I AM A DOG

途方に暮れる 犬とよばれる でも生きてゆく

大減水中の津久井湖、沼本ダム、横浜水道関連施設や遺構を巡ってきた

本ページは商品、サービスのリンクにプロモーションが含まれています

久しぶりに津久井湖に行ってきました。写真は渇水によって干上がった沼本ワンド。

3.9追記:初回更新(訪問)時に見逃していた横浜水道関連の遺構(中沢接合井、川尻隧道、太井隧道、城山隧道)を追加で確認してきたので追記、記事の一部を再構成しています。

津久井湖の周辺と車と自転車で巡ってみた

神奈川県相模原市の津久井湖が渇水により貯水率を10%近くまで減らしているらしい。連日、SNSやニュースで見ては気になっていましたが、天気とやる気のタイミングが合わずようやく行くことができました。

県内の貯水状況かながわの水がめホームページ

相模原市で育ったこともあり、相模川上流の津久井湖と相模湖は子供の頃から釣りで幾度となく通った馴染みの湖。当時の相模原市は政令市化に向けて津久井郡との合併前で、最も通っていた00年前後はまだ津久井湖は津久井町と城山町、相模湖は相模湖町でした。未だに地元というよりは隣町のイメージだったりします。

久しぶりに津久井湖に行くなら、かつて通っていた頃は特に関心を持ってなかった周辺の水道関連施設なども見ておこうと、あちこち巡っているうちになんだかよく分からないコースとなってしまいました。
この日回った場所は上の目次を見て貰うとして、車に自転車を積んで津久井湖周辺に点在する無料駐車場を利用しつつ、車が近くに停められない場所は自転車を使って巡っています。

津久井湖周辺や道志川沿いの道志みちはロードバイクの人もよく見ますが、実際に自転車で走ってみるとアップダウンが多くなかなか移動が大変でした。

津久井湖は城山ダム

まずは城山ダムのダムサイトから。津久井湖の水を貯めているダムは「城山ダム」。ダムとダム湖には「ダムの名前で有名」「ダム湖の方が知られてる」「ダムとダム湖の名前が同じタイプ(宮ヶ瀬ダムと宮ヶ瀬湖など)」がありますが、「津久井湖」の名前に対して「城山ダム」はダム好きや地元民でないと意外と知らないかも? 津久井湖の水で揚水発電を行う城山湖(本沢ダム)の存在も、ちょっと紛らわしいところがありますね。

この記事のタイトルも「津久井湖」「沼本ダム」「城山湖」とダム湖名とダム名で表記ゆれしていますが、相模原市育ちの自分にとってはこの呼び方がしっくりくるので。ちなみに三保ダムは「丹沢湖」と呼んでいて、「宮ヶ瀬湖」(〜ダム)と「奥相模湖」(道志ダム)は使いませんね。

城山ダム左岸から。自分は80年代の後半から津久井湖に訪れていて、大きく減水した湖も何度か見ていますが、ここまで水が減っているのを見るのはこれが初めてのことです。

6門のゲート全てが露出しています。

右岸側の台地。

職員の方がボートで出廷していました。作業用の浮き桟橋、仮設トイレがあるんですね。

津久井発電所の取水塔。水色のラインが通常水位で黄色は満水のラインでしょうか?

久しぶりなので城山ダム展望台へ。

ダム天端の道路は国道413号。昔はこれが当たり前だと思っていましたが、ダムの上を国道が通っているのは意外と珍しいようです(国道158号と奈川渡ダムは山好きにはお馴染みですね)。

1965年に完成したなかなか古めかしい重力式コンクリートダム。

ダム右岸には戦国時代に山城(津久井城)が築かれた小山(城山)があります。

ダムの左岸側にあるコンクリートとレンガ造りの構造物は横浜水道の遺構で、それぞれ「中沢接合井」「川尻隧道」。満水にならない限り普段から見えているはずですが、これまで気にしたことはありませんでした。

中沢接合井は階段状で上部にあるプレートは「久保澤隧道」と書いてあるようです。接合井(導水路同士の接続、合流や分岐点にある枡)のすぐ後ろに次の隧道(トンネル)繋がっている状況のようです。

