府中市郷土の森博物館で開催中の『市制施行70周年記念特別展「鳥満員!昆虫レストラン」』を見てきました。
府中市に残る緑地、浅間山や段丘崖、多摩川に暮らす虫や鳥たちの食物連鎖を分かりやすく解説する特別展。森博物館の収蔵品と思われる剥製や昆虫標本を使った展示は、これまでも何度か行われてきましたが今回は特に鳥と昆虫にフォーカスした企画。展示室内には雑木林や河川敷を模したジオラマに標本を配置して双眼鏡で覗けるようにした展示なども。ジオラマは体験型の展示としてとても面白いと思いましたが、置かれていた双眼鏡の品質や状態が微妙だったのは少々勿体なかったですが、予算だったり子供たちが扱うことを考えたら、あまり良いものを使うのも難しいのかもしれませんね。
さて、秋(残暑)の郷土の森といえば彼岸花。明日9/14(土)から『市制施行70周年記念 郷土の森 曼珠沙華まつり』がスタートします(10/6まで)。「曼珠沙華フォトコンテスト」なども開催されます。
市制施行70周年記念 郷土の森 曼珠沙華まつり|公益財団法人府中文化振興財団
昨日の時点では園内のヒガンバナはまだほとんど咲いておらず、花茎も一部を除いて出てない状態。昨年もピークは9月後半から10月初旬にかけてだったので、早くても秋分の日の三連休以降でしょう。
ヒガンバナの株を増やしてからの郷土の森、本当にすごいので機会がありましたらぜひ!
そんなヒガンバナもまだ咲いてない園内で何をするかといえばやはりトンボ。水田エリアの上に数匹のウスバキトンボが飛んでいたので狙ってみました。なんだか背景の色がいい感じになりました。
バチピンとまでは行きませんが、少しずつ飛んでいるウスバキトンボも撮れるようになってきました。というか、シオカラトンボやショウジョウトンボのように少し飛んだら止まって…… と繰り返すトンボに比べたら、飛びっぱなしやパトロール飛行をしているトンボの方が、撮影チャンスは多いので(撮れるかは別にして)撮りやすいかもしれません。
しかしこの季節、これだけ当たり前に市街地を飛び回っているトンボなのに、長いこと「ウスバキトンボ」という名前すら知りませんでした。今まで一体なんだと思っていたのでしょうね。秋でオレンジだから赤とんぼかな…… みたいな感じでしょうか。実は夏前後に平野部で一番見かける赤トンボっぽいトンボ(ショウジョウトンボやウスバキトンボ)がどちらもアカトンボ(属)ではないなんて……。
今回は比較的追いかけやすいシーンではありましたが、OM-1最新ファームのAF、来るときは来るけど来ないときは来ない。まあAI被写体認識に「昆虫」や「トンボ」がある訳ではないので、反応してくれるだけありがたいのかもしれませんが。
その後、少しギンヤンマの撮影機会もありましたが、こちらは全然でした。証拠写真程度。
この数ヶ月、色々と試行錯誤してきましたが自分の場合は飛んでるトンボを撮る際はドットサイトを使った方が歩留まりがよくなるかも。邪魔なので使わないで撮る方法も試しましたが、望遠域でレティクルなしの両眼視はなかなか精度が出せません(まだまだカメラのコントロールに無駄もありそうですが)。
データ:府中市郷土の森博物館
- 所在地:〒183-0026 東京都府中市南町6-32
- 開館時間:9時~17時(入場は16時まで)
- 月曜休館(祝日の場合は翌日)
- 公式サイト:http://www.fuchu-cpf.or.jp/museum/index.html