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色褪せしたユニクロのロールアップパンツがもう買えないので染め粉「みやこ染め コールダイオール」で染め直し

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自宅で洋服の染色(染め直し)をしてみました。

愛用のハーフパンツが色褪せてしまったけど、もう売ってない?

夏時期のユニフォームのようになってるユニクロの3/4丈カーゴパンツ「ロールアップスリークォーターカーゴ」。短パンほどカジュアル過ぎない膝下丈で、自宅用から買い物や散歩にも丁度良い。


2年前に買い替えているのですが、昨年は見かけなかったこともあり(ユニクロサイトのレビューを見ても昨年、今年と出てなさそう?)買い替えができず、手持ち分の色褪せがかなり進んでしまいました……。

特に色褪せが目立つのがネイビー、昨年シーズン終わりの時点でかなり厳しい状態でしたが、翌シーズン(今年のこと)に買えなかったら困るので一応取っておきました。

元が濃いネイビーだったこともあってかなり色褪せが目立ちます……。部屋着としてならまだしも、さすがに買い物など外出時に着るには少々気恥ずかしい色褪せっぷりです。
新たにドライ素材の短パンなどは買い足したものの、良い感じの代替品も見つからないので、自分で染め直してみることにしました。

桂屋ファイングッズ 「みやこ染 コールダイオール」

使った染め粉はAmazonで売っていた桂屋ファイングッズ「みやこ染 コールダイオール(ネイビーブルー)」(500円)。1個でTシャツ2枚(約250g)が目安とのことなので、短パンなら十分そうです。

さらに植物繊維を染める場合には色止め剤が必要とのことで、同じ「みやこ 染色止剤 ミカノール」も購入、50mlで440円でした。こちらは3回分ぐらい使えそう。
コールダイオール 20g ネイビーブルー|みやこ染|創業1890年。日本生まれの染料、顔料ブランド
色止剤ミカノール 50ml|みやこ染|創業1890年。日本生まれの染料、顔料ブランド

コールダイオールを使った染色については桂屋ファイングッズの公式サイトに詳しい動画がありました。私は知らずに、付属の説明書を読んで作業をしましたがまあそこまで間違ってなかったかと。

【公式】コールダイオール - みやこ染|創業1890年。日本生まれの染料、顔料ブランド

コールダイオールでハーフパンツ染色 実践編

普段、洗い物などを放り込んでいる樹脂製のバケツ。念の為45Lポリ袋で保護しておくことにしました。やっておいて良かった気がします(染め液が濃い状態で付いてしまうと落とすのが結構大変です)。

染め粉を500mlの熱湯に溶かしてから、全体で7.5L程度になるようにお湯で薄め、60gの塩を投入してよく混ぜます。綿や麻などの植物性の生地を染める際には塩、動物性の素材や化繊の場合は酢を使うそうです。

この作業は手袋をしないと指も染まってしまうので注意。指に付くと洗剤等ではなかなか落ちません。

染液が全体に行き渡るように何度かかき混ぜつつ30分ちょっと漬け込みます。

染め液が結構たっぷりある感じなので、同じく色褪せ気味だったユニクロ「ドライEXウルトラストレッチアンクルパンツ」も追加で投入しました。このアンクルパンツも似たモデルは現行であるのですが、微妙な方向にマイチェンされてしまっていて(もうただのジャージというか?)、古いモデルの方が気に入っているのです。

染め液は水を一緒に流しながら捨てるようにとの指示がありましたが、風呂場だと樹脂に色が付いてしまいそうなので、洗面所にて作業。水で軽くすすいだ後、中性洗剤を使って1回だけ洗い水ですすぎます。色止めを行ってないからか、洗うほどに色が出てくる感じ。

作業をした後の洗面所。こうなると洗剤ではなかなか落ちませんがキッチンハイターを使えばすぐに落ちます。樹脂製のバケツやボウルを使うと、色が沈着しそうでちょっと恐いですね。

色止め作業も再びバケツ+ポリ袋で行いました。

なるほど、確かに色が落ちにくくなってます。2度ほど水洗いしたらかなり透明。色止剤の効果、すごい。

一旦陰干しします。

乾燥してから、再び洗濯機で洗剤を使って洗って、目立った色落ちがないことを確認して完成としました。

染め上がり、結構いい感じに仕上がったかも?

光の都合で明るめのネイビーに見えますが、購入当時の写真にかなり近い感じの濃紺になりました。

染色したものは他の衣類と一緒に洗わない方が良いそうですが、洗濯中の水の色を見てる限り恐らく大丈夫そうかな? 新しいデニムとかの方がよっぽど色落ちする感じ。

よく見ると若干の染めムラはありますが、もう捨てるしかなかったような最初の状態から比べたら十分マシになったのではないでしょうか(染め前→後)。

真っ白だったタグもうっすらとネイビーに染まっていました。

アンクルパンツは少しはマシになった程度で、そこまで濃く染まってないかも。動物繊維や化繊(ナイロン、ポリウレタン)の場合は染め液を作る際に酢を使うそうなので、その辺り違いもあるのかもしれません。

増し染めしたことで、生地全体のくたびれ感も少しは解消されたように見えるかも? ひとまず今シーズンは着ることができそうです。

かかった費用は染め粉と色止剤で約650円ぐらい。淡い色だとどこまでキレイに染められるかは分かりませんが、黒やネイビー系ならば十分試してみる価値はありそうですね。もう1本、薄いブルーのロールアップパンツも少し色褪せが目立ってきたので、何処かのタイミングで染め直ししてみるかも。