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北海道・野付半島と標津サーモン科学館へ行ってきた

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北海道の野付半島、標津町の標津サーモン科学館に行きました。

羅臼から野付半島に行ってみた

先日のほ道東旅行の4日目。この日はクルーズ船でシャチやヒグマが見られなかった際の予備日にしていましたが、無事に目的は達成していたこともあり、知床半島周辺のドライブにあてました。午前中は羅臼の宿からまずは車で行ける最北東端の相泊まで行ってみて(午前中の羅臼の天気は前日と同じく霧)、その後今度は海沿いを南下して羅臼町から標津町へ、目指すは野付郡別海町の野付半島です。

野付半島は北海道の東部、知床半島と根室半島の間にある、根室海峡に突き出した半島(砂嘴)です。海沿いの国道244号線から分岐して、北海道道950号(野付風蓮公園線)へ入りますが、野付半島は大きな弧を描く全長26kmの細長い砂嘴ということもあり、半島に入ったと思ってからが結構長かったりします。

野付半島に入った時点ではまだ曇天で海霧は晴れていませんでした。ガスの中に見えているのは「トドワラ」と呼ばれる立ち枯れたトドマツ林の跡と野付半島ネイチャーセンターを往復するトラクターバス


野付埼灯台:野付半島はエゾジカだらけ

そんな霧の野付半島で最初に見かけた生き物はエゾジカ。知床半島ではここまで何度も目撃しているエゾジカですが、野付半島にもたくさんいました。帰り際、野付半島ネイチャーセンターの近くで車に接触したと思われるエゾジカが道路脇に倒れているのを目撃しました。野付半島の道路、一本道で見通しが良く飛ばす車も多いですが、エゾジカの飛び出しには注意しましょう(北海道全般に言えますけども)。

ここにいるのはオスばかりの群れ。エゾジカの角は毎年4〜5月に生え変わるので、この時期の見られるオスのエゾジカの角は袋角となっています。


野付埼灯台(竜神崎)の少し手前にある駐車場までやってきました。

野付半島は鳥獣保護区。竜神崎から先は漁師の作業場でもあるので、車で先に進むには野付半島ネイチャーセンターで通行許可書を取る必要があります。今回はあまり時間がなかったので、ここまでにしておきました。

野付半島の西側は弧を描く砂嘴に囲まれた野付湾ですが、すぐに海が見える場所ばかりではなく、このような巨大な草原、湿原が広がっています。草原の中にはシカがポツポツ。

一見すると海(湾)の景色には見えない海水の湿原。半島の先まで電柱が続いているのが見えます。

半島から東側は野付水道とも呼ばれる根室海峡の南の端あたり。メスのエゾジカと子鹿。

見てる。

野付埼灯台。

「野付埼」なのか「竜神崎」なのか?

やっぱり海っぽくない野付湾。


野付半島観察舎で野鳥を探す

野付半島観察舎。野付湾の水辺に訪れる野鳥を観察できる観察小屋です。

誰でも利用できます。入口の扉がやや硬いので注意。

複数の観察窓が設置されています。



野付半島観察舎から見える野付湾。

知床半島はオオセグロカモメが多かったですが、この辺りはウミネコが多いみたい。




カモメの他はマガモにオオバン、カイツブリを見た程度でした。


野付半島、かなり広大でいじっくり楽しもうと思ったら半日ではとても足りません。既に昼過ぎで、この後行きたい場所もあったのでここで折り返します。

パノラマ。野付埼灯台と駐車場の間あたりで撮ってます。中央置くに小さく野付半島観察舎があります。

オオジュリン?

ノビタキのメス。


巣立ち雛にエサを運んでいたようです。


野付半島ネイチャーセンターでご当地ランチ

野付半島ネイチャーセンター。ここでランチにします。

ネイチャーセンター前からの野付湾。ラムサール条約登録湿地。


彼方にうっすら見えているのが恐らくトドワラ。

野付半島ネイチャーセンターからトドワラを経由して、野付湾内をクルーズする観光遊覧船もあるようです。

遊覧船からは野生のゴマフアザラシも見られるそう。

野付半島ネイチャーセンターの食堂でランチを食べます。標津町の中心地を通り過ぎて、野付半島に入ると食事ができるのは恐らくここぐらいでしょう。

自分は「のつけラーメン」。

ずわいがに、ほたて、あさり、イカ、エビが入った海鮮塩ラーメン。ラーメンだけでは少々あっさりかと思ってライスを付けましたが、海鮮具材とライスは正解でした。

妻は「別海ジャンボホホタテバーガー&べつかい牛乳セット」。

牛乳は500mlと300mlから選べますが値段は一緒(笑)

