M02ばかり使うようにしています。LINEのアカウントもiPhone6から引き継ぎました。ガラケー以来のおサイフケータイなので、久々にモバイルSuicaも登録してみました。
私がスマホで普段よく使うアプリはGoogle系アプリ以外だと「Twitter」や「はてなブログ」「はてなブックマークアプリ」など。Androidでも特に問題なく使えています。色々とiOSと動作が違う部分もありますが、使っているうちに慣れて行けそうです。
さて、気になるのはやはりカメラ性能です。格安スマホですし、arrows M02のカメラ性能はあまり高くないと聞いていましたが、実際どんなものでしょう?
センサーやレンズの詳細は分かりませんが、Exifを見るとレンズのF値はF2.4、35mmフィルム換算の画角はPhone6(29mm相当)よりも広い広角27mm相当です。
風景などを撮る際は広角に強い方が有利なことが多いですが、スマホのデジタルズームはまず使い物にならないので、広ければ良いという訳でないのがスマホカメラの難しいところ(iPhoneが30mm程度に設定しているのは絶妙かもしれません)。
肝心の写りですが… 流石にiPhone並とはいかないようです。センサーサイズによるものかISO感度が少しでも上がってしまうと、一気に画質が落ちてしまいます。恐らく高感度時にノイズリダクションを掛けているのでしょうけども、ISO250位から塗り絵っぽさが出てきて、ISO400を越えると一昔前のコンデジのような写り。ISO1000以上はもほやブログ使用も躊躇われるレベルでした。
食卓の写真もISO400でこの写り。ブログ用に多少レタッチしてこれですからね。
(以下のライブレポは、最後の写真以外arrows M02を使ったものです…)
helloprog.hateblo.jp
低ISO時はそれなりに精細に写りますが、白飛び黒つぶれも多くダイナミックレンジは随分と狭い印象です。こればかりは格安スマホですし仕方ないですね。3万円のスマホに2〜3万円クラスのコンデジの性能を求める方が間違っていると思いますし(笑)
明るい店内撮影ならば、こんな感じでそこそこ写ってくれるのですけども…。
逆に、この程度写るなら充分!と思えるならば、充分にメインのスマホとして使える機種でしょう。本気のカメラ性能については、もう少し写真が溜まってから、改めてレポートできればと思います。
arrows M02の防水性能って実際どう?
冒頭でも書きましたが、今回arrows M02を選んだ一番の理由が防水(IPX5/8)、防塵(IP6X)という性能。プレスリリースによると、それぞれの性能は以下のようなものだそうです。
https://pr.fujitsu.com/jp/news/2015/10/27-1.html
防水(IPX5/8)・防塵(IP6X):
IPX5/8の防水性能。IP6Xの防塵性能。IPX8とは常温で水道水の水深1.5mのところに端末を沈め、約30分間放置後に取り出したときに通信機器としての機能を有することを意味します。IPX5とは、内径6.3mmの注水ノズルを使用し、約3mの距離から12.5L/分の水を最低3分間注水する条件であらゆる方向から噴流を当てても、通信機器としての機能を有することを意味します。IP6Xとは、保護度合いをさし、直径75μm以下の塵埃(じんあい)が入った装置に商品を8時間入れて取り出した時に内部に塵埃が侵入しない機能を有することを意味します。
つまりシャワーを浴びながらでも通話が可能で、うっかり浴槽にポチャンしても大丈夫な程度の防水性能を備えているということですね。よほどタフな使い方(海や川で泳ぐなど)をしない限り、アウトドアで使う際も急な雨や荷物の浸水などにも充分耐えてくれそうなスペックです。
…かといっておきなり風呂に沈めてみる気にもならなかったので(笑)、とりあえずそのままお風呂に持ち込んで使ってますが、今の所ごく普通に使えています。お湯やシャワーがかかることもありますが、スペック通りの防水性能があるなら当然全く問題ないはずですしね。
水滴見えるかな?
ただし純正ケースを装着したまま仕様すると、本体とケースの隙間に水が入り込んでしまい、後で拭き取る必要があります…。まあ仕方ないですかね。
この先、GWでは残雪のある山に行く予定もあるので、アウトドア環境での動作なども確認してこれたらと思ってます。