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OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PROを購入:登山&旅行に最強の高倍率ズームレンズ!

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前回、記事で若干フライングしていますが、OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PROを買ってしまいました。発表になった直後から、ずっと気になっていたオリンパスの高倍率PROズームです。

年内に手配が間に合ってしまったのは誤算ですけども(もう少し待たされるかと思ってました)。

OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PROってどんなレンズ?

広角12mmから約8.3倍のズーム域。F4.0通しのFF換算で24-200mmという、所謂「小三元の標準ズームと望遠ズーム」を合わせてしまった強力なスペックを持つ本製品。

オリンパスファン的には、かつて愛用していたフォーサーズのZUIKO DIGITAL ED 12-60mm F2.8-4.0 SWDをさらにパワーアップさせたようなレンズでもあります。OM-D E-M1 Mark IIではFTレンズの挙動が一気に安定したこともあり「12-60mmを買い戻すか? 思い切って12-100mmに手を出すか?」と悩んでしまったくらい。


それに12-60mmは現在中古市場で3万円ほどで手に入ることもありますし(笑)

オリンパスのオンラインへストアでの注文時には1月中旬のお届けという話だったのが、E-M1 Mark IIを手にしてから1週間も経たぬうちに届いてしまいました。12月分のカード請求が恐ろしい…。
特殊レンズを贅沢に使いながらも561gという重量は、MFTでは大型の部類に入るものの、スペックを考えたら十分に魅力です。

他のM.ZUIKO PROレンズ同様、マニュアルフォーカスクラッチ機構で瞬時にMFへの切り替えが可能。最近ようやくこの機能の恩恵に預かれる撮影をするようになってきました。

12-40mmレンズと比較して地味に嬉しいのが、ロックボタンが小さくなり一段下がったことで不意に外れにくくなったフードの仕様。これで山行時などにパーマセルテープで固定する必要がなくなりました。

望遠端100mm側までズームするとかなりレンズ先端が伸びてしまいますが、こればかりは仕方ない。フィルター口径は72mm、丁度Amazonでセール価格になっていたHAKUBAの「XC-PRO」を買ってみました。撥水効果はどんなものでしょう?


超広角域を諦めれば旅行や登山はこれ1本あれば完璧。いえ、このレンズと好きな超広角レンズ、それこそPROMINAR 8.5mmでもM.ZUIKOの7-14mmでも持ち歩けば世界中、どんなシーンにだって対応してくれそうです(大袈裟です)。

気になるのは開放のF4.0という暗さで、夜間や屋内での料理などどこまで行けるか気になるところですが、レンズ単独で5段分、オリンパスの「5軸シンクロ手ぶれ補正」対応ボディと組み合わせれば最大6.5段分という手ぶれ補正を持ってすれば、F2.8通しレンズとの1段分の差も十分に埋めてしまいそうな迫力があります。

レンズ型番に「IS」が付く手ぶれ補正を内蔵したオリンパス製レンズは、これと既発の「M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO」のみ。ボディ側に手ぶれ補正機構を持たない機種の多い、パナソニックユーザーにも気になるレンズかもしれませんね。

続いて、早速このレンズを使った写真をお届けします。やや長い記事になってしまいましたが、よかったら続けてお付き合いくださいませ。

12-100mm PROレンズを持って豊洲付近をフォトウォークしてみた

このレンズが届いた翌日、お昼からはてなブログのカメラ好きなお仲間と都内でフォトウォークに出掛ける約束があったので、早速おろしたてのレンズを持って行ってまいりました。装着するカメラはもちろんOM-D E-M1 Mark IIです。

今回も貼っている記事は、全てE-M1 Mark IIにてJPEG保存したもの(RAWでも撮っているので、気が向いたら別途現像するかもしれません)。楽しいフォトウォークの様子はその他の参加者さんの記事にお任せしつつ、ややレンズレビュー的な切り口からお届けします。

* *

広角端12mmの絞り開放F4.0にて。若干の周辺減光が見られますが、さほど気になるレベルではありません。開放からもパキっとした写りは12-40mm PROよりも40-150mm PROに近いでしょうか?

ワイドでこんな写真から…

ズームしてこんな写真まで、同じ場所で1歩も動かずに同じレンズで撮れてしまうのはさすがの高倍率。しかし全く画質を犠牲にしている気分にはなりません。

ズーム途中の54mm付近にて。フェンスの向こうのススキ原を、バリアングル液晶を見ながらカメラを持ち上げて撮ってみました。なんとかレインボーブリッジが見えた!

