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ジップロックと乾燥剤を使った雨の日&テント泊用カメラ除湿袋

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前回、ジップロックについて書きましたが、これから始まる梅雨シーズンやテント泊の際に以前から使っているジップロック活用法。これまでも梅雨時期の撮影記事などで何度か触れた話ですが、1本の記事としてはまだまとめていなかったので改めて書いてみました。

ジップロック+シリカゲル乾燥剤で防湿庫代わりになる?

といってもそんな大層なものでなく、ジップロックの中に乾燥剤を入れて防湿庫代わりにするというもの。

カメラやレンズの保管の際に湿気は禁物なので(過度の乾燥も△)、湿度の上がる梅雨時期や夏季でも湿度を一定に保てる防湿庫を使ったり、乾燥剤を入れた密閉ケース(ドライボックス)でカメラ機材を保管します。

ドライボックスを使うのは外気と遮断するのが目的なので、ジップロックでも同じ使い方ができます。
ドライボックスが足りなければ乾燥剤を入れた適度な大きさのジップロックにカメラやレンズを保管しても、湿気や埃対策になるのは分かると思います。



ジップロックで雨の日用乾燥袋

さて、そんなジップロックですが、私が使っているのは雨の日の撮影でカメラが塗れた際の除湿(乾燥)袋として。シリカゲル乾燥剤を数個投入したジップロックを、撮影の際の荷物として持っていったり、常に車にも積んであります。さらに天気が悪くなりそうな日の登山や、テント泊をする際にもなるべく持っていくようにします(テントの中は湿度が高くなりやすいので)。

ジップロック除湿袋はフリーザーバッグ(L)を使用、後半で紹介する乾燥剤を2〜3個入れてあります。保存している状態で余計な吸湿をしないよう、極力袋内の空気は抜いて保管、携行します。


水気を拭き取ったカメラをジップロック除湿袋へ

雨の日に撮影したりカメラを持ち歩いていると、傘を差していても気がつくと結構塗れていることがあります。防塵防滴機構でないカメラの場合はもう少し気をつけるかもしれませんが、程度の差はあれカメラが全体的に塗れてしまうのは仕方がないこと。

まずは乾燥したタオル等でできる限り外側の水気を拭き取ります。

繰り出しタイプのズームレンズの場合はズーム部分の水気もしっかり拭き取ること。

レンズフードの隙間、場合によってはレンズフィルターのネジ山にまで水が入っていることがあるので、一旦外してしまいましょう。もちろん水気を吸ったストラップも外して別途干します(埃汚れや汗も吸ってるのでたまには洗おう)。ピークデザインのアンカーシステムを使っていれば、ストラップを外すのは簡単。

用意していたジップロック除湿袋にカメラごと入れてしまいます。この時点で外の湿度の影響は受けなくなり、乾燥剤の効果でジップロック内の湿度は下がり始めます。湿度計は分かりやすくするために入れてます。

ところで家にある湿度計、全て微妙に表示が違っているのですがどれが正しい湿度なのだろう……? あまり正確な湿度を計測するものというよりは、相対的な湿度変化を見るものとして使っています。


ジップロック乾燥袋はかなり効果がある!?

塗れカメラを入れてからのジップロック内の湿度の変化を確認してみました。部屋の湿度はちょっと蒸し暑いと感じる60%を越えていますが、ジップロックの中は1時間で湿度は40%以下まで下がりました。

約15分ごとで1時間後まで、さらに2時間後の湿度計(タニタのデジタル表示)の湿度表示です。

時間 0分 15分 30分 45分 1時間 2時間
湿度 59% 52% 49% 44% 40% 34%

ジップロック外の湿度計はずっと65%以上を指したままなので、乾燥剤の効果でジップロック内の湿度が急激に下がっていることは間違いありません。

1時間後と2時間後

撮影を終えたカメラをそのまま湿度の高い車内やカメラバッグの中で放置したり、結露するぐらいのテントの中にカメラをそのまま放置するよりは、ジップロックで保管した方が良いと考えています。

そんなジップロック除湿袋ですが、あくまで一時的に使うものなので、帰宅後は(湿度次第ですが)屋内の風通しの良い場所で乾燥させるなり、ある程度乾いたことを確認したら防湿庫に移動させます。


カメラ用でないけど安くて大量に入ってるシリカゲル乾燥剤

乾燥剤はシリカゲルの他、石灰を使ったものなどがカメラ用として売られていますが、自分は以前から普通の乾燥剤を使ってます。たっぷり入って数百円、使い方にもよりますが20袋あるので1年以上は持つと思います。


ちなみにシリカゲルの乾燥剤は湿気を吸っても、電子レンジで乾燥させることで再利用が可能。乾燥剤の中に入っている青色のビーズがピンクになってきたら、加熱して乾燥させる目安です。

繰り返し使うことができますが、何度もレンジで加熱していると徐々に見た目がボロくなってくるので、除湿性能が落ちる訳ではないと思いますが、適当なとこで交換しています。

元袋はジッパーになってますが、一度開封したらなるべく空気を抜いて、ジップロックで重ねて二重に外気を遮断して保存するようにしています。この状態で1年経ってもビーズの色は変わりません(仮に外気が漏れて乾燥剤が湿気を吸っていても、前述の通り電子レンジで加熱すれば問題なく使えます)。

乾燥剤は自分が好きなもの、信用できるものを使えば良いでしょう。