正面からズーム。


川尻隧道、中沢接合井、久保沢隧道はどれも横浜水道の遺構で、このあたりの記事で詳しく紹介されています。
横浜水道 川尻隧道 | 路上文化遺産
久保沢の廃隧道(水路橋跡)と廃橋 | 路上文化遺産
横浜水道みちを行く 其の470 横浜水道川尻隧道の遺構を訪ねる・相模原市緑区
横浜水道みちを行く 其の9 城山ダムへ来ました

津久井湖城山公園〜津久井湖観光センター

右岸側にやってきました。津久井湖城山公園の一部であり、津久井湖観光センターや無料駐車場などがあります。城山にはこちら側から登ることもできますし、西側にも駐車場やハイキングコースが設置されています。

この日は城山の展望台にも行きたかったのですが時間が足りませんでした。いつもながらスタートが遅い(この時点で11時過ぎ)。ダム右岸側からの写真を載せておきます。

ダム左岸側を見る。

川尻隧道と中沢接合井周辺の石積もなかなか面白いですね。

中沢ワンド。


串川放水口と太井隧道、城山隧道

国道413号の北根小屋バス停付近から津久井湖右岸の湖畔に下りられる道が数ヶ所あります。減水により露出した小さな水中島と電柱が並んでいるのが見えます。

「串川放水口」。レンタルボート代が払えない子供の頃はここでよくおかっぱり(岸釣り)をしていました。初めてバスを釣ったのもこの串川放水口。串川は城山の南を流れる相模川の支流。小倉橋の下流で相模川と合流しています。城山ダムの流入量の増大を目的に、串川取水堰で取水された水が注ぎ込んでいます。

串川放水口の少し下流にある「太井隧道」。これも横浜水道の遺構です。

通常水位だと全体の1/3ぐらいは水没していますが、現在の水位だと湖畔を歩いて見に行くことができます。手前には石積があり、津久井湖の湖岸周辺ではこのような石積を各所で見ることができます。

太井隧道の正面にきました。元々はオレンジ色のレンがだったと思われますが、普段水没しているレンガは白く変色していて、さらに水位の変化で付いた跡が見られます。

中を除くと反対側の出口が見えてます。普段は水没しているので、魚の隠れ家や通り道になっているのでしょう。

出口は津久井湖城山公園の第2駐車場の下あたりでしょうか。湖岸は断崖が続いているので歩いて行くのは危険ですが、水位が上がったらボートで見に行けると思います。

手前は矢口釣具店のボート。ワンドの対岸に見えるのは中村ボートがある岬。現在の水位では水際まで歩いて荷物を下ろすことが難しいので、レンタルボート店はほぼ休業中です。

串川放水口の一段上の湖岸には別の横浜水道の遺構があります。それが「城山隧道」、中を通っているパイプは今も水が流れている現役の導水路です。湖が満水になると串川放水口の上まで水位が上がりますが、そこからさらに数メートル高い場所にあるので水没することはありません。

トンネルの中には2本のパイプが通っています。後ほど城山隧道の入口側にも行くのでそこで説明します。

城山隧道の横にある第一接合井も現役の水道施設。近くでは水が流れる音やモーター?のような駆動音を聞くことができます。この付近も子供の頃に何度も訪れていますが、歴史的な水道の遺構だとは知りませんでした。

城山隧道(左手前)と太井隧道(右奥の木の陰)の位置関係。


中村の台地と露出した神社跡

三井大橋の少し下流(右岸)、中村ボートがある岬にやってきました。

先程の串川放水口や太井隧道をワンドの反対側から見ています。


左岸の大きく露出した岬ですが、通常水位だと先端が少し見えるぐらい。「水中島」なんて呼んでいました。島の左側に今回の減水でよく話題になる車(ワゴンRらしい)が見えます。

水中島のある岬は歩道があって湖面まで下りて行くことができます(近くに駐車場はありません)。


中村ボートの沈船。自分が子供の頃から沈んでいたものと同じだろうか?

