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途方に暮れる 犬とよばれる でも生きてゆく

オリンパス初のマイクロ一眼 OLYMPUS PEN E-P1を持って国立から府中崖線を歩いて西府駅へ

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家で使うコーヒー豆がそろそろ切れそうなので国立まで買いに出掛けました。


横浜らーめん 花笠家〜珈琲実験室 COFFEA

まずランチとして向かったのがムタヒロ国立店でしたが、残念ながらしばらく休業中とのこと。
同じ旭通りに初めて見るラーメン屋があったので入ってみました。「横浜らーめん 花笠家」、以前は別のラーメン屋が入ってた気がしますが気のせいだっけな?

しっかり美味しい正統派の家系ラーメンでした。最近は初めての店では全て普通で頼むようにしてますが、麺は固めにしても良かったかも。サービスのご飯は「小」で我慢しました。

さて、目的はこちらの「珈琲実験室 COFFEA」。昨年末、国立に来た際に初めて利用しましたがが、比較的手頃な価格帯で自家焙煎豆が買えることが分かり(これまで利用してたつつじヶ丘のパオコーヒーまで行くより近いこともあり)しばらくこちらで豆を買ってみることにしました。


年間300円の会員になると豆が20%増量になったり、会員限定で50%増量のセール品があったりと(基本的にはセールになってる豆を買う)毎日飲むものなので助かります。


ところでOLYMPUS PEN E-P1を持ち出してみた

今回持ち出したのはこんなカメラ。今更ですが「OLYMPUS PEN E-P1」は今から13年半前、2009年7月に発売されたオリンパス初のマイクロフォーサーズ規格を採用したミラーレスカメラです。
OLYMPUS PEN E-P1:ミラーレス一眼 OLYMPUS PEN:カメラ製品:オリンパス

マイクロフォーサーズ規格のミラーレスカメラは、その1年前にパナソニックがLUMIX DMC-G1で先行していましたが、G1は大きめのグリップやペンタ部のファインダーなど、従来の一眼レフカメラのデザインを踏襲したものでした。一方、PEN E-P1は同社のかつてのフィルムカメラ(ハーフカメラ)「PEN」からネーミングとデザインを引き継いだコンパクトなボディを持つカメラでした。

当時オリンパスの広告キャラクターを努めていた宮崎あおいさんのイメージとの相性も良く、可愛らしさとスタイリッシュさの同居する新世代のカメラとして、PENシリーズは以後の同社のカメラ事業の柱となるカメラになります。その後、カメラ業界はミラーレスカメラが一眼レフカメラに変わってレンズ交換式カメラの主流となって行くのですが、そんな歴史の最初期を記念する一台でもあります。

「マイクロ一眼」そういえばそんな言葉もありましたね。

E-P1に装着するレンズは同時に発売された「OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8」。既に生産完了となってますが35mm版換算で34mm相当の画角となる軽量コンパクトな単焦点パンケーキレンズです。

古いレンズなのでAFも今のレンズほど速くはなく(といっても LUMIX G 20mm/F1.7 II と似たような感じ?)、PEN E-P1との組み合わせだとまあまあのんびりした合焦速度を味わえます。
F2.8と控えめな開放画角ですが、今だと中古で1万円ほどで手に入ります。最新ボディに組み合わせればスナップ用途でまだまだ使えますし、ボディキャップ代わりにいかがでしょう?(笑)

オリンパスカメラの愛用者としては動態保存用に持っていてもいいかなと、どちらも状態の良さそうな中古を見かけた際に手に入れて防湿庫で保管していたもの。せっかくなのでたまには使ってあげないと……。

国立〜谷保〜西府

さて、再び国立。富士見の「キッチン物好奇」、近年は営業してない時期もあったようで、ネットにも情報が少ないので気になってます。やってるとしても18時過ぎに来てみないと分からないのですよね。


その後は大学通りを谷保方面まで歩きます。

M.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8、ちょっとタル型の歪みが気になるけど描写は上々。マイクロフォーサーズ超初期のレンズですが、このフォーマットらしく絞り開放から安定した描写です。というかF2.8と控えめな開放F値なので、今回は一部を覗いてほぼ開放で撮っています。



