毎年恒例、カメラと写真映像のカメラと写真のワールドプレミアショー「CP+(シーピープラス)」。2025年は2月27日(木)から3月2日(日)までの開催となっています。初日27日の昼から会場のパシフィコ横浜に行ってきたので各ブースの様子をさくっとレポートしてみます。
- パシフィコ横浜、CP+2025入場
- SIGMA
- OMデジタルソショーンズ(OM SYSTEM)
- キヤノン
- SUMMIT CREATIVE
- PGYTECH
- ニコン
- LUMIX
- タムロン
- Google Pixel
- その他
- みなとみらいからのねぎし
パシフィコ横浜、CP+2025入場
入場はWEBでの事前登録制(無料)、入場証はプリントアウトして持参するか、会場にある発券機でのプリントも可能です。首から紐でぶら下げる入場証、紐が絡んだりして邪魔なのでいい加減スマホ画面等にして欲しいかも。入場者のステータスの目視が必要にしても、もう少しやり方ないのだろうかと思ってしまいます。


今年は普通に一般枠で登録して12時から入場しましたが、この時間だと先にランチも食べておけますし(毎回途中で空腹になり、退場して外で食べてました)時間的にも6時間あれば十分ですね。というか普通に疲れました。
SIGMA
Sigma BFが発表されたばかりのシグマブースはやはり人気、タッチ&トライできるブースに入場するのに軽い行列が発生していました。BFは一見するとfpシリーズの後継のようにも見えますが、fpが最低限のユニットにユーザーが自由に拡張するタイプの製品だったのに対して、BFは極力そのままの姿で使いたいと思わせる、全く異なるコンセプトのプロダクト。


毎度、シグマのカメラを触るとUIが独特で戸惑うのですが、BFは厳選されたボタン類で各種の操作を切り替えながら行うためか、不思議と扱いやすく感じたのは気のせいか。現代のデジタルカメラとしては特段目新しい機能が搭載されている訳でもなく、普通のカメラでは当たり前に設定できるメニューを呼び出して操作しているだけなのですが、それ自体が魅力になるような。起動やボタン操作、AF駆動などもシグマのカメラにはしてはかなりスムーズに感じました。


この製品を所有したら間違いなくテンション上がるだろうなぁ……とは思いましたが、流石にちょっと手は出せませんね。実際に見て触ったら刺さる人は多いかもしれませんが、日産10台以下の生産数だそうなので争奪戦も大変なことになりそう。


実用性での目玉はこちらか!?「Sigma 16-300mm F3.5-6.7 DC OS|Contemporary」、APS-Cセンサー用の高倍率ズームで今までになかった16mmスタートの18.7倍ズーム。最大6段の手ぶれ補正も内蔵して、なんとハーフマクロまで寄れる良いとこどりの超々便利ズーム。L、E、X、RFで販売されるそうですが、Z50IIの評判が良いZマウントユーザーも欲しいだろうなぁ……。


自分には全く縁がないですが記念に触っておいた「Sigma 300-600mm F4 DG OS|Sports」(笑) BFが付いているのは何かの冗談だろうか……。
OMデジタルソショーンズ(OM SYSTEM)
最新ボディOM-3が注目のOMDSですが、既に触っているのでタッチ&トライはスルー。ノベルティのオリジナルカメラチャームをゲットしました(OM SYSTEMアプリの会員証提示で貰えます)。


前日に発表された「OM SYSTEM × MILLET オリジナルウェアラブルショルダーフォトポケット」が気になっていたけど展示は土日からとのことで見られず。MILLETのレギュラー製品に少し手を加えて価格差2000円ほど、新宿のOM SYSTEM GALLERYでは既に見られるそうです。
最近発表されたロードマップの白鏡筒の望遠ズーム、モックアップぐらいないかと期待しましたが、こちらも見当たりませんでした。
レンズロードマップ|OM SYSTEM公式サイト
LUMIXは明らかにSシリーズにシフトしていますし、他の企画賛同メーカーも新製品は見られずで少々さびしい雰囲気のマイクロフォーサーズ。OMが孤軍奮闘していますが、果たしてどうなることか……。
キヤノン
毎年、高級顔料プリンタでのプリント体験をしているキヤノン。さすがに今年はもういいか、と思っていましたが、前日に新型プリンタの「imagePROGRAF PRO-G2」と「PIXUS PRO-S1 Mark II」が発表されたので、今年もSDカードに自分の撮影データを持参して体験コーナーへ。G2では新たに10色の顔料インクを採用しマゼンタの色域が拡大、さらに耐光性がPRO-G1の60年から200年に向上したとのこと。200年て!



動体撮影の体験ブースはバスケの3on3コートを再現。フォーサーズセンサーと変わらない1.4型センサーを搭載したPowerShot V1はVlog等での自撮り用途を意識した超広角コンデジですが、16-50mm相当(F2.8-4.5)で本体400g台はスチルカメラとしてもかなり魅力的なスペック。登山YouTuberは必見か!?


