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6月立山、虚無の浄土山〜龍王岳でたくさんのライチョウに出会って雨の雷鳥沢テント泊

数週間前ですが、立山の浄土山に登ってきました。

6月の2週目、ある取材で立山を訪れる機会があったので、せっかくなので当然のように(?)プライベートの登山もちょこっと組み込んでみました。さらに滞在日程を伸ばして雷鳥沢でテント泊。ただし、お天気はずっと霧と雨、しまいには霰にまで降られてしまいましたが、ライチョウ遭遇だらけの楽しい立山でした。

残雪の浄土山〜龍王岳へ

ということで、いきなり室堂からのスタートです。この日は朝からガスガスで真っ白です。あらかた取材予定も片付いていましたし、無理のない範囲で行ってみましょう。室堂ターミナルの山安全相談窓口によると浄土山の室堂山側斜面はまだ雪が多いので、雪山装備で注意して欲しいとのこと。

まずは室堂山に掛けての登り、一部道が出ていましたが、そんな所で目の前に……

ライチョウが登場。

4〜5月頃に比べるとペアを作ってナワバリに入っているライチョウが増えていることもあって、今回の立山滞在では毎日たくさんのライチョウを見ることができました。大きめのハイマツ帯の周囲ではほぼライチョウのフンや足跡を確認でき、遭遇回数もかなり多かったです。

メスのライチョウがひたすら食事をする中、オスは少し離れたところで周囲の様子を警戒しています。石の上に乗ってる姿はお馴染みですが、こんなハイマツのちょっとした盛り上がりなども利用します。

メスは脇目も振らず一心不乱に食べ続ける。産卵のためにたっぷり食べる必要があるのでしょうね。

この日は視界は10mもない感じで、どちらに浄土山があるかすら怪しいレベルですが、GPSを見ながら進んで行きます。何度か登ったことがある山でなければ、この日の天気では素直に雄山に行ってたと思います。

一部トレースらしきものはありますが、この時期日中にかなり雪が溶けてしまうのと、雨などで消えてしまうのであまりアテにはなりません。晴れていればもう少し分かりやすいとは思いますが。

積雪期、残雪期の浄土山。どこまで雪を登って、どこから夏道に入って行くかがちょっと分かりにくい。というか毎度つい直登寄りのコースを取りがちかも。

もう少し南寄りから斜めに回り込んだ方が正解だった気がしますが……

ということで、お馴染みの場所に出ました。

室堂から浄土山南峰までアイゼンは履いてました。この先はほぼ雪はありません。


浄土山はライチョウだらけ?

浄土山南峰にオスライチョウが居ました。メスは近くにいないのかな?

泣いてます。グェーーーー。

グェーーーー。

雨が降ってきたのでザックにカバーを掛けたりして北峰へ向かいます。

単独のメスライチョウ発見。先程のオスの場所とは100mも離れてなかったので、もしかしてペアかな?

浄土山の南峰〜北峰間はほぼ雪はありませんが……

一部残ってます。

浄土山北峰の富山大学立山施設。

せっかくなので龍王岳にも登っておきます。何も見えないけど……。

こちらもほぼ雪はなし。

いつもは絶景ポイントなんですけどね……

雨が強くなってきたと思ったら、霰が降ってきました。

現地ツイートの動画に霰の様子も写ってます。

雹みたいな大きな粒でなくて良かった。

霰でも安心カメラ。

雪の上に霰とライチョウの足跡。

足跡の先には…… 浄土山南峰にもライチョウペアがいました。

オスはしきりに一ノ越方面から聞こえてくる別のオスの鳴き声を気にしている様子。

一ノ越へ。アイゼンが必要な場所はなかったです。


一の越山荘に水を送るホースでしたっけ。

またまたライチョウが居ました(分かるかな?)。



かわいい。


浄土山周辺、100mちょっと離れると別のライチョウペアのナワバリがある感じなので、次から次に新しいライチョウペアに遭遇できます。

一の越山荘。

雄山方面は真っ白。これでは行っても仕方なさそう……。

一瞬晴れ間が見えました。雄山登山をしてる人はそこそこいましたが、浄土山ではこの日1人も登山者には会いませんでした(平日です)。

黒部ダム方面も真っ白。

一ノ越のハイマツ帯にもライチョウの姿。さすがに近づいて写真を取りに行くこともなくなりました(笑)

6月でもかなり雪が残っています。室堂〜一ノ越の登山道は一部出ていましたがほぼ雪。

最低でもチェーンスパイクかアイゼンがあった方が歩きやすいです。

霰混じりの雨がまた強くなってきました。そこまで冷えることはないけど、普通に濡れます。

結構な霰なことが分かるでしょうか。

こんな時期でも未だにナワバリ争いをしているオスも居たりします。

頑張ってくれ……。

登山はここまで。目的の取材もほぼ片付いてますし、テントも持ってきているので延泊してのんびりしようと思ってましたが、あまりの雨っぷりにどうするか迷うレベル。雷鳥沢キャンプ場もこの通りガラガラ……。


雨がすごいので帰るか迷う

ミクリガ池の東側の岩の上にいつもいるオス。

ミクリガ池の周りもライチョウだらけ。オスは何羽もいてやはりよく争っているのですが、一番いい場所にはペアになったオスがいていつも睨みを効かせている感じ?

