今まで殆ど使ったことがなかった市販のパスタソースをこの1ヶ月ほど積極的に使っています。
きっかけはこちらのソレドコ記事を読んだこと。
この記事に自分はこんなブコメを付けました。
「和えるだけパスタソース」は手間なくおいしい! 130品以上を実食してきた私が本当にイチオシしたい14商品 - ソレドコこの手のソース、1人前乾麺100g弱想定ばかりで若い頃は全然足りないので食べたことがなかった。食べる量が減ってきたので試してみよう
2021/02/10 17:01
そう、この手のパスタソースって圧倒的に量が足りない。以前はパスタ乾麺120〜150gを基準に食べていた私。1人前100g想定のパスタソースを使うと、ソースや味が薄くなって物足りない。パスタの量を減らすと食べ足りない。といった理由もあり、この手のパスタソースを買うことはありませんでした(そもそもパスタは茹で時間が暇なので、その間に作れるレベルの調理なら大した手間ではないですし……)。
レトルトのソースもごくごくたまに無印やKALDIで買うことはありましたが、当たり外れが激しかったり(外すと結構キツい……)、リピートするほどのソースには出会えていません。
例外的に常備しているのが名古屋のあんかけスパゲッティの「ヨコイのソース」。味が好きなのもありますが、1人前のレトルトソースでパスタ120g程度ならきっちり味が回るだけの量があります。
しかしいつの間に私も歳を取り、この1年は外出の回数が減ったこともあって、あまり量を食べすぎないよう気を使うようになりました。パスタも気持ち程度ではありますが乾麺100g〜110g程度まで減らしてますし、それなら和えるだけのパスターソースを使っても良いかもしれない?
妻のテレワークも1年を過ぎ、ランチを1人分用意するのも2人分用意するのも対して変わらないものの、自分1人だけで好きなものを作って食べ、気まぐれに外食をしていた頃に比べたら、どうしても毎日昼頃になると「何か考えなくては(用意しなくては)」的なプレッシャーがあるのも事実……。
レンチンのみで食べられるコンビニ冷食などもストックしていますが、結構シャレにならないカロリーだったりして、やはり適当なパスタ料理を作ることが多いのです。
前置きがすっかり長くなりましたが、そんなことで「和えるだけパスタソース」を最近になって(ほぼ)初体験することになった私。まずは、ド定番らしいキューピーとS&Bの「たらこ」を買ってみました。先のソレドコ記事のブコメでも、この2つのソースの安定感に関するものが多かった気がします。
やはり食べ比べしますよね。
結果は「どちらも美味い!」。確かに定番になるのも頷ける安定感があります。S&Bの方が少し塩気が強く、キューピーはバターの風味が強いですが、交互に食べ比べれば違うものの、どちらも美味しいことには変わりない。これなら手抜きランチのローテーションに十分に加える価値がありそう。
たらこソースは美味しいことが分かったので、続いて少しバリエーションを広げてみます。
「S&Bツナしょうゆ風味」。いわゆるツナマヨ系ですが、これもなかなかに美味い!
パスタに限らず炭水化物に「塩と油」を足せばだいたい美味い。さらに旨味成分が加われば間違いない。これは椎名誠の「マヨネーズ醤油かつおぶしスパゲッティ」時代から不変の事実…… ではあるのですが、何度も繰り返し作りたい、食べたいとなると話は別。これは余裕でリピートできる!
