I AM A DOG

途方に暮れる 犬とよばれる でも生きてゆく

カワセミの恋の季節を少し覗いてきた

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東京のカワセミたちに恋の季節がやってきました(NHK『ダーウィンが来た!』風……)。


ペアになりそうなカワセミがいた!

少し前のこと、いつも鳥見散歩をしているコースのとある場所に*1、カワセミのオスとメスの姿がありました。私がカワセミ探しを始めたもう少し寒い時期には、オスでもメスでもお構いなしに縄張り争いをする姿を見ていたので、2羽の個体がすぐ近くに居て縄張りから追い出す行動をしてないということは、これは繁殖期を前にしたペアになりそうな気配と考えて良さそうです。

メスがとまっている近くにオスが飛んできてとまってみたり、お互いに鳴いてみたり、求愛行動をしているようで、微妙に縮まらない2羽の距離!?

その間もメスは止り木から少し離れてエビを取りに出かけたり……

オスも水浴びをしたり(ただの狩り失敗かも?)、それぞれに自由な感じ。

再び接近。クチバシが上下ともに黒いのがオス。下側が赤いのがメスです。

場所が入れ替わっています。周囲の糞がすごいのでここ数日定位置になっているとまり木のようです。

オスが飛んだ。

入り組んだ木の奥にいるメスの元へ……

と思ったら飛び去ってしまったり……。

この日はかなり長い時間このような2羽の求愛行動になるのか微妙な(?)付かず離れずな光景が見られていたのですが、徐々にギャラリーが増え、立入禁止の場所に侵入して撮影する人たちまで出始めたので、興ざめしてしまい引き上げることにしました。平日だったのですが、しばらくこの曜日は避けることにするかも。

これはもう付き合っているのでは!?

それでもペアの様子が気になって翌日に再び訪れてみました。前日の場所は朝は気配はなかったものの、少し離れた場所で見かけたオス。カワセミの縄張りの広さを考えたら同じ個体の可能性もありますが。

しばらく違う場所で別のカワセミを観察していたのですが(前回の記事GX7MK2の記事など)、少し日が高くなった頃に戻ってみたところ恐らく昨日と同じ2羽が急接近していました。


巣穴の付近の川辺で交互に相手に飛び回って求愛行動をしているのか、何なのか……? というかこれはもうアピール段階でなくこの2羽、既に付き合っているのでは!?


新居なのか元々のどちらの巣なのか、互いが巣穴の入り口と川を行ったり来たり。常にオスが飛び回っている訳でもなく、メスも同じように巣穴と川を行ったり来たり……。




このペアは既に交尾をすませているのか、求愛行動の段階なのかは分かりませんが、非常に面白い光景を覗かせて貰いました。『ダーウィンが来た!』ならまさに、第2章は恋の季節が到来…… のアレ。


写真は川の対岸のさらに護岸の上から撮っているので、かなりトリミングしていて画質もこの通りですが、東京都内の家から近所の川でこんな光景が見られるなんて、今まで全く知りませんでした。

週末にはかなり激しい雨と風があったので、この2羽がどうなったか気になったのですが、今週見に行った際は、少し離れた場所にそれぞれオスとメスの個体を確認できたのみで、ペアでの行動は見ることができませんでした(今週の写真はまた別のときに)。

今後、ヒナや子育ての姿なども見られるようなら嬉しいのですが、比較的目につく場所ということもあって、日によってはマナーの悪いカメラマンの姿も目に付くようになりました。
恐らく毎年繰り返されていることなのだと思いますが、こちらはそのような光景に慣れたいとも思いませんし、周囲がざわついてきてこちらがストレスに感じたら立ち去るようにしています。せっかく楽しくなってきた野鳥観察ですし、今はなるべくおかしな人の少なそうな曜日や時間帯を探しているところ。運が悪かった日は諦めて、気分転換として別の場所を歩くようにしています。

せっかく街中からすぐの場所で見られる貴重な自然の営みですし、こちらもあまり無理をしたり人と競うような観察、撮影はしたくありません。静かに覗かせて貰う気持ちで、それが難しいと感じたら素直に引き下がるぐらいのスタンスが良さそうです。

こんな記事もあります

*1:見る人が見れば場所の特定は容易かもしれませんが、しばらくは撮影場所に関する記述は控えます