休憩しているうちに土砂降りになり、諦めかけていたら晴れた! ……ということで延泊を決定。

とはいえ天気予報では夜に掛けて雨なので、晴れているうちにサクッと雷鳥沢キャンプ場に移動しなくては!
雷鳥荘方面。雪は一部残ってる感じ。雷鳥荘でビールを仕入れて雷鳥沢を目指します。



GW以来の雷鳥沢キャンプ場、雷鳥沢野営管理所は増改修工事中

1ヶ月ぶりの雷鳥沢キャンプ場ですが、管理所周辺が工事中のようです。

雷鳥荘前からの階段は途中で消えてました。

1ヶ月ぶりの雷鳥沢キャンプ場。ガラガラです(この日は私達含めて6張)。

雷鳥沢野営管理所は絶賛改修工事中。外に仮設トイレが並んでいますが、管理所内のトイレは既に便器も外されていました。


この仮設トイレが設置から間もないのかかなりキレイ。全て洋式で夜間はオートライト。利用者が殆どいない平日ということもあって、いつも以上に快適な雷鳥沢のトイレ環境でした。

水道はいつもどおり。

火山ガス検知器の移設を行っているとのこと。

私達が泊まった6月前半は特に設営エリアに規制は入ってませんでしたが(GW時期とほぼ同じだったと思う)、6/21の更新で富山県のサイトに以下の情報がありました。

富山県/雷鳥沢キャンプ場利用規制のお知らせ
現在、雷鳥沢キャンプ場において、雷鳥沢野営管理所の増改修工事を実施しております。
それにより、雷鳥沢キャンプ場の一部が工事規制範囲となっており、テント場の利用ができなくなっております。
工事期間中のみ、臨時のテント場を設定しておりますので、雷鳥沢キャンプ場を利用される方は現地スタッフに確認のうえ、ご活用ください。
工事期間は令和4年11月30日(水曜日)までを予定しております。

プロモンテ VB-22Z ファーストインプレッション

さて、今回は新しいテントを買ったので、そのデビューだったのです。プロモンテのVB-22Z、前室が付いたシングルウォールテント。シングルウォールを使うのは初めてです。

シングルウォール&吊り下げ式なので、驚く程に設営が速い。2世代前のステラリッジでもまあまあスムーズに張れていたけど、恐らく時間は1/3以下だと思う。風が強い稜線テント場などはかなり楽なはず。

前室があるので、テント内に入れるのを躊躇する荷物の扱いもダブルウォール同様で良いのが便利です。

ベンチレーションがぐんにゃりしてないので、風通しも良いし、外がちゃんと見えて良い(笑)

設営してすぐに雨が降ってきて、結構強くなったりもしましたが結構安心感があります。その後も雨は降ったり止んだりの繰り返しで、夜の間もかなり降っていましたが、湿気がこもることもなく快適に一晩過ごすことができました。雪の上なので強い雨でも泥はねなどもなく、水はすぐに雪の中に消えてしまうのが良いですね。

2人で利用してましたが気になる結露も思ったよりもなし。壁の結露も特に気にならないレベルで(半外の前室部分が一番結露していたかも?)、床は多少濡れていたけどステラリッジ時代と比べてもそれほど変わらない印象。シュラフの濡れも特にありませんでした。

残雪期に一泊しただけなのでまだ評価できる段階ではありませんが、この感じならば夏山でも気にせずに使えそうかな。極端に軽量という訳ではないものの(仕様:約1,220g/総重量1,360g)、以前のテントよりもトータルで数百グラムは軽量化できたし、容量も少しコンパクトになりました。

雷鳥沢でも夕方に掛けてひっきりなしにライチョウの鳴き声が聞こえ、飛んでいる姿も目にしましたが雨まじりのお天気ですし、今回ライチョウはたくさん見ているのであえて探しに行くことはしませんでした。
そういえば今回はライチョウばかり探していたので、この距離からも見つけられるようになりました(笑)

……というのは半分冗談で、いつもライチョウがいたポイントなので、遠くからでも「今日もいるかな?」と思って見たら、普通に居るのが分かっただけです。

ライチョウは鳩より少し大きいぐらいのサイズなので、目立つ所にいればかなり遠くからでも分かります。

この日は土曜日ということもあって、このライチョウポイントの遊歩道側はこんな感じで賑わっていました。

軽装でハイキングを楽しめる場所でこれだけライチョウを見られる室堂平の環境も貴重ですし、山に入ればさらに多くのライチョウに出会えるこの時期の立山はやはり最高ですね。実は何度も行ってるくせにまだ夏シーズンの立山を訪れたことがないので、そろそろ行ってみたいものです。

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