先日、映像事業の売却を発表したオリンパスですが、そんなオリンパスのレンズを買いました。
ちなみに、公式からの発表ではありませんが、新会社の元でも「オリンパス」の名前は使えるとの情報も……(別会社となる企業名でもあるので、使用期限などあるかもしれませんが)。
《カメラにOLYMPUSの名前は残る》
— 八百富写真機店 ヤオッター (@yaotomicamera) 2020年7月3日
今朝はOLYMPUSさんの日本の営業責任者様から今回の事業譲渡のご説明を頂戴する。一通り説明をお聞きした後、最も気になっていた事をズバリ質問すると
「OLYMPUSの名前は使えるのですか」
お答え
「はい!今まで通り。OLYMPUSです」
めちゃめちゃほっとした! pic.twitter.com/NoeuKSbVgF
色々と気になることはありますが、長年信頼して使っているメーカーの製品なので、これからも使い続ける予定ですし、できる範囲で応援していければと思っています。
定額給付金を何に使おう?
さて、6月の頭に申請していた10万円の定額給付金がようやく振り込まれました。そして見計らったかのタイミングで、オリンパスのオンラインショップでフォトパスポイントが最大25%まで使えるキャンペーン(プレミア会員限定)がスタートしました。在庫一掃セール…… ではないですよね?
このキャンペーンにE-M1 Mark IIIが対象になってなかったのは不幸中の幸い(誤用)ですが、以前から気になっていたPRO単焦点レンズが10万円を切る価格になったこともあって、「これは丁度いい給付金の使いみちでは!」と即注文しました。
実を申しますと、本業において現在のコロナ禍の影響をかなり受けてしまっている私ではありますが、苦しいながらも給付金の支給が決まってからは経済を回すべく有意義に使うぞと、スマートフォンを買い換えてみたり、もう少し余裕はあるなとタムロンのレンズを買ってみたり、外付けのSSDを買ってこれでだいたい10万ちょいといったところ。そして今回のPROレンズ…… うーん、計算合ってるかな?
しかしまあ新しいレンズが届いてみれば、ただただ嬉しいので良しとしましょう。使った分は頑張って取り戻せばいいのです!?
OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 17mm F1.2 PRO
ということでオリンパスのM.ZUIKO PROレンズ、F1.2単焦点シリーズの17mmです。
今までも何度も買おうか迷っていたレンズで、焦点距離的にはパナライカの15mm F1.7(30mm相当)もあるし、EマウントのSEL35F18F(これがまた良いレンズ)だってあるものなぁ……なんて。
F1.2の明るさはOM-Dなら手持ちで星も撮れるかも、でもそれならパナライカ12mmの方が面白いのでは…… みたいな葛藤もあり、パナライカ12mmと交互に何度もカートに入れたり出したり。
しかし結局まんまとフォトパスの罠に釣られました。後悔はありません!?
PROレンズの単焦点三兄弟(17mm、25mm、45mm)では、既に45mmを使っているのでこれで2本目。最も評判のいい標準画角の25mmは、色々迷ってパナライカ ズミルックスの25mm IIを買ってしまったし、かなり満足しているので別にいいかなと。
35mmフィルム換算で34mmの順広角は以前は苦手意識があったものの、Eマウントで35mmを使うようになって結構好きになってきた画角。
付属品等はいつもどおりなので流します。
付属フードは花形。外観が同じな45mmとはフードで見分けるのが良さそうかな。「マニュアルフォーカスクラッチ機構」についてはもう触れなくてもいいですよね……(写真撮り忘れてた)。
重量は390gと単焦点でもPROレンズはマイクロフォーサーズレンズにしては重め。「軽くて寄れてよく写るSEL35F18Fなんて280gなのに……」と、それもなかなかこのレンズを買わなかった理由のひとつ。
まあ、E-M1 MarkIIとのバランスは抜群です。
順広角の17mmPROと中望遠の45mmPRO、この2本だけで(山だと広角が寂しいですが)かなりのシーンに対応できてしまいそう。「マイクロフォーサーズ(特にOM-D)はズームレンズ派」を公言していた私ですが、45mmPROを使ってしまってからは、やっぱり単焦点いいよね……と。
しかも開放F1.2の明るさと「美しくにじむボケ」を売り文句にしたF1.2のPRO単焦点シリーズ。これまであまりボケ表現は重視していなかった私ですが、PRO単焦点のボケの美しさはやはり魅力的に感じますし、そんなボケ味を活かせる絞り開放でもピント面は甘くならないのもこのフォーマットというかPRO単焦点の魅力です。
フィルター系は62mm。MFTの軽量単焦点では保護フィルターは使わないのですが、さすがにPROレンズだと使ってしまいます。保護の目的もですが、積極的に雨の中でも付けるよう撥水効果のあるフィルターを使いたいことも併せて。
ファーストショット的な試し撮り
使いやすい画角。綺麗なボケ。歪みなく隅々まで安定した描写。うん、知ってた。
梅雨時期ということもあってさっそく試し撮りから雨に濡れてしまいましたが、そこはOM-Dとの組み合わせなら大きな安心感があります。
屋内でのテーブルフォトにはやや広いですが、PRO単焦点シリーズいち寄れる(0.3倍相当)のでかなりの万能選手かも。ちゃんとした作例はまたじっくり使ってから改めて。
まずは購入報告でした。
M.ZUIKO DIGITAL ED 17mm F1.2 PROの主な仕様
交換レンズ M.ZUIKO DIGITAL ED 17mm F1.2 PRO | 交換レンズ M.ZUIKO PRO | オリンパス:カメラ、オーディオ、双眼鏡
- マウント:マイクロフォーサーズ
- 焦点距離:17mm(35mm判換算34mm相当)
- レンズ構成:11群15枚(スーパーEDレンズ1枚、EDレンズ3枚、ED-DSAレンズ1枚、EDAレンズ1枚、スーパーHRレンズ1枚、非球面レンズ1枚)
- 開放絞り-最小絞り:F1.2-F16
- 最短撮影距離:0.2m
- 最大撮影倍率:0.15倍(35mm判換算0.3倍相当)
- フィルター径:62mm
- 絞り羽根:9枚(円形絞り)
- 最大径×全長:Ø68.2×87mm
- 重量:390g
- フード:付属(LH-66C)
- 希望小売価格: 180,000円(税込198,000円)
購入報告に次いでこちら……。