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2/24まで、国立科学博物館で『特別展「鳥 ~ゲノム解析が解き明かす新しい鳥類の系統~」』を見る #鳥展

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上野の国立科学博物館で2/24まで開催中の鳥展。結構混んでいると噂を見掛けて、落ち着いたら行こうと思っているうちに会期が残り1週間を切ってしまったので慌てて行ってきました。全然落ち着いてなかったです。

鳥展こと『特別展「鳥 ~ゲノム解析が解き明かす新しい鳥類の系統~」』はこれ。2025年2月24日まで上野の科博、3月からは名古屋市科学館に会場を移します。

会期終盤だからか、元々ずっとこんな感じなのか平日だというのに結構な人の入りでした。時間があるならじっくり展示を見て回れば良いのですが、週末の連休などは相当な混雑も予想されるので、個人的な見所というか人の流れが滞留している際に何を優先して見ておくとよいかなどさらっと。

ずっとではないけど平日でもこんな状況になることも…

展示構成については、事前に公式サイトに軽く目を通しておきましょう。最新のゲノム解析により、目が再編された鳥の分類が今回の展示のベースになっていることを意識しながら見るといいかも。
展示構成|特別展「鳥 ~ゲノム解析が解き明かす新しい鳥類の系統~」

そして会場で購入できる公式図録、これは絶対に買うことをオススメ。展示エリアが混雑して読みきれなかった情報などは全て掲載されていて、展示されている標本の写真、キャプションも網羅。紙も印刷も良いですし、「最悪、後で図録で確認できる」と思えば展示を効率的に回ることが可能です。

なんなら企画展の混雑具合を見て入場を諦めた場合でも、通常の常設展示の入館で図録のみをミュージアムショップでゲットするのは全然アリかも。

常設展示も面白いけど企画展で疲れるとなかなか……

あと音声ガイドが分かりやすく解説も丁寧だったので、私のような鳥初心者は利用をオススメ。会場レンタルよりも50円高いですが、アプリ配信版は会場を後にしてから何度でも聞き返せるので、個人的にはアプリ版を推します(自前のワイヤレスイヤホンが使えるので、ガイド端末やケーブルも邪魔になりませんし)。レイザーラモンRGが鳥好きなのは知らなかった。

展示は鳥の剥製標本がメインで、その他に骨格や模型等の標本や図版を交えた解説など。
展示されている全ての標本、解説は公式図録でも読むことができるので、混雑していたら細かな解説をその場でじっくり読むことに時間を掛けない方がいいかも。それよりも実際の標本で鳥の色やサイズ感、種類ごとの違いなどを見ることを優先して、細かな情報は後で図録で補うのがスムーズ。

もちろん展示されている剥製の写真もカラー写真で図録に収録されていますが、立体での造形や羽毛の輝き具合、実際の大きさは実際に見ないと分かりません。

さすがに見逃さないとは思いますが、鳥展の目玉のひとつでもある巨大なペラゴルニス・サンデルシの復元モデル。天井から吊り下げられた復元モデルはぜひしっかり見ておきたい。

あとは各所にある「鳥のひみつ」コーナー。ちなみにこれは図録にはより細かな解説が掲載されていて、会場展示の解説文に関しては要約版となっています。

ここも人の流れが滞留しやすい場所なので、図録を買うならさらっと目を通せばOK。ただし、ぬまがさワタリさんによる可愛いイラストは図録には収録されてないので、見ておくならこっちです。

このイラストは図版には収録されていません

そんな感じで鳥展は2周ほど見てから、常設展示も少し見て行きました。

お土産。冒頭でも書いたけど図録はマスト。この内容と装丁で2400円はお買い得過ぎる!