「城山発電所放水塔」。岸際にあるように見えますが、岸からは離れています。


中村ボートの少し上流は普段は水の底にある台地状の張り出しで、釣り人は「中村の台地」などと呼んでます。この台地を含め切り株や神社跡の構造物は釣り人には水の中にある障害物として知られています(津久井湖にはこことは別に「神社跡」と呼ばれている有名なポイントもあります)。

神社跡の階段がここまで出ているのは初めて見ました。

ダムに沈む前は相模川に向かって見晴らしの良い境内だったのでしょうか。

「三井大橋」。何か記憶と違うな…… と思ったら下流側に人道橋が並んで架設されていました。

三井大橋の橋脚、穴がいくつ見えるかを釣り人同士の水位の目安にしていました。

古い橋が見えています。津久井湖は少し減水するとこの手の構造物がゴロゴロ出てきて、普段から通ってる釣り人はみんな詳しいです(自分はボート釣りは津久井湖より相模湖がメインだったのでそうでもないです)。この上流にも「神社跡」と呼ばれる石階段などがあります。

捨てられていたバイク? かつて三井大橋の上から色々と大型ゴミを捨てた人の話を聞いたことがありましたっけ……。貯水率0%になったらさらに色々と出てくることでしょう。


三井大橋左岸と津久井観光

三井大橋の左岸にやってきました。昔は鮮やかな赤い橋でしたが随分と色褪せてしまいました

下流側に並んでいる人道橋は「三井そよかぜ橋」というらしいです。完成は2012年、自分は初めて渡りました。

三井そよかぜ橋の上から見た中村台地。見事なフラット。

三井大橋の左岸上流にかつて津久井漁協と呼ばれたレンタルボートがありましたが、いつの間になくなったみたい。残されていた看板から察するに正式名称は「津久井漁業協同組合ボート店」か? 崖の上から急角度なモノレールでボート道具(モーターやバッテリー)を運んで貰うシステムでした。

もう少し上流にある津久井観光前。ダムサイトの津久井湖観光センター(神奈川県)とは関係ない民間の観光施設。やはり釣り用のレンタルボートでお馴染みです。駐車スペースが広いこともあり、津久井湖でボート釣りの利用客が最も多いのはここだと思います。

津久井観光の周辺も様々な構造物が見られるはずですが、減水による休業で入口が塞がれていたので諦めました。横浜の野毛山旧配水池まで26箇所に設置されている『水道みち「トロッコ」の歴史』の最初の案内看板があるので、それだけ確認させて貰いました。案内看板の設置場所は横浜市サイトのPDFで確認できます。

津久井観光前のフラットと対岸。


青山水源地と城山隧道

道志川沿いにある青山親水公園に移動してきました。津久井湖上流部を自転車で巡る拠点に良いと思ったのですが、どこに行くにも坂を登る必要がありあまりいい選択肢ではなかったかも……。

眼の前を流れる道志川。魚道や落差工の先に見えているのは弁天橋。沼本ダムと相模ダムの間にも同じ名前の吊り橋(人道橋)があります。

後ほど行きますが、津久井湖上流にある沼本ワンドで津久井湖(相模川)に道志川が合流しています。道志川は山中湖の東にある山梨県の道志村から流れていますが、山中湖の西岸に端を発した桂川はぐるりと山梨県の大月方面を回って、相模湖の上流部で相模川に名前を変えます。こういうの面白いですよね。

来たかったのはこの横浜市水道局の青山水源地。以前、横浜水道の水路橋を訪ねた際に、横浜水道の歴史を少し調べることとなり、「横浜水道みち」や水源地であるこの青山水源地に興味を持ったのでした。


「横浜水道みち」を歩かれたブログ記事でもスタート地点として紹介されていて、来てみたかったのでした。公共交通でアクセスする場合はこちらの記事が参考になると思います。

建物の風情がクラシカルで横浜水道関連の建造物と共通する、歴史を感じさせるものとなっています。

いくつもの沈殿池が並んでいます。ここから相模原市内の導水路、相模原沈澱池などを経由して、横浜インターチェンジ近くの川井浄水場に水が送られているのですね。

一番上流側?の2つの沈殿池は少し水が少なかった。

青山水源地の敷地内にある水源神社。

青山水源地沿いの道には山側から水が湧き出している場所や小さな流れ込みが見られます。

青山水源地敷地の角と道を挟んで「城山隧道」があります。

串川放水口の上にあった城山隧道に続くトンネルの入口です。

「城山ずい道」
髙さ 2.80m ✕ 巾 3.04m ✕ 延長 4,358m
レンガ巻 馬蹄型 管路ずい道
道志川の水を横浜まで送るため大正3年(1914年)に設けられた管路ずい道で、当時わが国では2番目に長いトンネルでした。内部には、内径900mmと1,050mmの管が敷設されています。1,050mmの鍛接鋼管(ドイツマンネスマン社製)は、わが国で初めて使用されたもので、現在も水を送り続けています。(近代水道百選施設)

