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尾瀬帰りに「花の駅・片品 花咲の湯」で温泉に入って山盛りの山菜天ぷらを堪能

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GWに尾瀬に行ったのですが、帰りに立ち寄った日帰り温泉「花の駅・片品 花咲の湯」が最高でした。

尾瀬の帰りに「花の駅・片品 花咲の湯」へ

群馬県側の鳩待峠から尾瀬を訪れた場合、尾瀬戸倉から沼田周辺に掛けて帰りに立ち寄ることができる温泉はいくつかあります。尾瀬戸倉がそもそも温泉街ですし、国道120号沿や川場方面には温泉地が多数点在するエリアですが、やはり車だとある程度の規模の日帰り入浴施設を選ぶことになると思います。

花咲で「はなさく」と読みます(地名も同じ)

このエリアではこれまで「寄居山温泉ほっこりの湯」(片品村)や「望郷の湯」(沼田市)を利用してきましたが、今回立ち寄ったのは片品村の「花の駅・片品 花咲の湯」。ちなみに全て公営の日帰り入浴施設です。

「花の駅・片品 花咲の湯」があるのは片品川に沿って走る国道120号から少し外れて、川場村方面に県道64号を車で5分ちょい入った場所になります。尾瀬からの帰りに立ち寄る場合、沼田方面に帰る際に再び120号に戻るか、西側から川場村側を回るか迷う感じ(ナビやGoogleは後者を指定してきたのでそうしました)。

この日は昼過ぎに至仏山登山から下山をして14時過ぎの到着ですが、GWの後半戦初日の祝日(憲法記念日)にしてはあまり混雑はしていません。駐車場も県内ナンバーと県外ナンバーが半々といったところ。

建物前の駐車場はそこそこ埋まっているように見えますが、第二駐車場はガラガラ。すぐ横を流れる綱沢川には沢山の鯉のぼりが掛かっていました。

「尾瀬ブランド 尾瀬の郷片品村」。鳩待峠や至仏山の東面、広大な尾瀬ヶ原のかなりの部分は片品村の範囲になります。

入館料金は土日祝日大人850円(平日800円)。岩盤浴を利用する場合は別途料金が発生します。

建物は横長のアーチ型で東向き全体がガラス窓になっていて、自然光がたっぷり入る開放感のある作りになっています。自然の段差を利用して東側の谷向きに開放的な展望テラスや露天風呂が作られています。

駐車場側の入り口やフロントのある2階部分に売店やレストラン、癒し処、ネイルサロンなどを併設。温泉や休憩所は、階下になりますが館内案内では1階となっています。

温泉は内湯も露天風呂も広く作られていて、露天風呂からは片品川の支流による谷を挟んで、日本百名山の皇海山を望む開放的な展望が楽しめます。更衣室も明るく清潔感があります。
温泉内もそこまで混み合うこともなく、洗い場にも余裕があってのんびり入ることができました。

花の駅・片品「花咲の湯」

居心地の良い大広間や展望テラスで過ごす

入浴後は畳の大部屋で休むこともできますし、ハンモックが複数設置されていて湯上がりにゴロゴロするのに最適。温かいほうじ茶や冷水も自由に飲むことができます。

大広間の外には手入れのされた庭(ナチュラルガーデン)、2階には展望テラスなど。時間制限のない入館料の設定ですが、居心地の良い設備が整っているのでつい長居したくなってしまいます。


お土産や地元の特産品を扱う売店に、この日はやっていませんでしたが農産物直売所(山菜買いたかった!)。テラスで瓶コーラーやコーヒーを飲んで休憩したり……

レストラン「花咲」で山盛りの山菜天ぷらを食べる

当初は沼田のとんかつ街道で夕飯を食べるつもりでしたが、メニューを見ていたら気になってきたので、併設レストラン「花咲」で早めの夕飯を食べて行くことにしました。

社長のおすすめ「尾瀬まいたけ丼」と、支配人のおすすめ「尾瀬まいたけ天ぷら」が気になりますね。村長おすすめの「尾瀬豚丼」も美味しそうですが、前日に尾瀬で豚丼を食べていたのでした。

季節限定の「山菜天ぷら盛り合わせ」、本日限定の「尾瀬ビル(行者ニンニク)」の天ぷら、これを見てこの日の夕飯を決めたのでした。

とりあえず後先考えず気になったものを注文します。私のメインは「尾瀬まいたけ丼」。

妻は「花咲地粉ざるそば」。

「尾瀬まいたけ丼」は丼ご飯の上に、たっぷりの舞茸と豚肉、ズッキーニ、パプリカのロースト。味付けはテリヤキステーキ的なサッパリ味で、これが美味しい!

