先日届いた府中市のゴミ情報紙によると、4月からリチウムイオン電池ゴミの回収方法が変更されるそう。
府中のごみ第35号(令和8年1月26日発行) (PDF:8,485KB)

1年半前にこんな記事を書きました。
要約するとこんな感じ。
- リチウムイオン電池の処分方法って分かりづらいよね
- JBRC会員の製品でも膨張していたら、リサイクル回収してくれないし……
- うちの自治体では「危険ゴミ」で回収してくれるけど、してくれない自治体もあるみたい
- モバイルバッテリーや小型充電家電は増えてるから、処分環境がもっと整備されるといいですね
その後もリチウムイオン電池による発火事故や適切な処分方法については度々話題にる一方で、市場に出回る充電家電は増えるばかり。個人ができることも限られますし(なにより粗悪なモバイルバッテリーや充電式家電には極力手を出さないことが大事ですけども)メーカーによる回収で対応されるのもごく一部の製品のみ。やはり国の主導で自治体による回収、処分の道筋を整備して貰うことが急務でした。

前回の記事を書いた際に自分が調べた範囲だと、近隣の多摩地域の自治体は当時から「危険ごみ」や「有害ごみ」としてゴミ回収が行われていましたが、神奈川県の政令市である横浜市や川崎市では自治体による回収が行われていなかったことに驚いた記憶があります。
2025年4月には環境省がリチウムイオン電池の適正処理と市町村に求める通知を発出していますが、その段階での自治体による回収率は全国で約75%だったそう。
市町村におけるリチウム蓄電池等の適正処理に関する方針と対策について(通知)(PDF・環境省)
市町村におけるリチウム蓄電池等の適正処理に関する方針と対策の通知について(PDF・環境省)
すべてのリチウムイオン電池の回収を市町村で 環境省「一般廃棄物として自治体が回収するのが“あるべき姿”」 - ITmedia NEWS
その後も、何度かモバイルバッテリーや小型充電家電を危険ゴミで処分していますが、冒頭で紹介したように今年の4月からは新たに「リチウム電池ゴミの日」を隔週で設けられたことで、より処分が容易になりそうです。充電池の外せない(粗大ごみに相当しない)小型家電の他、膨張したリチウムイオン電池も回収されますし(これは以前通り)、膨張した電池を直接市役所に持ち込むことも可能。

改めて周辺自治体の状況を調べてみました従来通り「有害ごみ」としての回収が多く、「リチウムイオン電池ゴミ」を単独の回収項目として設けている自治体は今のところは他にはないみたい(4月以降の最新情報まで拾いきれてない可能性はあります)。気になる横浜市と川崎市ですが、それぞれ昨年2025年の11月、12月から「電池類」「小物金属」ゴミとして回収されるようになっていました。良かった!
- 調布市:有害ごみ(隔週)、拠点回収
- 国分寺市:有害ごみ、拠点収集
- 国立市:有害ごみ
- 多摩市:有害性ごみ
- 稲城市:有害物(月1回)、拠点回収(市内11ヵ所)
- 日野市:有害ゴミ、或いは「小型家電・金属類」ゴミ(4週に1回)
- 小金井市:有害ごみ
- 横浜市:電池類(膨張したものは拠点回収)
- 川崎市:小物金属
横浜市の方は従来の電池ゴミ(乾電池かボタン電池)を拡大して、モバイルバッテリーや小型家電の他、電動自転車のバッテリーまで収集対象となっているようです。
先月、川崎市の多摩川河川敷に捨てられていたバッテリー。ラジコン飛行機やドローンなどに使われるリチウムポリマー電池のようですが、その手の機器を使う人が処分に困って捨てたものなのか。昨年11月以前に捨てられていたものかは不明ですが、何にせよ適切な処分を行って欲しいものです。

少し話は変わりますが河川に放置されているバケツ(中に荷物が入っていて恐らく釣り人による残置物。パイプイスや釣り座、竿立てなど河川法違反の不法占用物件としてこれはこれで昔から問題)も自治体はいきなりゴミとして処分することはできないのですね。上のバッテリーがあったのもこの張り紙の近くなのですが、やはり同様の警告を挟む必要があるとしたらなんとも迷惑な話です。
