東京都府中市にアトリエを構える絵地図作家 村松昭(むらまつあきら)氏の最新作『浅川〈ガサガサ〉散策絵図』が発売されたので早速手に入れてきました。

これまでも何度かブログで紹介している村松昭さんの絵地図作品については過去記事にて。
アトリエ兼店舗『アトリエ77』が府中市内(JR府中本町駅近く)にあるのですが、多摩川の支流「浅川」の絵地図が6月頃に発売されるという情報があり、近くに来ることがあると覗くようにしていました。

この日は府中市役所に期日前投票に行ったので、店先を覗いてみるとありました! 村松さんに話を伺ってみると数日前に並んだばかりとのこと。早速買い求めてきました(税込定価1650円)。


タイトルは『浅川〈ガサガサ〉散策絵図』(散策絵図シリーズ25)で、途中に「ガサガサ」が挟まれているのが今までの散策絵図にはなかったパターン。アトリエ77で購入するとポストカードのおまけ付き。

既発の散策絵図シリーズに比べると縦長サイズになっています。

散策絵図シリーズは細長い地図を蛇腹折りにしたものと、大きな1枚の地図を畳んだものがありますが、今回は蛇腹折りタイプで、表紙が糊付けされた一体型の装幀になっていました。


他の蛇腹折り地図に比べると6センチほど幅広になっています。

本作では絵地図に描かれる浅川の生き物の情報を俳優で「多摩川クラブ」(ガサガサや観察会など子供向けの川遊びイベントを行っている市民グループとのこと)を主宰する中本賢氏が協力を行っているそう。ということで、中本賢氏による浅川でのガサガサの調査結果が、絵図に描かれている魚の姿などに大いに反映されているのでしょう。

浅川は八王子市の陣馬山を水源とする(案下川)多摩川の支流ですが、陣馬山から流れる北浅川と枝分かれする南浅川は高尾山口付近を流れる小仏川や案内川としても東京近郊の登山者にはお馴染みの川です。過去の川地図よりも幅広のレイアウトになったのは北浅川と南浅川の両方を並べて描いたからでしょうか。

タイトルの頭に付けられている「清流復活」。2021年に北野下水処理場が廃止され八王子水再生センターに編入されたことにより浅川に下水(処理水)が流れ込まなくなったことで、浅川の清流が復活しているのだとか。

浅川の上流部は登山の際に頻繁に見ていたものの、八王子市や日野市の平野部を流れる浅川は実は殆ど見たことがなく、日野市の用水路などと共に一度歩いてみたいと思っていた川でした。


地図を見ていると上流域の水源や各支流だけでなく、平野部に入ってからも周辺の丘陵を含め多くの湧水が浅川の水源となっていることを知ることができます。

まだその流域は殆ど知らない浅川、散策絵図をじっくり楽しんでから歩きに出かけてみたいと思います。
お買い求めは府中本町のアトリエ77の他、書店への入荷も始まっているようです。
【#八王子 】
— 有隣堂セレオ八王子店 (@yurindo_hachiou) 2025年7月15日
「#浅川ガサガサ散策絵図 」入荷#高尾山散策絵図 でお馴染み#村松昭 さんの散策絵図シリーズ最新作
水源から多摩川に合流するまでの味わいある絵地図です♪
八王子地元の浅川を鳥気分で俯瞰してます
ぜひ店頭にてご鑑賞ください
家に欲しい一冊🙏
棚A-09-15横柱回りまで pic.twitter.com/kUnbOx3TAj


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