付け合せにも舞茸の浅漬。

「山菜天ぷら盛り合わせ」と「行者ニンニク」の天ぷらがやってきました。写真では伝わらないかもですが、盛りがすごい! どちらも季節限定、というか行者ニンニクはこの日限定!?

行者ニンニクの大きさよ(手づかみで失礼)。香りも最高で、味付けなしでそのままかぶりついても美味い。「尾瀬びる」では何だか分からなかったけど、聞いて良かった。

さらに「尾瀬まいたけの天ぷら」もやってきました。まいたけの天ぷら、1個がこの大きさ(これが3つある)。子供のこぶし位とのことですが、成人女性のこぶしより断然デカい。

うわあ、なんだか凄いことになっちゃったぞ。

天ぷらは揚げ立てでサクサク、天つゆでも塩でもうまい。ああ、春の味……。

この天ぷらセットに単品のご飯、みそ汁でも良かったのでは…… と後になって思うなど。

でも、まいたけ丼もめちゃ美味しかったので頼んで正解でした。

案の定(?)天ぷらは全て食べきれず、一部をお持ち帰りにすることに。いや、食べられないこともなかったけど、無理に食べて苦しい満腹になる位なら、程々の満腹で止めておいたのでした。

そうそう、注文を取ってくれたレストランスタッフの方も非常に感じが良くて(これはフロントの方も全体的に)とても楽しい食事となりました。

大満足になってお土産のビール(水芭蕉地ビール)と車で飲む用のコーヒーを買って退館のお会計としました。ジェラートやスイーツ系も充実してますが、そこまでお腹に余裕がありませんでした。

支払いは入浴だけなら最初に入館料の先払いですが、レストランを利用する場合はフロントに声を掛けて、下駄箱のカギと交換でバーコードのリストバンドを受け取ってレストランではリストバンドのチェック、支払いは退出時に(お土産などもあれば一緒に)まとめます。各種キャッシュレス払いも対応しています。


「おどれ鯉のぼり・花の里」と「綱沢川ダム」

満腹なので少し動いた方がいいかなと、改めて綱沢川の鯉のぼりを見にきました。

そして足元に見えていて気になっていた砂防ダム(砂防堰堤)へ。

この砂防ダムは地元では「綱沢川ダム」と名付けられているみたい(ググっても出てこないので愛称かな)。綱沢川は利根川水系の片品川の支流、塗川のさらに支流のかなり短い川です。

しかし上流に溜められた水はちょっとしたダム湖と言って良さそうな規模。

堰堤の規模もかなりダム感あります。

水抜き穴からの流れも放水感……。

この綱沢川ダムの堰堤に沿って鯉のぼりが4列に並んでいます。

ダムの上でたなびいていた鯉のぼりですが各地からの寄贈で集められたものだそう。「おどれ鯉のぼり・花の里」と企画名も付けられているようです。

ということで14時過ぎに入館してから、あまりの居心地の良さに18時過ぎまで長居してしまいました。帰る頃にはレストランも満席で外に待ちが出ていたぐらいなので、食事処としても人気のようです。

GWの祝日というタイミングながゆっくり過ごせて良い休息になりました。近隣にはスキー場も多いですし、ウインターシーズンや尾瀬の観光客が本格的に増える時期だとまた違うのかもしれませんが、ぜひまた訪れたい温泉施設でした(やはりまた春に山菜天ぷらを食べに)。

ちなみに食べきれなかった山菜とまいたけ天ぷらは翌日のお昼に素麺と一緒に美味しく食べました(電子レンジとトースターでサクサクが復活します)。

尾瀬の様子は別記事にてレポートしています。

データ:花の駅・片品 花咲の湯

  • 所在地:〒378-0408 群馬県利根郡片品村花咲1113
  • 営業時間:10:00〜20:00(行楽シーズンは21時まで)
  • 休館日:毎週金曜日(行楽シーズンは営業)
  • 公式サイト:https://oze-katashina.info/hanasakunoyu/

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