春の立山に行ってきました。登山部分は既にレポートしていますが、それ以外のまとめです。

今週のお題「旅の計画」。登山計画はもちろん提出していますが、何度も行ってる立山なのでその他の細かな計画は特に立てず、現地での行動を自由に楽しんでいます。最初から決めていたのは初日のお寿司ぐらい。
- 春の立山:富山県の寿司から立山黒部アルペンルート
- 雲海の上の室堂平
- 2026初ライチョウと雷鳥沢キャンプ場
- 初日夜の星空:立山と天の川
- みくりが池温泉 喫茶みくりの新型ピザとライチョウ
- 最終日、雪の大谷を見る
- 激しょっぱい富山ブラック、大多屋のますの寿司、ボリューム満点な山賊焼き
春の立山:富山県の寿司から立山黒部アルペンルート
もう何度目になるか分からない春の立山。今年のゴールデンウィークは北アルプスの別の山域を検討していたのですが、GW前の週末前後の天候が安定してそうだったこと、予定していた山域だとテント場の予約が間に合わないなどもあり、急遽妻に金曜日の有給を確保して貰い立山行きを決めました。

春の立山黒部アルペンルートは扇沢(長野県)でなく立山駅(富山県)からと決めているので、長野道を松本ICで下りて安房トンネル〜平湯を経由して富山を目指します。写真は朝の平湯温泉「ひらゆさくら」、見頃はもう少し先(5月初旬)ですが、行き帰りに通り過ぎるのが楽しみな場所。

富山に来たらお約束の「廻る富山湾 すし玉」(富山掛尾店)、予定通りに11時開店の少し前に到着。富山駅ビル(とやマルシェ)にも入っている人気店ですが、開店時間なら確実に入れること、午後からのアルペンルートは午前中に比べて空いてること、午後になると立山駅から近い第1駐車場が空いて停めやすくなることが、このすし玉経由のアルペンルートをよく使う理由です。

立山は山岳レジャーだけでなく、観光地としても人気の場所なので、観光客で混雑する春に行く際は、なるべく平日や、山から人が少くなる日曜日午後のエントリーを選ぶようにしちえます。その分、初日の室堂入りが遅くはなりますが、いつも2泊程度するので初日は移動日と割り切っています。
すし玉 富山掛尾店は1年半ぶり。店内のレイアウトが変更されて、ボックスのテーブル席が増えていました。注文がタッチパネルになったのは知っていましたが、商品の提供が席に直接レールで届く方式になっていました。


地物五種からスタートしてサクラマス、のどぐろ、ホタルイカなどなど…… サクラマスがあまりに美味しくて最後にリピート。富山産とのことですが天然なのでしょうか。海面養殖にせよ美味いものは美味い。サーモントラウト(ニジマス)とはひと味違うサクラマス(降海型ヤマメ)の上品な身の美味しさ、ぜひすし玉に行ったら試して欲しいです。北陸を代表するのどぐろ(アカムツ)は値段が高くなった割に以前ほど脂が乗ってない(獲ってる魚が小さいのかも)ような…… 次回からはもういいかなという気持ち。




会計は夫婦2人で9000円越え。初めてすし玉を訪れた際はたっぷり食べて確か6000円台前半、前回は7000円を越えて物価高騰を感じましたが、回転寿司(もう回ってませんが)で2人1万円弱の時代かと思うと、仕方のないこととはいえ驚きがありました。もちろんランチセットなどを利用すれば、もう少しお得に楽しめます。


立山に到着したのは13時前、狙い通りに駐車場は第1駐車場が空いていました。立山駅は小雨がぱらつく空模様。立山黒部アルペンルートのチケットは14時便の立山ケーブルカーが滑り込みでした。晴れ予報の休前日ということもありますが、インバウンド客がかなり戻ってきているようです。立山駅構内(今までフードコートや休憩所だった場所)にモンベルストアがオープンしていました。




美女平は曇り空で高原バスからの称名滝もガスで見えませんでしたが、弥陀ヶ原あたりで雲の上に抜けました。弥陀ヶ原の雪原と雲海が繋がって見えています。天気予報では午後から晴れでしたがまだ高曇り気味。

雪の大谷は今年は最大12メートルとのことで、やはりこの冬は積雪が少なかったようです。

そして到着した室堂駅のターミナルに入るとこの人。一部の登山、スキー客以外はほぼインバウンド客という雰囲気。新型コロナの頃を思えばよくぞここまで訪日客が回復したなという思いもある一方、GWもまだ始まってない平日(休前日)なのに流石に混みすぎでは…… という戸惑いもあります。

もちろんインバウンドの皆さんの目的は雪の大谷と室堂ターミナル周辺までなので(室堂で宿泊せずアルペンルートを抜けてしまうツアーが殆どのようです)、外に出てしまえば混雑を感じることはありません。
雲海の上の室堂平
ターミナルを出ると西の空には雲海。

立山方面(東側)の空はかなり晴れてきました。前日に降雪があったようで山はかなり白くなっています。

雄山、この場所の大きなデブリは恒例の風景。

富山市方面には雲海が広がっています。

奥大日岳はかなり雪解けが進んでいて自慢の雪庇もかなり崩れてしまっています。数年前のGWは雪がたっぷりだったのに…… と記録を見返したら2019年ってもう7年も前ですか!

