昨日マップカメラのツイートで知りましたが、私も愛用しているオリンパスの防水タフカメラ「Tough TG-5」が生産完了になってしまったそうです。
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— カメラ専門店 マップカメラ【公式】 (@mapcamera) 2019年4月25日
次世代機の情報はまだありませんが……
オリンパスのサイトには現時点では特に記載はありあせんが、公式オンラインショップのコンデジカテゴリからは既に姿を消していて、工事現場用カメラの特別モデル「TG-5工一郎 (こういちろう)」が残るのみ……。ディスコンの情報は本当のようです。
Toughシリーズ|コンパクトデジタルカメラ|オンラインショップ|OMデジタルソリューションズ
オリンパスの防水コンパクトカメラの上位モデル「TG一桁シリーズ」として、フィールド向けのタフ性能と明るいF2.0レンズという基本性能を踏襲しながら、多彩なマクロ撮影機能やGPSを始めとするセンサー類の拡充など、世代を重ねる毎に進化を重ねてきました。
前モデルのTG-4に対してはあえて画素数を1600万画素から1200万画素に下げることでの高感度域の画質向上を狙うなど、一般的にはデメリットの大きい小型の1/2.3型センサーの強みを生かした機種として、他に類のない個性を持っていたのがこのTough TG-5。
現行のセンサーサイズ、広角25mm相当スタートのF2.0レンズを積んだカメラとしては、ほぼ完成形と言えるモデルだっただけに単純に次モデル(TG-6)を期待できるものではありませんが、かといってこのまま市場から姿を消してしまうには非常に惜しい存在です。
一旦現行のTG一桁シリーズをリセットした上で、新たなラインとして(例えば1型センサー、広角強化など)新たな防水カメラの計画があるならばそれは大いに期待したい所ですが、現時点ではメーカー側からもそのようなアナウンスはありません。
今回のTough TG-5生産完了が、オリンパスコンデジ市場からの撤退を意味するのだとしたら、時代の流れとはいえ非常に寂しいものがありますが、決めつけるにはまだ少々早いかもしれません。今年の夏に向けてのオリンパスからの発表を待つことにします。
最後にこれまでTough TG-5を使って撮ってきた写真を少々。
普段使いからアウトドア、海外まで大活躍中のTough TG-5
水中カメラとして使うことは殆どありませんでしたが、気兼ねなく水にザブザブ突っ込めるのは15mのTGならでは。
私の場合は日常使いの「スマホよりも綺麗に撮れるカメラ」としての活躍シーンが多かったように感じます。明るいレンズのおかげで飲食店などの飯撮りも案外得意でした。
夜景とかも手持ちでそこそこ綺麗に撮れます。
そしてTGシリーズお得意のマクロ。
もちろん山のお供としてはOM-Dのサブカメラとして活躍。
100mm相当までの4倍ズームで中望遠レンズ代わりに使うことも。
先日のエベレスト街道では妻に預けていました。
フィッシュアイコンバーターのFCON-T01を装着すると、このようなワイドな写真も防水性能をキープしたまま撮ることができます。
そういえばブログ用の自撮りはスマホアプリ「OI.Share」のリモート撮影機能をよく使っていました(笑) 本体が小さいのでミニ三脚のみでセッティングも楽ですし。
これからも活躍して貰う予定のTough TG-5、もしこのまま次世代機が出ないのだとしたら市場在庫のあるうちにもう1台押さえておく必要があるかも? なんて考えながら、今後の動向を見守りたいと思います。
5/22追記:オリンパス Tough TG-6が発表されました
Tough TG-6 | T (Tough) Series | Olympus
TG-5の後継機となるTough TG-6が海外で発表となりました。ボディデザインはほぼ踏襲されたマイナーチェンジ版といった雰囲気。液晶モニターの解像度が104万ドットに上がった他、水中顕微鏡モードなどが追加されているようです。
個人的に嬉しいのが2倍テレコン(デジタルズーム)の搭載。これによって200mm相当のズーム撮影が可能となります。
新型アクセサリのレンズバリア「LB-T01」や、新型のフィッシュアイコンバーター「FCON-T02」も登場するようなので、OLYMPUSはもう少し今のTGひと桁機を続けてくれるようですね(そしてセンサー大型化などの大幅アップデートは期待できなさそうかも)。
日本国内での発売は現時点では未発表ですが、近日中に何かしらの動きがありそうですね。