EcoFlowポータブル電源で使えるソーラーパネルを買ってみました。
先日、このブログで紹介したEcoFlowのポータブル電源「RIVER 」。3月の大規模停電を経て、自宅に常備する防災グッズとして揃えたものです。非常用なので普段は使うこともないのですが、ポータブル電源を長期保管する場合は満充電にはせず残量60〜80%程度で保管するのが良いそうです。
緊急用だからと容量の少ない(コンパクトな)モデルを選んだのに、さらに少ない残量で保管するとなると、いざというときに少々心配かも……。RIVERの特徴でもある容量拡張バッテリーを付け足すことも考えましたが、せっかくいい感じの保管スペースに収まっているので、これ以上大きくなられても微妙です。
そんな折にEcoFlowのソーラーパネル(ソーラー充電器)がセール価格になっていたので買ってみることにしました。ソーラー充電器はAnkerのポータブルタイプのものを持っていて、コンセントからの電源が取れない長期トレッキング中に大活躍してくれた経験もあるので、拡張バッテリーより長期の停電対策には使えるかも?
ちなみにEcoFlow製品はAmazonや楽天で比較的よくセール価格になるので、急がない限りはセールのタイミングを待つのが良いと思います(多分今も楽天でセールになってるはず?)。
購入したのは60Wのモデルで、この他に110W/160W/220Wと発電量の大きなモデルも存在しますが、容量がそこまで大きくないRIVERやRIVER miniに組み合わせるなら最も小さい60Wモデルで十分かなと。
二重になったダンボールで、なかなかしっかりとした梱包で届きました(写真は内側のダンボール)。輸送中にパネルが割れたりしないような配慮でしょうか。
結構ズッシリした重さがあり、公式ショップによると重量は4kgと記載されていますが、そこまで重く感じなかったので手持ちデジタル吊るし秤で計測したところケース込みで3.3kg程でした。ポータブルではありますが移動は車が前提のアイテムになりますね(そもそもポータブル電源が5kg〜の重量がありますし)。
布製のケースの他にメーカー保証書(1年)と簡単な取扱説明書も付属しています。
ケースの中には二つ折りになったソーラーパネル。B4見開き(つまりB3)よりも少し大きいぐらいのサイズがあります。ケースサイズで実測43×55cm程度でしょうか。
パネルを開いてみました、サイズは仕様によると81.5×53.7×2.0cm、まあまあな大きさです。ケースに収納しても厚みは3〜4cm程度と薄いので、普段は部屋の隅にでも立て掛けておけば良さそうです(普段は見えないソファーの裏にでも置いておきます)。
ケースと付属のカラビナを使うことで、斜めに立てて自立させることができます。庭や日当たりのいいベランダ、屋外で使用する際はこのスタイルが良いでしょう。
RIVERに充電する際にはRIVERに付属していたソーラーパネル用のケーブルとパネル側のケーブルを接続します。2枚のパネルを並列で接続させることもできるようです。
自宅ベランダでソーラーパネルを使ってみた
我が家のベランダは床に置いてしまうと、時間帯によっては常にパネル全体に日光が当たる訳ではないので、おもちゃのカラビナ等を組み合わせて物干しから外に向けて吊り下げるように使ってみました。
この方法なら南向きのベランダではほぼ一日中日光を全面に受けることができるはず。
そこそこに晴天の中で広げてみたところ、RIVER側で45Wの発電を確認しました。
発電量は日当たりによって上下しますが、このときは1時間程で10%強充電されました。
付属の取説によると60WのパネルでRIVER(288Wh)をフル充電するのに6.5〜13時間掛かるそう。1時間10%程度と考えれば妥当な時間だと思われます。
実際には晴れていても太陽が雲の中にあったりするだけで発電量はかなり落ちてしまいますし、常に最高の日当たりが確保できる訳でもないので誤差はあるかと思われますが、防災用途、或いは屋外使用時の継ぎ足し充電などにはそれなりの性能を期待できそうです。
翌日にも改めてパネルの設置方法(向き)を変えたりして試してみましたが、ハッキリ日向と日陰が分かれる程度の光量があっても、太陽が雲の外に完全に出てないと発電量は10W以下から最大でも25W程度と前日よりも低かったです。やはり日当たり(というか光量)はかなり重要ですね。
今度は1時間で5%程度と一気に充電速度は落ちてしまいましたが、お天気と充電時間の目安はある程度付きました。例えば日中の10時間ずっと空が快晴、というのはあまりない条件だと思うので、晴れの日でも日中にRIVERが50〜60%充電できれば、まずまずぐらいに考えておくのが良いのかも?
とりあえずこのソーラーパネルと太陽さえあれば電源は何とかなることが分かりましたし、安心して(?)EcoFlowの残量を80%程度まで落として保管することができそうです。RIVERの記事でも書いたように車を使った充電もありますし、長期間の電源喪失を伴う災害は人生でまだ経験がないレベルではありますが、この国で暮らしている以上(しかも相模トラフ沿い)、準備をしておくに越したことはないでしょう。
ポータブル電源にせよソーラパネルにせよ、使わずに済めば何よりな防災用品ですが、せっかく持っているのに使わないのもそれはそれで勿体ないですね。かといってAC電源を使うようなキャンプには縁がなさそうですし、よほど長期の車中泊旅行でもしないと、実際の出番はなかなか巡ってこないかもしれません。