自分で組み立てるバーガー。妻は大満足だったようで、私も一口食べてみましたが美味しかった。

野付半島で敢えて食べるなら、このバーガーと牛乳セットがオススメかも。

ネイチャーセンターは2階にも展示物などがあります。



野付半島ネイチャーセンター前の道路を挟んで野付水道。午後になってかなり晴れてきました。

水平線の先にはまだ雲が掛かってますが多分国後島が見えている。


標津町方面。左が野付湾、右側が野付水道。


ナラワラとハマナス

ナラワラ 展望スペース(駐車場)。

向こうの立ち枯れた木がナラワラ。


ナラワラは地盤沈下によって海水が流れ込んで立ち枯れしたミズナラの森。

空から元気なヒバリのさえずりが聴こえてきます。


道端に咲いているバラ科の花はハマナス。北海道の花でもあるそうです。


今はまだ緑の葉を付けている陸地の木々も、この先ナラワラ化していくのでしょう。

カゲロウの幼虫っぽい虫を咥えたノビタキ(?)。

止まっている枝のトゲトゲが凄いですが、これはハマナスの枝です。


ハマナス以外で目立つのはセンダイハギの黄色い花。

野付半島の道路。一応歩道がありますが、荒れまくっています。あまり歩いて移動する人は少ないと思いますが、道路沿いのハマナスが全体に咲いたらなかなかいい感じになりそう。


野付湾に注いでいる茶志骨川。クランクのように蛇行しています。

河原のない湿原の川。こういう光景も北海道ならではな気がします。野付半島ひとつ取っても半日ではとても見きれません。機会があったらまたじっくり訪れてみたいものです。


標津サーモン科学館を見学する

そしてやってきたのがこちら、標津サーモンパークの標津サーモン科学館

以前から一度来てみたかったのです、展望台の上に乗ってる赤い球体はイクラみたい。

入場料は大人650円。サケ科以外の魚も泳ぐ海水大水槽、標津川に遡上するサケの姿が見られる魚道水槽(9〜10月)、イトウの水槽(餌やりはなかなかの迫力)、指パク体験できるチョウザメ(痛くはないけど見た目と音で普通に恐い)、見分けが難しいサケ科の稚魚水槽など、もっとじっくり見ていたかったけど、あまり時間もなく(この日はウトロに移動もあったので)1時間ちょっとの見学でした。


展示室のひとつにあった、江戸末期の探検家・松浦武四郎による「東西蝦夷山川地理取調図」のパネル。海岸線だけでなく、内陸部の山や川まで細かく記されていて、国後島だけでなく択捉島を含む北方四島まで江戸時代の末期にここまで詳細に調査していたことに驚かされます。

村田基氏が2008年にアラスカで釣り上げたキングサーモンの剥製などもあったり。

野生動物の餌付けはやめよう。

屋上にイクラ3粒が乗ってる展望室からの風景。駐車場のある南西。正面の海は根室海峡(野付水道)、右奥に野付半島があります。国後島も見えてる気がする。

博物館の北西を流れている川は標津川。

この標津川からサーモン科学館に魚道が作られていて、9月から10月の間は標津川を遡上したサケたちはサーモン科学館内の魚道水槽に導かれ、その様子を観察することができるようです。

左側の水路が魚道に流す水を標津川から取り込んでいる補給水路だと思われます。

ガラス張りの温室のような建物はイトウやチョウザメの水槽があった区画。その奥に見えているのは標津さけ・ます捕獲蓄養施設。チョウザメを飼育している池もあります。

標津サーモン科学館のお土産「鮭鱒湯呑」(寿司屋の魚へん湯呑の鮭化バージョン)とサケ解説シート。

展示の解説をじっくり読んでいる時間がなかったので、解説シート集の販売はとてもありがたい。

少々急ぎ足になってしまいましたが、野付半島と標津サーモン科学館を楽しんだ北海道旅行の4日目でした。後は宿泊や食事、移動中のちょっとしたスポットですが、それらは1本の記事にまとめられたらと思っています。

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