みくりが池、みくりが池温泉の横を抜けて……



2026初ライチョウと雷鳥沢キャンプ場
みくりが池を越えたところで、今年最初のライチョウとご対面。

立山をバックにしたハイマツ帯にいました。

あまり動かないオスですが、赤い肉冠を少し見せてくれました。

その後、雷鳥荘に向かう途中のハイマツ帯に寄り道したらここにはつがいがいました。植生保護されているので遠くから双眼鏡で観察。ハイマツ帯の奥に立ち入ってる足跡も見られますが、ライチョウの見られるハイマツ帯はたくさんあるので、わざわざロープが貼って保護してる場所にまで入らなくてもいいでしょう。

M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PROの望遠端からかなりトリミング。

これ以上はTZ99の出番ですね。持ってきた良かった高倍率コンデジ。

雷鳥荘の横を通り抜けて……

雷鳥沢キャンプ場。

休前日ではありますがテント場のスペースはかなり余裕がありそうです。

ライチョウを探しながらのんびり歩いていたのでテント場の到着は17時過ぎ。

夜に星が見やすいスペースを確保、整地して設営を終えると……

大日岳の向こうに太陽が沈んで行きます。

さてこの日の夕暮れショーは……

どうでしょう。

少しだけピンクになりました。

夕飯は食べ忘れていたアマノフーズのカツ丼とアルファ化米、カップヌードルミニ。

お湯の温度(標高2500m)のせいなのか戻りが悪く、肝心の肉部分がカサカサしたカツ丼。卵とじ部分は美味しかったので、高山で食べる際は戻りの良い親子丼の方が良さそう(親子丼は山行記事の方で登場)。

この日は月が沈むのが1時半頃だったので目覚ましを掛けて一端就寝。日没後の外気温は氷点下、最低気温でマイナス6度ぐらいだったようです。少しでも荷物を軽くしようとモンベル#2とサーマレストZライトのみでしたが、朝方少し冷えた程度で普通によく眠れました。
初日夜の星空:立山と天の川
夜中の2時前に起きてテントの外を見たら、素晴らしい星空が広がっていました。といっても長秒露光の写真なので、実際に見える天の川はこんな色ではなく薄っすらです。サソリ座は肉眼でもクッキリ。

ここ何年か立山で星を撮っていたのはあまり明るくない「M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO」を使っていたので、明るい単焦点レンズ「M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8 II」を使うと短い露光時間でもしっかり天の川が写るのだなぁと新鮮な気持ち。すぐに寝るつもりだったのに30分以上撮影を続けてしまいました。

立山の稜線、少し雲が出てきました。

一ノ越方面に登る登山者のヘッドライトも写っています。M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8 II、もう少し画角が広いと嬉しいですが、これはこれで山がしっかり写って悪くない。

これが2時15分頃。徐々に雲が高くなってきたのでテントに戻りました。

順番が逆になってしまいましたが、翌日の星空はこんな感じでした。2日間、いい星空が見られました。
みくりが池温泉 喫茶みくりの新型ピザとライチョウ
翌日は朝から登山ですが、既にレポートした通りライチョウ天国を堪能しました。

浄土山からの下山後、みくりが池の近くのハイマツ帯で眼の前を通り過ぎたオスライチョウ。室堂平周辺のライチョウは足に観測用の標識を付けている個体がいます。

スタタタ……

みくりが池の横にはメスもいました。こちらも足輪付き。

TZ99でズーム。

今回もたくさんのライチョウを見られましたがメスに限っては室堂で2羽、山の中でも1羽でした。

雪山登山の際は行動食のみなので待望のランチです。レストランメニューもまだ間に合う時間ですが、気分は喫茶みくりのピザ&生ビール。

喫茶、レストラン共に券売機がタッチパネル、タッチ決済対応のものに進化していました。


みくりが池温泉ジョッキの黒ラベル。

喫茶みくり名物の「エンマ様のホットピザ」が以前のオーバル型から丸形に変わっていました(といっても2年ぶりなので昨年既に変わっていたのかも?)。サイズも少し大きくなっているので、ランチとしての食べ応えも十分。ビールと併せて最高でした。

みくりが池温泉のお土産として、チタン製みくりオリジナルマグを購入。以前からある商品のようですが、今回初めて気付きました。勿体ないので山では使いません(笑)

この後、雷鳥沢キャンプ場、雷鳥沢ヒュッテの温泉入浴、この夜の星空などは前回の記事で書いたので、少し時間が過ぎて最終日の朝。いつも明け方になるとテント場周辺はオスのライチョウの鳴き声で騒がしいのですが、どこにいるのだろう? ……と双眼鏡を持ってハイマツ帯を見ていたら。

