2026年の多摩の桜、第二弾。3月29日(日)、晴れ。今シーズンの東京では一番のお花見日和な週末になりました。この日は妻と自転車で地元多摩エリアの桜スポットをいくつか巡ってみました。

- 東郷寺(府中市)
- 多摩川左岸堤防(府中市)
- 桜堤通り、六郷桜通り(調布市、狛江市)
- 二ヶ領上河原堰の菜の花(調布市)
- 野川(三鷹市)
- 調布飛行場、大沢グラウンド通り(三鷹市)
- 野川公園(調布市)
- 府中の森公園〜府中市民桜まつり(府中市)
東郷寺(府中市)
最初に訪れたのは府中市清水が丘の東郷寺。 東郷平八郎の別荘跡に建立されたお寺で、立派な山門と境内の見事な枝垂れ桜が有名。最近は毎年桜の季節に訪れています。


ソメイヨシノよりも満開になるのが少し早い枝垂れ桜なので、手前の木は既に葉桜となっていましたが、全体ではまだまだ見事な花を楽しむことができました。

しだれ桜から山門への階段の高低差は府中崖線の段丘崖です。



東郷寺駐車場の前にある「かなしい坂」の碑。坂があるのは多磨霊園駅に掛けての段丘崖の坂道ですが、「かなしい坂」の由来を調べてみたら本当にかなしい話。

かなしい坂 - 府中市観光協会
この坂の名の由来は、江戸時代の玉川上水の工事にかかわりがあると言われています。玉川上水は、はじめ府中の八幡下から掘り起こし、多磨霊園駅付近を経て調布の神代辺りまで掘削して導水していました。しかし水はこの坂あたりで地中に浸透してしまい、工事は失敗に終わってしまったとされています。この工事の責任を問われて処刑された役人たちが、「かなしい」と嘆いたことからこの名がついたといわれています。このときの堀は、今でも「むだ掘り」「空堀」「新堀」の名で残っています。
多摩川左岸堤防(府中市)
多摩川に出ました。左岸川の多摩川親水公園より少し上流あたり。前日に見た対岸の桜並木が満開です。

多摩川通り沿いの桜並木。ひところは元気だった桜の木が老齢化により大幅に剪定されたり、伐採される木も増えてきました。こんな感じで小ぶりになった桜並木をよく見るようになった気がします。

北多摩一号水再生センター前の桜並木は満開手前。多摩川の左岸と右岸では随分と違うものですね。

桜堤通り、六郷桜通り(調布市、狛江市)
以前、多摩川左岸の調布排水樋管、六郷排水樋管を見た際に、多摩川沿いの道に「桜堤通り」や「六郷桜通り」と桜の名前の付く通りがあるのを見ていたので、見に来てみました。こちらが桜堤通り。


電通大のグラウンドから調布排水樋管の間に続く堤外のグラウンドに沿って見られる桜並木。やはり古い桜並木は木の大きさの割に、全体的に枝の剪定が入り花の密度も控えめになっている感じがありますね。

調布排水樋管に掛けて流れる水路は都市下水路だと思われますが、北多摩一号水門より下流を流れる府中用水の水などもこの水路に行き着いて多摩川に注いでいるようです。

こちらは狛江市の六郷桜通り、やはり老木が目立ちます。桜並木は同じタイミングで植えられるので、ピークを迎えるのも老齢化していくタイミングも同じになるようです。

そういえば六郷排水樋管までのハケ下の水路沿いに「根川さくら通り」もありましたが忘れました。

堤内の高水敷にあった大きなオオシマザクラ。

二ヶ領上河原堰の菜の花(調布市)
多摩川左岸堤防から二ヶ領上河原堰の下流の右岸側に一面の菜の花が見えました。桜ではありませんが、菜の花も春を彩る河川敷の風物詩でしょう。

二ヶ領上河原堰の魚道横から。堰下の中洲や右岸寄りに菜の花が群生しています。桜の季節、右岸側の二ヶ領用水を訪れると、この菜の花を目にしていましたが左岸からもよく見えます。

右岸の三沢川水門。右岸側はこの冬、大規模な河道掘削工事が行われていました。

この時期、あちこちの河川敷で見られる菜の花ですが、この二ヶ領上河原堰下の中洲の規模はかなり大きい。市境的には調布市だと思われますが、一部川崎市にも入っているかもしれません。