久々に谷保天満宮まで来てみました。


参道途中の階段はハケ(段丘崖)です。府中市から続いてる府中崖線(立川崖線)で良いと思いますが、この付近から上流側は青柳崖線というもうひとつのハケに分かれているようです。



谷保天満宮の中を小さな水路が流れていますが(「常盤の清水」なる崖線からの湧水のようです)、これをたどっていけば府中用水につながったはず。

ということで歩いてみます。


さっそく太い流れと合流しました。ここは府中用水の一部でしょうか。

南に伸びるこちらの水路は、水が枯れていました。

正面のちょっとした崖が府中崖線になります。

ハケの下に沿った水路を下流に向かって歩きます。

M.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8、近接はかなりシャープな描写。遠景になると少し甘くなるのは低価格帯のレンズにありがちかな。このようなお散歩スナップ用途にはピッタリのレンズですね。

立川崖線と水田の間を流れる府中用水。

行く手を道が塞いでいます。螺旋の歩道で上に上がるしかなさそう。

上がってみると日野バイパスでした。奥に見えるガソリンスタンドはいつも利用しているところ。

この辺りはまだ国立市なのですね。

矢川駅を起点にして府中用水の取水口から歩いてみるのも面白そう。

日野バイパスを渡るため、国道20号が日野バイパスに入る丁字路「国立インター入口」にある「一本松歩道橋」に上ってみると、丁度太陽が沈むところでした。数日前にダイヤモンド富士だったようですね。17mm(34mm相当)レンズだとこういうときにもう少し長さが欲しくなってしまいます。

この日野バイパス起点あたり、大室山との重なりの関係で富士山が見える割合が広くなる絶好の富士見スポットだったようです。この付近は渋滞しやすいので避けていたこともあり知りませんでした。

再び螺旋の歩道橋を下りて先程の続き。日没を過ぎたのでISO感度が上がって画質が荒れてきました。今回は敢えて現像時にノイズリダクションは行っていません。これはISO1250。

ちょっと懐かしい写り。フォーサーズ機のE-30って夕方になるとこんな感じだったような……?

ISO1600。ハケ上からのパイプ、何かしらの排水を流すためのものかな?

国立市から府中市に入ってました。この辺りは以前も歩いたことがあります。

ハケからの湧水、東京の名湧水57選の西府町湧水(ただし飲めない)。

ISO1600、まあまあ見られる。ノイズ処理すれば結構使えるのでは。

バイオネスト。枯れ枝等を鳥の巣状に組んだコンポストのようなもの。落ち葉をかき集めて道端に寄せるだけでは、すぐ風で散ってしまいますし、分解の促進と併せてゴミが広がるのを防ぐ効果もあるのでしょうね。


市川緑道。この先で新田川緑道と第二都市遊歩道に別れます。新田川緑道は新田川分梅公園を抜けてサントリーや郷土の森博物館方面へ、第二都市遊歩道は分倍河原駅方面へと続いて行きます。

この辺りも夏場はいい雰囲気の歩道沿いの水路ですが、現在は水が枯れていました。分倍河原駅まで歩くか迷いましたが、暗くなってきたのでここら切り上げて西府駅へ。

西府駅前の御嶽塚古墳。府中崖線の周辺は古墳が数多くあります。


西府駅に到着。ISO1600でかなりザラザラですが、12Mセンサー/TruePic Vの頃のオリンパス機ってこんな感じでしたね。次のTruePic V+(E-5)になるとそこそこISO1600が使えるようになって、E-M5やE-P5で採用された16Mセンサー/TruePic VIで一気に改善されたんだっけな。

画像処理エンジンだけで見ると、現在のTruePic IX(E-M1 Mark III、OM-5)やTruePic X(OM-1)とは4〜5世代の差。随分と変わったようでたった4世代前。こうして使ってみるとまだまだ普通に使えますね。単焦点レンズの力もありますが、日中ならば最新のスマートフォンよりも確実に良い描写をしてくれます。

現行機種に比べたらAF速度はのんびりしてるものの、MFレンズやフィルムカメラに比べたら撮影ペースはむしろ速いぐらい。たまにはこうやって古いデジカメを持ち出してみるのも悪くないかもしれません。
ちなみにPEN E-P1が出た2009年、スマートフォンはiPhone 3GSの時代だったようです。