同じブースでのEOS R1、R5 Mark IIの体験コーナーも空いていたので試してみましたが、普段OMのカメラを使ってる自分からすると完全に異次元のAF性能で、シャッターを押すだけでカメラが欲しい場所に完璧にピントを合わせて、こちらのすることは構図を作ることぐらい(視線入力もキャリブレーションなしで少し試しましたがもうなんかすごい)。
このカメラを使ったら自分でも凄いシーンが撮れてしまいそう、というよりはこの機材を使うところがスタートラインとなっているプロたちは更に技術や他の要素で競い合う訳なので、本当にエグい世界だなと。


SUMMIT CREATIVE
アウトドア向けのカメラバッグブランド、SUMMIT CREATIVE(サミットクリエイティブ)が初出展。取り扱い代理店はレオフォトと同じワイドトレードですがブースは別でした。アウトドア用のテンジンシリーズはf-stopぽさもある背面アクセスのゴツいカメラバッグですが、インナーケース方式でなく一体型でサイドアクセスも採用しています。ロールトップで使いやすそう。15〜50Lまで5サイズとかなり細かく刻んだサイズ展開。


その他、アクセサリとして撮影用のグローブやカメラクリップなども。「スピーディーカメラクリップ」は対応する幅、厚みともにかなり制限があり(55mm/7mm)、TNFのシャトルデイパックにすら取り付け不可。同社バックパックには一部のモデルはカメラクリップ取り付け用の機構があるのですが、それ以外には……


カメラクリップを装着するためのアクセサリがあって、これがなかなか面白い!
製品名は「カメラクリップ アタッチメント(CAMERA CLIP ATTACHMENT)」、カラビナタイプのパーツでバックパックのDカンやベルトに取り付ける必要がありますが(登山用のバックパックだとよくある)、同社製品に限らず定番のPeak Design CAPTUREなど、ショルダーハーネス側の幅や厚みによりこれまで諦めていたバックパックにカメラクリップを取り付ける手段になりそうです。




ちなみに「スピーディーカメラクリップ」にCAPTUREのプレートを装着、ロックもできました。運用は自己責任でどうぞ。


PGYTECH
DJIやハッセルブラッドと同じブース内で区分けされたPGYTECH。代理店が同じなのですね。
カメラと写真映像のワールドプレミアショー「CP+2025」に DJI・HASSELBLAD・PGYTECH が出展 | 株式会社セキドのプレスリリース


PGYTECHのカメラクリップ「BEETLE」に、新型の「BEETLE カメラクリップ V2」が登場していました。BEETLEよりも14gほど軽量化され、本体の装着方法も変わり布のベルトを引っ掛けて幅を調整する方式になったので(FALCAMもこの方式に近い)、恐らく対応するベルトの厚みもそれなりに余裕がありそう(初代BEETLEは対応幅55mm/厚さ7mmまで)。


カタログには「正方形のアルカスイス五感クイックリリースプレートの95%に対応」とありますが、キャプチャーのプレートを取り付けた際にもロックが掛かりました。初代BEETLEはキャプチャーのプレートとは互換性がない(ロックが掛からない)聞いていましたが改良されたのかも? こちらも参考までに。


ニコン
最大望遠3,000mm相当のCOOLPIX P1100。さすがに望遠端に近づくとAFも手ブレも厳しい感じすぁうf、道具としては面白いので残ってジャンルのカメラ。AI編集の進化により、小センサー機でももっと画質が良くできる可能性は無限にありますし。


イノウエタクロさんと上田晃司さんのステージも拝見。ニコン機も気になるし映像にも全く興味がない訳ではないけど、なかなかあれこれと手が出せません。
LUMIX
発表されたばかりのLUMIX S1RIIですが、タッチ&トライは予約制ですぐに触れる感じではなかったので諦めました。ミラーレスにしては規格外に大きかったS1に対してようやく普通のサイズに落ち着いたかも。
ブース内のQRコードスタンプラリーをやってLUMIX箸を貰いました。


タムロン
毎年ブース内の作例用の装飾展示に力を入れてるタムロンブース。今年は巨大ジオラマにゴジラ対メカゴジラでした。



Google Pixel
Googleのブースなんて以前ありましたっけ。Pixel 9 Proのカメラ機能を体験するとノベルティの他に、Google ストアで使える10%OFfクーポンが貰えます。Pixel 6aをかれこれ2年半使っているし、望遠レンズも搭載したカメラ機能が充実したPixel 9 Pro、普通に欲しくなりました。
その他
今年もあったプラレールの巨大ジオラマと会場内外のその他(レポートは省略)。














みなとみらいからのねぎし
もはや恒例になりつつあるとCP+帰りのねぎし(磯子区の根岸でなく、横浜駅のジョイナス)夕飯。歩くことも待つこともなくさくっと1人で入れて、ビールを飲めて適度に満足感のある食事となると、結局ここに落ち着くようです。
今年は昼からの入場で、そこまでブースも気合を入れて回った訳ではないものの、久しぶりの人混みはかなり疲れたようでビールも食事もめちゃくちゃ染みました(ご飯はしっかりおかわり)。恐らくこの体験の積み重ねもあって、毎回CP+が終わるとねぎしに行ってしまうのでしょう。
CP+帰りの飯
— OKP (@iamadog_okp) 2025年2月28日
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