各所で評価の高い「キューピー ミートソース フォンドヴォー仕立て」。和えるだけソースではありますが、レトルトソース寄り。和えるだけソースのパッケージにはたいてい「ソースを温める必要はありません」と書かれているのですが、さすがにこれは軽く湯煎しておいても良い気がする。
どうなんだろう、ソースは美味しいと思いますが、どうしても肉成分が寂しいのでミートソースパスタを食べてる気分にはならない気もする。ミートソースっぽい雰囲気を手軽に味わえる何か。
ちなみに、ミートソースは土井善晴さんが「きょうの料理」で紹介していた「フレッシュトマトのミートソース」がパスタの茹で時間程度で作れて満足度がめちゃ高いです(NHK公式サイトには残ってませんが、ググれば再現記事がたくさん見られます)。
ちなみにこのキューピーミートソース、ラザニアを手っ取り早く作る際に、缶やレトルトのミートソースよりも分量の調節がしやすいので使いやすかったです。
「S&B明太子ペペロンチーノ」。うーん、微妙かな。
「S&Bツナしょうゆ風味」(と写真はないけど「S&B生風味たらこ」)をリピート。
ツナしょうゆは仕上げに鰹節を加えると完成度が上がることに気づく。ツナマヨおかか最強。
また少し手を広げてみます。
「S&B生風味からし明太子」。最初の記事のブコメ等でも「たらこ」と2大人気だった「明太子」。結構辛め。それなりに美味しいですがたらこの完成度には一歩及ばずかな。これなら少し手間を掛けても、自作の明太子パスタを私は選びます(明太子は常に冷凍で大量に在庫しているので)。
「キュピー だし香る納豆」。フリーズドライ納豆のトッピングはカリカリの状態で食べるのが正解なのか……? 食べているうちに徐々にしっとりしてくるものの、カリカリ納豆にやや解せないものを感じます。納豆スパゲッティも大した手間じゃないので自分で作った方が良いかも。
「キューピー だし香る 和風カルボナーラ」。確かに和風カルボナーラと言われれば和風カルボナーラなのか。ふりかけっぽいトッピングをどう受け止めるか…… パスタにバターを絡めてご飯用のふりかけをかけたら、まあそれなりに美味しくなるだろうなぁ、みたいな。この手のソースはふりかけやお茶漬けの素、ドレッシング、○○のタレ系の親戚みたいなものがたくさんある。
もちろん和えるだけソースを使わない日もある。食べたいもの作るものがイメージできていれば、作る手間はあまり気にならないんですよね。何を作るか考えることすら放棄したいときに、この手のパスタソースを使うのが自分の場合は正解な気がします。
和えるだけパスタソースの中では少し高級路線?の「青の洞窟 ジェノベーゼ」。
これは結構アリかも。バジルの香りやコクを強く感じる訳ではないですが、チーズの塩気も強く、ジェノベーゼっぽいスパゲッティを食べている気になります。追いチーズしながら食べると更に良。濃いめに食べたいならパスタの量を減らして80g程度で作るか、贅沢に1度に2人分使ってしまうのもありかも……。
で、結局ここに落ち着きました。私の好みだと繰り返し食べたいと思ったのは、今の所この2種(たらこはキューピーでも良いけど、S&Bの方が安いので)。気力さえあれば、自分好みの適当なパスタを作ることはできるので、気力がないときに手軽に使えてかつ満足できる味となると今の所これ。後は「青の洞窟 ジェノベーゼ」はまた買っても良いかも。
今後もスーパーなどで気になるソースがあったら、なるべく積極的に試してみることにします。リピートするほど気に入ったソースが見つかったら追記します。
S&B 生風味スパゲッティソース ツナしょうゆ風味 81.4g
- メディア: 食品&飲料
追記:ピエトロ おうちパスタ ごま醤油ガーリック
ブコメとTwitterでも教えて貰ったのですが、ピエトロ(ドレッシングは常備)の「おうちパスタ ごま醤油ガーリック」を試してみました。最初ソースを味見したら、叙々苑ドレッシング(叙々苑 野菜サラダのたれ)と味と構成がそっくりなことに気づきました(笑)(叙々苑ドレッシングの方が油分多め)。
恐らく、ごま油、チューブニンニク、醤油、旨味(白だし等)、白ごま……等、で再現できそうなソースですが、その辺りの手間を省く「パスタ用合わせ調味料」といった感じでしょうか(ドレッシングや「○○のタレ」あたりのジャンル)。さすがに具材抜きの調味料のみでは寂しいので、和えるだけパスタソースとは少し違うジャンルかもしれません。
初回なので(ツナ缶を入れたい気持ちを抑えつつ)マッシュルームのみで試しましたが(うずら卵は残っていたのでおまけ)、ニンニクごま油風味の王道和風パスタ路線で安定感のある美味しさですね。
具材はしめじ&ベーコン、ツナ缶あたりは鉄板で、あとはアサリを使うと和風ボンゴレビアンコって感じでかなり美味しそうです(今度やろう)。野菜だとキャベツも間違いなく合うでしょう。
ピエトロ おうちパスタ ごま 醤油 ガーリック 180ml 2個セット
- メディア: その他