最近、あまり写真展を見てない気がしたので、都心で写真展を見てきました。
まずは乃木坂から外苑東通りを六本木方面へ。以前、近くに努めていた際に20年以上通っていた天鳳。コロナ禍になってすっかりご無沙汰でしたが、長年厨房に立っていた店主が昨年引退して代替わりしたのだとか。
通い始めた頃は700円だったラーメンも現在は950円、厨房を仕切るのは白髪の店主から若い外国人の方々になり時代の流れを感じますが、ラーメン（一三五）は相変わらず美味しかったです。恐らく生涯で一番食べているラーメン、もう少し定期的に来られるといいのですが、なかなか用事がないんですよね……。
天鳳とは外苑東通りを挟んだ東京ミッドタウンのフジフイルムスクエアへ。現在『「第62回 富士フイルムフォトコンテスト」入賞作品発表展』とアンセル・アダムスの作品展「Portfolio IV: What Majestic Word（ポートフォリオIV：偉大なる啓示）」が開催中。アンセル・アダムスの作品展は、過去フジフイルムスクエアでもっと規模の大きな展示がありましたが、現在開催中のは富士フイルムが所蔵してる15点のコレクション。記憶違いでなければ、以前にも展示されていた気がします。
富士フイルムフォトコンは、自由写真部門、ネイチャーフォト部門、組写真部門、アンダー39部門と各部門それぞれに入賞作品の展示があり、なかなか見ごたえがありました。講評のひとつに「自分らしい表現か、意図が明確であるか。作者の表現意図を探しながらの審査だった。選外だった作品の多くが情報過多」的なものがあり、なるほどと思う一方で、自分が一部のフォトコン的な作品にあまり惹かれない理由がそこだったり、情報過多な写真が好きなんだよなぁ……と思ったりなど。
再び乃木坂から日比谷に利用して、丸の内の「エプソンスクエア丸の内 エプサイトギャラリー」で開催中の『「山と溪谷フォトコンテスト2023」入賞作品展』へ。
山と溪谷の紙面では既に見ていましたが、見開きでセンターが切れてしまった（それはそれで迫力があるのですが）最優秀賞作品を一枚の大きなプリントで見られたのはとても良かった。
歴史のある山岳雑誌らしい重厚な山岳写真だけでなく、鮮やかで映えを重視したような写真まで幅広くセレクトされていた印象。それでもちょこちょこと審査員の好みが選者コメントに見え隠れしていたのが面白かったかも（紙面で読めるものと同じです）。こちらの展示は5月8日まで。
同じエプソンスクエア丸の内の一階で上映されていた、審査員の菊池哲男氏の山岳写真講座の動画、しばらく見ていましたが途中で切り上げました。結構勉強になりそうな動画でしたが、どこかで見られる動画なのかな？と思ったら年額のみの有料コンテンツみたいです。
JRで浅草橋へ移動。やってきたのは「写真企画室 ホトリ」。こちらは「旅と山、本と写真」をコンセプトにしているギャラリーなのだそう。
お目当てはこちらの写真展、「市川恭平 写真展 山をたずねて」。はてなブログでも長年ブログを書かれているブロガー（ickw (id:Kyo_Ichikawa) さん）でもあり、最近は登山YouTuberとしても活躍する市川さんの写真展です。市川さんのブログは私もかなり以前から拝見していて、確かSUUNTOの記事あたりを切っ掛けに読者登録するようになったと記憶しています。写真展はこの日が最終日でした。
ブログやツイッターでたまにブコメやリプライをする程度の交流しかありませんでしたが、機会があれば一度ご挨拶したいと思っていた市川さん。YouTube動画でも見せる穏やかな物腰はそのままに、誠実なお人柄は展示されていた写真作品にもよく現れていて、どの写真も眼福でした。
お客さんからプレゼントされたというライチョウのぬいぐるみ。ほぼライチョウの実物大とのことで、なるほどこんなサイズ感なのかとライチョウ好きのはてなブロガー同士、お話させていただきました。
この日は最終日ということで地元から車でいらしていたそうで、展示が終わった後は展示作品を積み込んで運転してお戻りになるとのことでした。おつかれさまでした。
そのまま秋葉原まで歩いて新宿経由で府中へ。昔は機会があればたまに秋葉原や両国あたりまで来ることもありましたが、最近はすっかりご無沙汰でした。新宿・渋谷ラインを越えたのも久しぶりでした。
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