吉田のうどんが好きです。(2019.6.15:初狩PA上り線の吉田のうどんを追記)
吉田のうどんは山梨県の富士吉田市周辺を発祥とする郷土料理で、武蔵野うどん同様のコシの強さ、硬さが特徴のうどん料理です(その他にも馬肉やスリだねなど)。
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吉田のうどんについては過去数回、ブログで取り上げているので良かったらそちらもご覧くださいませ。過去の写真を見ているだけで、また食べたくなってしまう……。
吉田のうどんがパーキングエリアで食べられるみたい!?
そんな吉田のうどんが好きで、カップ麺の吉田のうどん(吉田のうどんとは別モノだけど、これはこれで美味い)を中央自動車道の八ヶ岳PA(下り)でたまに買い求めてる私ですが……
その流れで購読PA/SAの物販事情を調べていた所、中央道・初狩パーキングエリアの軽食コーナーで吉田のうどんを扱っていることを知りました。
初狩PAといえば中央道の大月ジャンクションから少し下り方面(笹子トンネルに向けての長い登り坂の途中)にある、トイレ、売店、スナックコーナー程度のかなりコンパクトなパーキングエリアです(上下線共に駐車場は30台前後)。
下り線は談合坂をスルーした車が利用するのか、週末は妙に混んでいるPAという印象がありますし、上りは上りで渋滞多発エリアの大月の直前にあるせいかやはり混んでいて、駐車場に泊まりきれない大型トラックなどが、入口出口付近に路駐しているのをよく見かけます。
個人的には中央道での帰宅時(上り線)に休憩や仮眠を取る場合は、その手前の釈迦堂PAや双葉SAを利用することが多く、食事を取るなら釈迦堂SAか談合坂SA(渋滞がない場合)というチョイス。
それらの合間の地点、なんなら意識的に避けていた初狩PAにまさか好物の吉田のうどんがあったなんて……。
via: 初狩パーキングエリア (上り線) 峠の茶屋 - 初狩/おにぎり [食べログ]
吉田のうどんが食べられるスナックコーナーは上り線/下り線の両方にあり、下り線は朝7時から夜21時まで、上り線はなんと朝7時から夜22時までとかなり遅くまで空いているようです。
実は本拠地の富士吉田エリアでも吉田のうどんの店は昼のみの営業だったり、閉店時間が早い所も多く、こんな遅い時間に吉田のうどんが食べられる店はかなり貴重な気がします。
初狩パーキングエリア上り線「峠の茶屋」の「肉天うどん」
前置きがすっかり長くなりましたが、先日長野県の白馬方面に登山に行った帰り、初狩PA(上り線)に立ち寄り吉田のうどんを食べました。
この日は睡眠不足と登山の疲れもあり、長野道のみどり湖PAで仮眠を取って、21時を過ぎてからの到着です。本当にこんな遅い時間まで空いていてくれてありがとう!
初狩PA上り線のスナックコーナー「峠の茶屋」。初めて入りますが、かなり品数が多く充実したメニュー。もしかして、この駐車スペースの少ない初狩PAにトラックがよく停まっていたのは、この峠の茶屋の軽食が目当てたとか?