フォトウォーク中に遭遇したマクラーレンのショールームにて美しいホイールをパチリ。ショールームのガラス越しですが66mmまでズームしてこの見事な質感。そうそう、MFTの焦点距離ですので、FF換算の数字は倍にして考えてくださいませ。

ユニクロと大和ハウス共同の巨大な物流拠点の外観より。28mm付近でやや見上げるように撮っていますが、横のラインの真っ直ぐが気持ちいい。

富士見橋から晴海埠頭を最大望遠で引き寄せてみました。このような、いかにも望遠レンズな絵をレンズ交換せずに撮れるのは今までにない経験。

100mmからさらにワンタッチテレコンで2倍に。400mm相当の望遠ですが、まずまず見られるじゃないですか。

富士見橋の上からこのレンズのズーム実力を見て頂きましょう。まずは広角端、24mm相当です。他社製品含め、高倍率ズームは28mm相当からの画角が多いですが、この4mm差が広角好きには嬉しいのです。

一気に200m相当の最大望遠。レインボーブリッジを支えるワイヤーロープまでしっかり解像しています。途中、50mm付近の写真も撮っておくべきでした…。

さらにワンタッチテレコンで2倍。トリミングではありますが、この絵が欲しいシーンは結構ありそう。橋の上を走る車の形状までしっかり判別可能です。

画面の中心に太陽とタケルさんを入れてパチリ。逆光耐性が低いという噂もありましたが、今回はそこまで煩いゴーストが出るようなこともありませんでした。

豊洲市場の看板や信号機にはまだシートがかけられています。これだけの巨大な建造物が未だ手付かずのまま放置されているのは、理由があるにせよ勿体ないと感じてしまいますね。


片側3車線の豊洲大橋もほぼ完成状態ですが未だ開通せず。それにしても、すぐ近くではコミケも開催されているというのに、豊洲の人ないぶりには驚きます。こんな光景が撮れるのも今だけですし、写真好きな方にはかなりオススメかもしれません(ただし、コンビニ等全くないので、飲み物などの携帯をお忘れなく。私は忘れました…)。

フォトウォークの面々と「何の橋脚だろう?」と話していたのは、湾岸線の豊洲出入り口を延伸した首都高10号晴海線。まるで『Captain & Me』のジャケットのようですね。
首都高、日本最大規模の橋桁架設工事を公開 10号晴海線で湾岸線と晴海ふ頭を直結。2017年度開通予定 - トラベル Watch Watch



Captain & Me

Captain & Me

Amazon

太陽を透かして黄金に輝くススキの穂。

晴海大橋を渡っていたら日本ユニシスのビルとタワマンの間にスカイツリーが見えました。こんな一瞬にもすぐ望遠が撮れる高倍率ズームって楽しい。それにしても描写がカリカリ。

遠く羽田空港から飛び立っていく旅客機を撮るにはさすがに200mm相当は短いですが、サっとカメラを向けてスっとピントの合うカメラとレンズ。これは本当にミラーレスだろうか?と思ってしまいます。

「どこで夕暮れを撮ろう?」なんてウロウロしていたフォトウォーク一行ですが、晴海大橋の上で日没を待つことに決めました。この橋のロケーションったら、東京タワーにスカイツリー、豊洲大橋の向こうにはレインボーブリッジ、なんなら富士山まで付いてきます(笑)

そして美しい夕焼けからマジックアワーまで楽しめる、最高のフォトウォーク日和に恵まれました。画面の右側にかすかに写っているのは富士山です。


一行はそのまま東京方面までバスで移動して、変デジ研究所のろんすた(id:lonestartx)さんとも合流、楽しいカメラおじさんたちの夜はまだまだ続くのですが、そんな模様はこの後にリンクを張っておく、皆様のブログ記事をご覧くださいませ(随時追記予定)。

有楽町あたりの夜景だってなんの苦労もなくピシっと撮れてしまいます。もちろん多重露光だって足を使わずズームでちょいちょいと… 本当にラクすぎてヤバいレンズ。


こんなレンズを使っていたら「写真が雑になりかねない!?」なんて、ちょっとした恐さすら感じつつ(笑)、これは最強のお散歩カメラ、山&旅カメラであると早くも確信してしまったこの日のフォトウォーク。他のレンズたちと上手く使い分けながら、次回はやはり山でその本領を発揮して貰うのが今から楽しみです。

ちなみに購入は今回も確認できる限りの最安値であるオリンパスオンラインショップにて。 フォトパスプレミア会員のポイント15%利用で122,094円という値段でした。

M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO - オリンパスオンラインショップ
オリンパスの「フォトパス」会員になってオリンパス製品を割引価格で購入する方法(2016年版) - 山と旅とカメラのブログ。]

愉快なカメラおじさん達の豊洲フォトウォーク関連記事

最後になってしまいましたが、今回のフォトウォークを企画してくれたタケル(id:sfTKL)さん、豊洲散歩を提案してくれたいのっち (id:ino_null) さん、ビール会からお互いこの日を楽しみにしていたDAIKI (id:daiki_bassist) さん、皆様ありがとうございました。