4月の頭から「いびきラボ」なるスマートフォンアプリで就寝時のいびきを記録しています。
「いびきラボ - いびき対策アプリ (SnoreLab)」をApp Storeで
ある朝、目が冷めたらら妻がベッドにおらずに廊下で寝てました。どうやら私のいびきがうるさくて寝られずに避難していたそう。
昔から自分がかなりいびきをかく方というのは知ってましたし、妻も10年以上一緒の部屋で寝ているのでそれなりに慣れているようですが(だいたい私の方が寝付きが良く先に寝てしまう)、それでも逃げ出すのは相当のことです…… 寝付きの悪い日ではあったようですが、さすがに気の毒。
実はその少し前に、外食の際に噛み合わせが悪かったのか顎の関節を痛めてしまい、恐らくちょっとした顎関節症だと思うのですが(開閉時にゴキゴキという異音と、痛みで奥歯を噛みしめることができない状態)、しばらく片側の奥歯で力を入れて噛むことができなかった時期のこと。この顎関節症っぽい症状は数年に一度発生することがあって、だいたいは数日から1週間ほどで治ってしまうので、診察を受けたこともなかったのですが、なんとなく自分の睡眠時のいびきなとの関連が気になるようになりました。
顎の具合が悪いから一時的にいびきが酷くなっているのか、そもそも何か睡眠時に問題があるせいでいびきをかきやすいのか……? 睡眠に関しては基本的に毎日寝付きも良い方ですし、会社員を止めてからのここ何年かは寝ても疲れが取れないといったこともなく、特に自分の睡眠に問題を感じることはありませんでした。
ただし、万年アレルギー性鼻炎持ちで1年のかなりの時期で鼻詰まりを抱えていたり、歯並びの悪さもあり前歯から奥歯までの全ての歯を同時に噛み合わせられないなど、いびきや睡眠の問題になりそうな懸念も抱えている私の体。
ということで使い始めたのがiPhoneアプリの「いびきラボ」。就寝前にセットしておくことで就寝中にかいているいびきの様子を記録してくれるアプリ。録音もしておくことができます(設定によって一部から全部)。寝ている間はずっとアプリが記録を続けているので、モバイルバッテリーを繋ぎながら使うことが推奨されています。
そんないびきラボを使い始めてすぐの記録がこちら。
一晩の間に何度も大きないびきをかいている様子が見事に可視化されています。
「いびきスコア」はこのアプリ的な参考値のようですが、25ぐらいが一般的とされる中で、40台から最大で88とかなり高い数字が並んでいます。就寝中に何度も「大きめ」や「激しい」いびきをかいているのが確認できますし、録音を聞いてみるとまあウルサイこと(さすがにお聞かせできるものではない)。
妻に確認するとまさに「そうそう、こんな感じだった」ということで、このようないびきが続くようならやはり口腔外科や睡眠外来の受診を考えた方が良いのかもと思いつつしばらく録音を続けてみることにします。
顎の調子が悪い状態はそこから数日間続いていましたが、その間はいびきの状態は改善せず。
以前から鼻詰まりの酷い花粉症シーズンなどに使っていて、使うと確実に鼻の通りが良くなることを感じられるブリーズライト(鼻腔拡張テープ)を使ったりもしたのですが、特別いびきが治まる訳でもなく、どうやら鼻の通りといびきにはそこまで関係がなかったようです……?
しばらくすると顎の痛みはすっかり取れて、妻が逃げ出したのも結局1度きりのことで、たまに思い出してはいびきラボで記録をする程度になっていたのですが、記録を始めた当初に比べるといびきスコアの数字は徐々に小さくなって行きました。いびきスコアも20前後の日が殆どになってきました。
現在ではかなり数字も落ち着いていて、睡眠中に一時的に大きないびきをかく時間帯はあるものの、平均すると静かな状態や軽めのいびきをかいている時間が大半になっていました。特に何か習慣を改めたり、寝方を変えたりしたこともありません。
結局4月頃の状況がかなり特殊だったようで、やはり顎を痛めていたことが原因だったのか、花粉症シーズンだったことも関係するのか……?
いびき対策についての受診をするタイミングもすっかり失ってしまいましたが、なんとなく気になるのでしばらくもう「いびきラボ」での記録は続けてみるつもりです。
アプリの無料試用期間が終わると1日置きでしか録音ができなかったり、色々と機能制限もあるので現在はサブスク課金して使っていますが、このアプリを使って分かるのはあくまで自分の就寝時のいびきの状態と記録だけ。要因が分かる訳でも具体的なアドバイスがある訳でもないので、結局は専門家への相談が必要になるとは思いますが、自分の就寝時のいびきや、その変化を可視化することで認識するには面白いアプリだと感じています。