またまた三頭山に登ってみた：雪の槇寄山から三頭山を歩く

昨年、山登りを始めたときは、さすがに冬はオフシーズンだろうと思っていたのですが、秋口からなかなか山に行く機会がなく、山に行きたい欲がかなり高まってしまいました…。

ということで正月休みの間に、冬用のウェアやら軽アイゼンを購入して準備を整えておりました。その後も奥さんの出張などで、なかなかタイミングが掴めませんでしたが、ようやくこの週末に行くことができました。本当なら翌日に休息を取れるよう日曜の山行は避けたかったのですが（苦笑）、土曜に仕事が入っていたので仕方ない…。

何処に行くかですが、山頂付近の雰囲気が好きな大岳山や、夏場は混雑してそうでつい避けてしまう丹沢の塔ノ岳なども気になりましたが、初心者が初めての冬山、奥多摩・丹沢といえ残雪もあるようなので、一度歩いたことのある槇寄山〜三頭山というコースに決めました。三頭山は昨年秋にも紅葉を見に行ったばかりですし。
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朝の武蔵五日市駅。この日は朝まで雨の予報でしたが、気持ち良く晴れてくれました。

この分なら富士山方面の景観も期待できそうかな…と？

登山道の入口。この辺りの標高は700m位ですが、道路脇にはこんな感じで残雪が見られます。

登り始めはこんな感じ。問題なく登山靴で歩けます。

これはキジの足跡？　あまりに綺麗な矢印なので、最初はストックか何かの跡かと思いました（笑）

登山道は霜柱でかなり持ち上げられた状態でガチガチに凍っています。たまに、ズボッと踏み抜くので焦る…。

徐々に残雪が増えてきました。登り斜面だとまだアイゼンの必要性を感じませんが、下りの踏み跡にはアイゼンの爪跡が見られます。なるほど。

雪が多くなってきたなぁ、そろそろアイゼン履こうかな、とか思っていると突然雪が消えたりします。南側の斜面に出るとこんな感じ。

下りの雪道は滑って恐いので、槇寄山を越えた所で、初の軽アイゼン（チェーンスパイク）デビューです。足下のグリップ感が気持ちいいです。

この足跡はシカ？カモシカ？他にも色々な小動物の足跡が登山道の付近で見られました。というか結構登山道を歩いてる動物って多いみたい。

大沢山にかけての登りでしばらく雪がなくなってしまったので、チェーンスパイクを外します。外したスパイクはどう持ち歩くのがいいのだろう？（次回はコンビニ袋などを用意しておきますか）　あと、着脱時に雪のない場所だと泥で結構手が汚れてしまうので、見極めが難しい…。

昼飯はインスタントのパスタとホワイトシチュー。なかなか美味しかったですが、食べてる側から寒風が吹き付けて冷めていくので、スープは何度か温め直したりとか。

大沢山から先はこんな感じの雪景色。毎日暮らしている同じ東京都内とは思えません。標高は1500m前後。

大沢山の避難小屋。よく考えたらここで食事を取れば良かった（笑）　すれ違う登山客もこの日はほんの数組だけでした。

三頭山山頂まであとひと息の所で何故かこんな感じで雪が消えてます。標高というよりはやはり日当たりが大きいのでしょうかね。

でもって三頭山山頂（西峰）。

秋は紅葉狩りの登山客でごった返していた山頂はこの通り閑散としています。冬の山はとっても静か。

この日はお天気は良かったものの富士山方面はずっと雲がかかってしまい、ついに見ることができませんでした。冬の澄んだ空気の中で見るのを楽しみにしていただけに残念。
よく見ると裾野が見えているようですが…。

さて、バスの時間が迫っていたので、粉雪がちらつく中やや急ぎ気味に下山します。

都民の森から、数馬のバス停までは奥多摩周遊道路を行きましたが、バスの時間まで残り30分。次のバスは1時間半後、ということで荷物を背負ったままダッシュ（できないけどｗ）します。Google先生は「徒歩40分」と言ってるので、走ればなんとかなるだろう…。結局なんとかなってバス発車の2分前にバス停に到着です。マジで疲れた。