左岸寄りの澪筋に近づいてみました。

二ヶ領上河原堰越しに多摩丘陵のよみうりランドが見えています。

堰の周りに居たオオバン、ハシビロガモ、カンムリカイツブリ。



改めて右岸側からも見に来ようと思います。

野川(三鷹市)
調布市内を縦に北上してやってきたのは野川。三鷹市に入った大沢橋の上から下流側を見ています。

魁力屋の三鷹大沢店でランチにしました。久しぶりにコク旨ラーメンを注文しましたが、やはり京都背脂醤油ラーメン(背脂多め)の方が自分の好みっぽいです。以後はもう迷わない。


野川の桜といえば川幅が狭くなる上流の小金井市エリアが見事ですが、三鷹市〜調布市エリアにも、人気のお花見ポイントがあります(他にも世田谷区の野川緑地広場、きたみふれあい広場など)。

野川と中央道の交差のあたり。親水公園的に整備されていることもあり、お花見客で賑わっています。

上流に向かって河川敷を自転車を押しながら歩きます。こちらも菜の花が見頃です。


桜の木があるとお花見をしている人が必ずいます。

我が家も毎年何かしらのお花見をしていますが、一箇所で座っての宴会スタイルでなく、移動しながらあちらこちらの桜を眺めるお散歩スタイルです。お花見はこのお散歩派の人も多いですよね。

菜の花の中から顔を出したカルガモ。

コサギ。

野川といえばカワセミ。オスとメスが接近して見られる季節になりました。

メスの縄張りの中にオスが飛んできた状況のようです。2羽で飛んで行ってしまいました。

ちょっと休憩しますか。

セブンイレブンで紅茶とスイーツを買ってきました……

セブンカフェに最近登場した紅茶(セブンカフェ ティー)、3種類の茶葉から選べて味もなかなか。車だとコーヒーが飲みたくなりますが、サイクリングの休憩だと紅茶もいいですね。また利用します。


調布飛行場、大沢グラウンド通り(三鷹市)
野川を離れて調布飛行場へ。飛行場ターミナル前に見事な桜並木があります。

この通りの名前は「調布飛行場通り」…… ではなく「大沢グラウンド通り」。「大沢グラウンド」とは飛行場と隣接した「大沢総合グラウンド」のことだと思いますが、通りを挟んで野川大沢調節池を利用した「大沢野川グラウンド」もありますね。もしかしたら両方のグラウンドを差しているのかな。

調布飛行場の西側にあるスタジアム通りも桜並木になっていますが、大沢グラウンド通りの方が道の両側からの枝の張り出しが大きく、密度の高い桜のトンネルが見られます。

調布飛行場や味の素スタジアム周辺をお花見するならば、この2つの通りと武蔵野の森公園、余裕があれば野川公園まで足を伸ばすと良いでしょう。


望遠での圧縮のしがいがあります(コンデジ)。

調布飛行場内の桜の巨樹。

武蔵野の森公園の「展望の丘」より。

野川公園方面。

野川公園(調布市)
そのまま野川公園に入りました。お花見人気スポットということもありサービスセンター付近はこの賑わい。

園内の東八道路側にも見事な桜がありますが、お花見的にはこちらの方は穴場かも。

東八道路の桜はこの時点では見頃前でした。

野川公園を出て人見街道へ。西武多摩川線の踏切手前から先はセンターラインがなくなり幅員減少しますが、西武線の東西の移動がもう少しスムーズになるといいなといつも思います。すぐ近くに三井不動産によるららぽーと開業が噂されていますが、周辺の道路インフラがもう少し整備されないことにはとんでもない渋滞ポイントになりかねません。

府中の森公園〜府中市民桜まつり(府中市)
長沢蘆雪展が開催中の府中市美術館がある府中の森公園にやってきました。園内を南北に貫く「花のプロムナード」が桜並木になっています。


府中市内に桜スポットはいくつもありますが、全体的に老齢化や一部では植え替えや伐採も進む中、一番密度の高い桜並木が見られるのはここかもしれません。

そして府中公園とその周辺で開催されている府中市民桜まつりを覗いて……

交通規制が終了する直前の桜通りを自転車を押しながら歩いてこの日のお花見自転車散歩を終了しました。

以前は街路樹としてソメイヨシノが植えられていた桜通りですが、やはり樹木の老齢化により数年前に植え替えられた際、枝の広がらない「コシノヒガン」という品種になりました。

お花見日和だったこの週末、翌日からしばらくお天気は崩れ気味となり5日後にようやく待望の晴れが!