こちらも遺構のように見えますが現役で水を送っている導水路。


道志川 鮑子取水口

青山水源地の水を取水している場所は道志川のもう少し上流にあります。地図で見るとすぐ近くですが、自転車だと一度道志みちまで上がってさらにアップダウンと少々疲れる移動でした。

道の脇に自転車を停めて、道志川まで石段を下って行きます。10分も掛かりませんがまあまあ下ります。

「鮑子取水口」に降りてきました。右手側が道志川で取水堰の床止めと魚道を水が流れているのが見えます。

取水堰の右岸側に取水口があるようです。

鮑子取水口で取水した水は「青山隧道」というトンネルで先程の青山水源地に送られます。


道志橋と旧道志橋橋桁

国道412号(橋本から城山ダム上を通った国道413号は、三ケ木の丁字路で左折して道志みちに繋がります。相模湖方面に直進する道は、厚木方面と接続する国道412号と名前を変えます)が走る「道志橋」を見上げています。津久井湖が満水だとこの付近までボートで上がってくることができます。大きなカーブの左手側が道志川上流でここから一気に川になります。

ここにあるのが「旧道志橋」の橋脚跡。対岸の遊泳禁止の看板があるのが左岸側の橋脚後。現在の道志橋が完成したのは1964年なのでかなり古い橋の遺構になります。


角度を変えて。

この写真を撮っている足元も旧道志橋に続く石積の上です。現在は道志川公園?の駐車場的なスペース。津

道志川沿いと国道412号には大きな高低差があるので、ループ道路で上って行きます。

この橋の名前は「水道橋」。先程の旧道志橋から続く旧道(国道412号)の名残のようです。


沼本ダムと沼本ワンド。

続いてやってきたのは沼本ワンドの右岸側。「沼本ワンド」という呼び方は釣り人のポイント名でしょうか? 「沼本」という行政上の地名もないようで、相模原市緑区寸沢嵐(すあらし)の一部。先程の道志橋を渡った左岸の一体が沼本と呼ばれています(「沼本バス停」「沼本ダム」「沼本ボート」等)。

沼本ワンドというのは津久井湖上流部で相模川と道志川が合流するあたりの大きな淀みで、満水時には小さな島が2つほど顔を出すのですが、現在は沼本ワンド全体が干上がっています(道志川は角度的に見えない手前を流れています)。沼本ワンドで営業する沼本ボートも当然この状態……。


道志川の澪筋が少し見えました。

ここで見たかったのが「沼本ダム」です。相模川本流のダムで、津久井湖ができる以前の1943年に完成した重力式コンクリートダム。その後、城山ダムができたことで津久井湖の満水時にはダムの半分以上が水没してしまうことになった面白いダムです。ダムの上(ダム湖)は「沼本調整池」と呼ばれていますが、津久井湖と相模湖の間の相模川…… のイメージが強いかも。

沼本ワンドは広い浅瀬が広がっていて水位変化の影響を受けやすいのですが、ボートで沼本ワンドに来た際は両岸の白い線のあたりまで水があった記憶があります。

広い沼本ワンドが完全に陸地になっています(ダムの近くを道志川〜相模川が流れています)。

沼本ダムからわずかに相模川の水が流れていました。

城山ダムは10%、宮ヶ瀬ダムは34%と渇水状態ですが、相模川上流の相模ダム(相模湖)は現在70%程度の貯水率だそうです。同じ相模川水系のダムの他に酒匂川水系の三保ダム(丹沢湖)と複数の水系、ダムを総合的に運用することで神奈川県では安定した水道の供給が行われています。
かながわの水がめ 総合運用のしくみ - 神奈川県ホームページ

沼本ワンドから下流方面。写真中央付近の陸地にヒビ割れのように見えるところが澪筋です。

沼本ワンドでもうひとつ見たかったのが沼本ダム右岸のすぐ下に見えている構造物……


これは「三井用水取入口跡」です。横浜水道の最初の取水口があった場所で、津久井湖の水位が下がるとこうして顔を見せます。左岸側からも行けなくはないのですが、通行止めになっている廃道に分け入って行く必要があるので、本当に遺構や史跡が好きな人向けのスポット。

沼本ワンドでした。

水中島とワゴンR

そしてせっかくなので例のワゴンRを見ておきますか。

完全に露出している水中島。

フタコブラクダの背のようになっています。

コブの間にあるこの四角い構造物は一体?