吉田のうどんらと思しきメニューは「富士吉田の田舎うどん」「肉うどん(馬肉)」「肉天うどん」あたりですが、ここは迷わず「店長おすすめ」マークが付いた肉天うどん(750円)を選びます。おにぎり(手むすび)付きやカツカレーも美味しそうですね……。
きました。かなり「っぽい」見た目。たっぷりのキャベツに……
甘く煮付けた馬肉。
そしてこのどっしりしたうどん麺。
出汁も濃い目の味で(醤油味が濃いのでなく出汁が濃い)これはもうまごうことなき吉田のうどんです。
天ぷら(かき揚げ)はエビやタマネギの他、ニンジン、ゴボウもしっかり入ってます(吉田のうどんはゴボウ天のトッピングも定番らしい)。
そして忘れちゃいけない薬味の「スリだね」。
スリだねは商品提供カウンターに置いてあります。ここのスリだねは「辛みそ」の系統のようです(スリだねは店によって個性がある薬味です)。
個人的には最初は素のまま味わって、半分位食べてから投入するスタイル。
あまり入れすぎると辛味が強くなりすぎるので、お好みで少しずつ溶いていくといいでしょう。今まで食べたスリだねの中では比較的マイルドな辛さなので、上写真の倍くらい投入しても大丈夫でした(個人差があります)。
ごちそうさま。
吉田のうどんにしては、そこまで強烈に硬い麺ではないので、かなり万人受けするタイプでしょうか。いきなり富士吉田エリアの人気店に行くと結構驚く人もいると思うので、気軽に吉田のうどん体験してみたい人には安心してオススメできます。
ノーマルな富士吉田の田舎うどんなら410円からありますが、個人的には肉うどんからを食べて欲しいかな(元のつゆと馬肉からの出汁、そしてスリだねの合わさった後半戦が美味しいので)。
中央道の帰り路に楽しみが増えました
八ヶ岳や北アルプスで下山後に夕飯を食べた日はそのまま帰ってくればいいのですが、遅めの昼を食べた場合(特に冬山は行動中にガッツリ食事しないので)、東京に戻って来て中途半端な腹具合での食事に迷うことが多かったのです。
しかも週末の中央道上り線では大月〜小仏トンネル間でほぼ慢性的に渋滞が発生します(冬はまだマシですが春〜秋は終わってます)。中途半端な時間に突入すると、食事のタイミングが難しかったりします。
しかしながら初狩PAに来れば吉田のうどんが食べられることが分かったので、もう恐い物はなし。安心して渋滞突入前に休憩&腹ごしらえが可能です。
できればそのまま仮眠まで…… と行きたい所ですが、駐車スペースの狭いパーキングですし、そんなときは釈迦堂で21時頃まで時間調整してから来ることにしましょうかね。
ちなみに初狩パーキングの下り線スナックに、また違ったタイプのうどんがあるようなので、こちらも機会があればいつか。
via: 初狩パーキングエリア(下り線)スナックコーナー - 初狩/そば・うどん・麺類(その他) [食べログ]
さらに中央道富士吉田線の谷村PA(上り/下り)でも吉田のうどんが食べられる情報をキャッチ。まあ富士吉田線まで行くなら下りて本場で食べればいいのですが、御殿場方面に抜ける道すがらの利用はアリかもしれませんね。
谷村パーキングエリア(上り) フードコート - 谷村町/カレー(その他) [食べログ]]
谷村パーキングエリア(下り) フードコート - 都留文科大学前/ラーメン [食べログ]
追記:初狩パーキング(下り線)スナックコーナー「吉田のうどん」
先日、夜の時間帯に長野方面に行くことがあって少々小腹がすいていたこともあり、初狩PA下り線のスナックコーナーでも吉田のうどんを食べてみました。こちらが吉田のうどん(550円)、具材はキャベツと馬肉ではなく豚肉、出汁は醤油仕立てですが味噌も足されているみたい?
もちろん吉田のうどんを名乗るだけの太麺です。写真を見ただけで上り線のうどんとはかなり違うことが分かるかと思いますが、これはこれでまた美味しい。吉田のうどんは食べる店によって振り幅がありながら、どこで食べてもしっかりと満足させてくれるのが嬉しいですね。
おまけ:初狩PAの売店も結構充実してました
さて、初狩PA(上り線)ですが食後に売店を覗いてみたところ、なかなか面白い品揃えになっていました。
先ほど食べたスリだね(ばあばの辛みそ)も売ってますし、吉田のうどんの麺各種、さらにご当地商品らしいめんつゆや白だしも並んでいます(これを使うとあの出汁が再現できる?)。
「吉田のうどん麺ロール」気になりますね。
「おおつき納豆」に、ゆるキャン△コラボな「なでしこ作 豚骨煮込みカレー」。
あまり普段から高速SA/PAの売店をそこまで注意深くはチェックしていませんが、甲府あたりの定番土産ともまたちょっと違った感じがして面白いかもしれませんね。