いました。この他に、飛んでるライチョウや雪面を泣きながら走ってるオスも目撃。

最終日、雪の大谷を見る
テントを片付けて帰ります。時間は8時前、寝坊気味な我が家にしては結構頑張った時間です。

今回のラストライチョウは、恐らく初日に見たのと同じつがい。今回もたくさんライチョウが見られて大満足。


富山市、富山湾方面。うっすらと街は見えていますが春霞のせいかもやっとしています。


まだ9時台ですし、高原バスに乗る前に雪の大谷を見ておきますか。

立山熊太郎。

バスの高さと比べてもやはり今年は低いですね。

今年の最高地点。例年は16メートル以上はあったと思うので、4月の時点で12メートルはこの冬の降雪量の少なさを改めて実感する数字です。実際、これまで見た中でもかなり雪の大谷が低く感じます。


それでもこうして見ればまだまだ雪はたくさんある訳で、観光客たちはそれぞれに春の立山を満喫しているようでした。海外の人にもこの素晴らしい立山をたっぷり楽しんで欲しいものです。

快晴続きで初日に比べて山はかなり黒くなりました(毎回恒例ですが雪焼けが……)。
このまま好天が続いてどんどん雪が減るのかと思ったら、翌日以降は不安定な天候が続き、5月に入ってからは降雪により室堂で新雪が25cm積もった日もあったようです。

室堂ターミナルと一体になっているホテル立山、今年の8月末で宿泊サービスの終了が決まっています(ホテル建物は星野リゾートが取得)。ターミナルや売店、レストランには何度もお世話になりましたが、結局宿泊は一度も利用することがありませんでした。2階の売店では「The Final Story」と題したホテル立山ラストイヤーのグッズ販売も行われていました。


高原バス、立山ケーブルカーを乗り継いで立山駅まで戻ってきました。最終日は日曜日ということもあって日本人客も増えていましたがやはりインバンドの割合が高かったと思います。

立山駅のモンベルストアに立ち寄ってお土産にTシャツを買うなど。モンベルのお客さんも外国人多めですね。


行き掛けは団体客が記念撮影していて撮れなかった立山駅前。

晴れの日の駅前は本当に気持ちがいい。

地鉄立山駅。


富山地方鉄道の立山線、昨年、岩峅寺~立山間に廃線案の報道が出てかなり心配しましたが、再構築事業に取り組むということで一端廃線は見送りになったようです。この鉄道がないと寂しい気持ちもありますが、そんな自分がまだ一度も利用してことがないというのも事実ではあります。

激しょっぱい富山ブラック、大多屋のますの寿司、ボリューム満点な山賊焼き
下山後のランチですが体が塩分を欲しているということで、富山ブラックの「西町大喜」(二口店)へ。初めて食べた富山ブラックが西町大喜(とやマルシェ店)で、その容赦のないしょっぱさに驚き、以後は「大喜 大島店」(ルーツは共通するだけど別系列の店鋪)や別の富山ブラックの店で食べていましたが、久々の西町大喜。

中華そば(950円)、もちろんライスを付けます。

本当に真っ黒。

提供されるまでの間に、もう麺がここまで黒く染まっています(笑) そしてたっぷり入ったチャーシュー。この細かいチャーシューとめちゃくちゃしょっぱいメンマでご飯を食べながら、味の濃いラーメンを啜ります。スープ単独では飲めないぐらいしょっぱいのですが、不思議とクセになるのです。


なかなかここまでガチな塩気の富山ブラックは地元ではまず食べられないので、お土産ラーメンを購入。2人前で1900円とネギを時前で用意する以外は店鋪と同じ価格。賞味期限は3日ということで、帰宅から2日後に食べましたが食べたばかりの店の味の再現度が高く、かなり満足度が高かったです。


その後、妻のリクエストでますの寿司(ます寿司)の「大多屋」へ。全国的には「ますのすし本舗 源」が圧倒的に有名ですが、富山にはたくさんのローカルます寿司ブランドがあります。この大多屋の商品は実店舗とオンラインのみでの販売で、この日のラスト1を滑り込みで買うことができました。

翌日、翌々日と2回に分けて食べましたが、鱒の身がふっくらと柔らかく、今まで食べたますの寿司(源含めて4種類)で一番美味しかったです。立山帰りに立ち寄る機会があれば大多屋さん、かなりのオススメです。


帰り道の途中で見た立山連峰。

さっきまであそこにいのですよね。

ズームしたらホテル立山や雪面のデブリもしっかり写っていました。

帰りも平湯経由、「平湯の森」で温泉に入り、夕飯は松本(新村)の「そば茶屋松花」。平湯では夕飯に少し早い時間でも、松本に入る頃には20時近くになってしまうので、20時半まで営業している松花はありがたい。
これまでで山賊焼きとお蕎麦のセットを何度か食べていて、かなり量が多いとは思っていましたが、お蕎麦の付かない山賊焼きのみの定食でもやはり量が多く、ひと目見て食べ切れるか少々不安になるレベル(笑)

無事に完食できましたが、過去の記憶よりも満腹感が半端なかったのは、ランチが少し遅かったとはいえ加齢の影響を感じてしまいました。お味は大変美味しかったです、ごちそうさま。