この切れ込みも人工的に掘られている感じ。

いや、人気なのはこっちですね。

せっかく来たので少し多めに写真撮っておきました。

国道からも見えた小さな水中島と電柱。

矢口釣具店レンタルボートの桟橋に向かう階段。石積のあたりが通常の水面の位置。

ダム方面。

中沢ワンドのあたり、比較的新し目の流れ込みはなんだろう。圏央道と関係あったりします?


城山湖(本沢ダム)

突然違うダムにやってきました。津久井湖と連動して揚水発電を行う「城山湖(本沢ダム)」です。夜間の余剰電力を利用して津久井湖から水を汲み上げ、電力需要があると水を津久井湖に落として発電を行います。

正式名称は「本沢調整池」ですが国土地理院地図なども「城山湖」と標記されています。

グリーンシーズンだと緑の芝生が美しいロックフィルダムですがまだ枯れモード。

増水の際に使われる余水吐。ここから水が流れると境川の上流に流れ込みます(正面の尾根の向こうに境川の水源があります)。

多摩丘陵から都心方面の展望が良いです。

真冬だったらもう少しくっきり都心部も見えたことでしょう。春霞にしては頑張ったか?



津久井分水池、下九沢分水池

さらに以前から気になっていた水道関連スポットを帰りがけに2箇所立ち寄りました。

まずは城山ダムから比較的近い「津久井分水池」。沼本ダムで取水した水が津久井導水路を経て送られています(津久井湖の水も引かれています)。隣接する谷ケ原浄水場を経て各配水池等へ送水されています。
写真で見てかっこいい分水池だなぁ……と一度近くで見てみたかったのでした。


道路を挟んで谷ケ原浄水場。隣接する津久井発電所の放水口が相模川側にあり、そちらも以前から気になっていますが、この日は時間切れです。花粉が落ち着いたら小倉橋の下流で行われているリニア中央新幹線の工事現場と合わせて見に行きたいところ。

津久井分水池の向こうには相模川が流れていて、その先には圏央道の相模原インターチェンジ。

新小倉橋へ向かう長竹川尻線、開通以前とは小倉橋を経由した根小屋方面のアクセスが格段に変わりました。2000年頃まで小さな小倉橋しかなかったことが信じられません。

そして津久井湖からはさらに離れてしまいますがこの日最後にやってきた「下九沢分水池」。下九沢分水池から相模ずい道を経て送られた水が、ここで川崎市と横浜市の水に分けられているようです。

いわゆる円筒分水の超巨大版ですが住宅地のど真ん中にこのような施設があることに驚かされます。ちなみに相模原市育ちですぐ近くの六地蔵交差点など津久井湖方面に通う際に毎週通っていましたが、この下九沢分水池のことは相模原市に住んでいた当時は全く知りませんでした。

相模原台地は大きく3段階の段丘(上段・中段・下段)に分かれていてこの辺り下九沢は、中段と上段の段丘崖付近になります。写真はフェンスの上から撮っていますが丹沢山地の見えている南西方向に向けて低くなっているのが分かるかと思います。

津久井湖と合わせて回ったのですっかり日没前の西日となってしまいましたが(城山湖に行かなくても良かったのでは?)、先程の津久井分水池と合わせてもう少し光線状況の良い時間帯に再訪したいものです。横浜水道みちを自転車で辿ってみるのもいいですが、この下九沢分水池は水道みちからは結構離れているので、別で訪問する方がいいかな…… どうせ行くときはまた行き当たりばったりだと思いますけども。


おまけ:相模ダムと相模湖大橋

津久井湖を再訪した際に相模湖(相模ダム)に一瞬立ち寄ったので写真を撮りました。他で使う予定はないと思うのでここで供養します。

山の中を横切っている道路、下は甲州街道(国道20号)で上は中央自動車道。

相模ダムの貯水率は8日の時点で68%だそうです。

相模湖大橋。ダムのすぐ近くですが、城山ダムのようにダムの上ではありません。

相模湖大橋の右岸側には「嵐山洞門」。嵐山の斜面崩落から道路を守るために作られた、湖側にアーチ型の吹き抜けがあるトンネル。