久々にAmazonの電子書籍リーダーKindle Paperwhiteを買い換えました(購入は今年9月中旬)。
昨年2018年11月に発売された第10世代モデルのKindle Paperwhite。前回Kindleを買ったのが2016年12月のマンガモデル(第7世代)だったので、約3年ぶりの新型Kindleになります。
- 薄く・軽く・防水になったKindle Paperwhite
- 段差のないフラットディスプレイは傷がちょっと心配?
- プロセッサ、動作速度は第7世代から変化なし?
- IPX8等級防水はやっぱり嬉しい
- 追記:カラーバリエーション3色が追加されました(2020.7.11)
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薄く・軽く・防水になったKindle Paperwhite
もう既に各所で詳しいレビューがされていると思うので、ざっくりと紹介するに留めますが、前世代(第7世代)からいくつか大幅にリニューアルされたのが、この第10世代のKindle Paperwhite。
サイズは縦2mm、横1mm、そして厚さも約1mm薄くなり、全体的に小型化されています。
本体下部のUSBポート、電源部のデザインはシンプルになっています。
重量は実測で23gの軽量化(32GB、Wi-Fiモデル)。
パッと見は大きな変化がなくても実際に片手で操作してみると、小型化と軽量化の効果がよく分かります。特に手の小さな人や女性にはかなり嬉しい変化かも。
そして最も特筆すべきポイントがIPX8等級の防水になったこと。これは「深さ2mの真水に60分沈めても有害な影響がない」というかなり高水準な防水性能なので、風呂や水辺で剥き出しのまま安心して使うことができるのです。汚れたら水道やシャワーで洗っても大丈夫。
防水機能はこれまで最上位機種のKindle Oasisのみの搭載でしたし、重量も遂にKindle Oasisを越える軽量さを実現(これよりも軽いはディスプレイのライト非搭載の無印Kindleのみ)。総合的に見て最も性能、コスト比の優れているKindle端末となったと言えるでしょう。
第7世代との簡単なスペック比較はこんな感じ(重量はカタログ値)。第7世代ではノーマル、マンガモデルの両方で買っていたホワイト設定がなくなってしまったのは少々残念。
モデル | Kindle Paperwhite(第7世代) | Kindle Paperwhite(第10世代) |
ディスプレイ | 6インチ/300ppi/内蔵ライト | 6インチ/300ppi/内蔵ライト |
3Gモデル | ○ | ○ |
防水性能 | × | ○ (IPX8等級) |
容量 | 4GB/32GB(マンガモデル) | 8GB/32GB |
カラー | ブラック/ホワイト | ブラック |
重量 | 205g | 182g |
サイズ(mm) | 169×117×9.1 | 167×116×8.18 |
発売時期 | 2015年6月 | 2018年11月 |
段差のないフラットディスプレイは傷がちょっと心配?
さらにディスプレイと周囲のベゼル部分にあった段差がなくなりフラットデザインになっています。段差部分に埃が入り込むことがなくなった利点もありますが、ディスプレイ側を下向きに置いた場合などに傷が付きやすくなったとも考えられるので、これまで心配したことがなかったディスプレイの傷には注意した方がいいかもしれません。
本を読む際はこのベゼル部分の段差を指を当てるガイドにして、ページめくりの際に指先を少し転がす感じでページめくりをしていたので、意外とこのフラットディスプレイに慣れなかったりもします(笑)
念のためこれまでKindleでは一度も貼ったことがない保護フィルムでも貼っておきますか。
ちなみに、せっかくの本体の軽さや防水性能を最大限に活かすため、今回は本体ケースは使わない予定。
プロセッサ、動作速度は第7世代から変化なし?
Kindleシリーズはプロセッサの型番、性能が公開されている訳ではありませんが、Amazonの製品ページを見ても今回は処理速度やページめくりの速度の進化についての言及はありません。
第7世代の登場時は「(前世代から)33%速くなった快速ページターン機能や連続ページターン機能」を大きくアピールしていましたが、今回はサイズと防水の進化がトピックのよう。実際に使ってみても、第7世代Kindle Paperwhiteとは特に違いを感じません。
それどころか連続ページターン(押しっぱなしで高速でページをめくる機能)の速度を第7世代と第10世代(マンガモデル)で比較すると、何度同時にスタートさせても第7世代が勝ってしまいます(笑)
Kindle Paperwhite 10G、連続ページターンは何度やっても前世代に負けてしまう(左右入れ替えても)。容量も同じ32GBなのに… pic.twitter.com/THagXbS5XE
— OKP (@iamadog_okp) 2019年11月2日
条件等を完璧に揃えて検証した訳ではありませんし、処理速度が下がった……とは考えたくありませんが、少なくともプロセッサ周りは特段の進化はないと考えても良さそうです。
普段からスマートフォンの操作に慣れているとタッチに対する反応速度など、もう少しなんとかならないかと思ってますが、コストの兼ね合いも含め現状のE inkの限界だったりするのかもしれませんね。
IPX8等級防水はやっぱり嬉しい
個人的にはやはり本体のみでの防水が最も嬉しい。第7世代まではお風呂で読書をしようと思ったらジップロック等を使って保護する必要がありましたが(それが面倒くさくて防水のiPhoneを使っていたぐらい)、これからは安心してお風呂読書が捗ります。
というかスマートフォンに続いて電子書籍リーダーまで防水になってしまったら、いくらでもお風呂で過ごせてしまうので、すっかりのぼせてしまいますね。
水を気にしなくていいということは登山のテント泊のお供にする際もジップロックは不要。まあこの場合は本体の保護も兼ねて携行時には結局ジップロックを使ったりしそうではありますけども……?
今回も入れ替えになっただ7世代のKindle Paperwhite(マンガモデル)は、妻の元へと。このパターン何度目だろう……(今妻が使ってる第7世代Kindle Paperwhiteのノーマル品もそれ)。
追記:カラーバリエーション3色が追加されました(2020.7.11)
Kindle Paperwhiteにカラーバリエーション3色が登場しました。これまでのブラックに加え、「プラム」「セージ」「トワイライトブルー」の3色、容量は8GBと32GBから選べ、現時点では広告つきモデルのみの販売となっています。
Kindle Paperwhite 防水機能搭載 wifi 8GB プラム 広告つき 電子書籍リーダー
- 発売日: 2020/06/10
- メディア: エレクトロニクス
Kindle Paperwhite 防水機能搭載 wifi 8GB セージ 広告つき 電子書籍リーダー
- 発売日: 2020/06/10
- メディア: エレクトロニクス
Kindle Paperwhite 防水機能搭載 wifi 32GB トワイライトブルー 広告つき 電子書籍リーダー
- 発売日: 2020/06/10
- メディア: エレクトロニクス