I AM A DOG

途方に暮れる 犬とよばれる でも生きてゆく

静かで緩やかな上信境の雪山ハイク、残雪の四阿山に登る〜鹿沢温泉で貸切湯

気がつけばもう山は残雪期、3月12日の土曜日に群馬県と長野県にまたがる四阿山に登ってきました。

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1月以来の雪山になってしまった

せっかくここ数年でも珍しく降雪量の多い冬シーズンだったというのに、気がつけば厳冬期である2月中に1度も山に行かないまま残雪期に入ってしまいました。別に我慢をしたり自粛をしていた訳でもないのですが、別の用事があったりなんとなくタイミングを逃してしまったというか……。3月頭には夫婦揃って3回目のワクチン接種も終わったことですし、いい加減少しは外に出ていかねばと、久々に山に出掛けました。

本来ならば厳冬期のうちに行っておきたかった山域なのですが、過ぎてしまった季節ばかりは戻せないので仕方ない。訪れたのは群馬県と長野県の県境に位置する四阿山です。

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四阿山と書いて「あずまややま」はなかなかの難読ですが(心のなかでつい「しあさん‏?」とか読んでしまう)、「吾妻山」と表記されることもあるらしく、その場合は「あづま」と読むのか「あがつま」なのかも微妙に分からなかったりするのですが、日本百名山にも数えられる人気の山です。標高は2,354mと上信エリアでは浅間山に次ぐ高さの山です。

そんな浅間山から見て北北西にある位置関係で、スキー場や夏シーズンもスポーツ合宿で有名な菅平高原は四阿山の麓にあたります。四阿山の西に伸びる尾根で繋がった根子岳(ねこだけ:2,207m)も人気の山で、どちらに行くか少し迷いましたが、今回は四阿山を選びました。

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四阿山から見る根子岳

四阿山に登る登山道は根子岳からの縦走を含めていくつかありますが、今回は積雪期では最もポピュラーな四阿高原からのピストンルートを歩きました。

朝はガラガラだった四阿高原の駐車場

スタート地点は四阿高原にある四阿山登山口駐車場。上信越道の上田菅平ICを下りてから下道を30分ほど走った場所で、ナビの行き先は「平塚らいてうの家」か「あずまや高原ホテル」が良いでしょう。

駐車場までの道路の雪は既に完全に除雪されていますが、四阿高原の標高は1400m台で周囲は完全にまだ雪景色、冬季はスタッドレスタイヤが必須でしょう。

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あずまや高原ホテル(閉館)

6時になる少し前に四阿山登山口駐車場に到着すると、週末だというのに車が1台も停まってなくて驚いたのですが、もう少し先に進んだ「あずまや高原ホテル」前の駐車スペースに数台の車が並んでいました。

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駐車スペースの向かいにある立派な「あずまや高原ホテル」は、2020年5月にコロナ禍の影響により閉館してしまったそうです。

事前に四阿山登山の情報を調べた際、前週などは7時過ぎの時点で駐車場がほぼ満車だったそうですが、残雪期に入って急に登山者が減ったのかな?とも思ったのですが、下山する頃には駐車場は満車になって路駐まで溢れている状況だったので多少スタートが早かっただけのよう(おかげで静かな山歩きを楽しめました)。

雪の中を緩やかに登っていく四阿山

準備をしてスタート。最初から雪道ですがしばらくアイゼン等は必要なさそうな雰囲気。

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気温はギリ氷点下ぐらいなので雪も閉まってますし、登りと言っても見ての通りの緩やかな道。

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上り3.5km、下り3.0kmとはどういう意味だろう……?

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東の空に太陽が上ってきました。

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しばらく歩くと菅平牧場の広大な牧草地に出ます。牧草地といってもこの時期は当然一面の雪原。相変わらず見ての通りの緩やかな斜面がひたすら続きます。

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振り返るとまるでスキー場のような雪原。

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スキーやスノーシューなど色々なトレース。樹林帯の中よりは雪は緩んでいて、トレースのない場所を歩くと少し沈むこともあります(牧草地の積雪は数10センチ程度とそれほど深くないけど)。日中になってさらに雪が緩んでくると結構足を取られるかも。場合によってはワカンなどあった方が楽かもしれません。

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北アルプスも見えてきましたが春霞のせいかややぼんやり。やはり冬は終わってしまいましたね……。

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手前に見えているのはアルプスでなく戸隠?あまり見慣れない角度からなのでイマイチ分かりません。

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白樺の樹林帯に入ります。徐々に斜度が付いてきたので、途中でアイゼンを付けました。この日の雪の状態だったらチェーンスパイクで大丈夫だった気もしますが、山頂付近はアイゼンの方が安心かも。

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ようやく山登りっぽくなってきたかな。

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緩やかな登りでしたが、こうして振り返ると結構登ってきました。

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ずっと見えなかった四阿山山頂(の少し手前)が見えてきました。

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厳冬期には恐らくスノーモンスターだったであろう木々。

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ツリーホールを見るとなかなかの積雪量なことが分かります。

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途中で3人ほどソロの登山者に抜かれた以外はとても静かな山歩きです。

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山頂が近づいてきました。実際の山頂は見えてる場所の数十メートル奥にありますが、時折雪煙が上がって風の強さが伺えます。

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視線を右手の東南方向に向けると浅間山。

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山頂の少し手前に根子岳への分岐があります。

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ラスト、この辺りだけ山の雰囲気が少し変わりますね。

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気温はそこまで低くないのですが、結構風が強いのでバラクラバにフードも被ってます。

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上りきったところで振り返り。

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もう目の前が山頂です。

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右側は雪庇っぽいので行きすぎないように。

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強風と吹き上げられる雪の中の山頂

四阿山山頂。正面には祠らしき建造物が雪に埋まっています。

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山頂標識や祠よりも高くなってるこの辺りは吹き付ける雪が積もってできた部分かな。標高2,354mの上に2〜3mぐらいは足されているかもしれません?

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ご覧の通りなかなかに強烈な風が吹いてます。

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山頂の先には細い尾根が続いています。

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山頂を振り返って。

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巻き上げられた雪が太陽に反射してきれい(寒い)。

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浅間山ズーム。外輪山をこの角度からじっくり見るのはお初。

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前掛山への登山道が見えています。

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尾根の先に見える雪山は草津白根山や志賀高原かな。

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別に雪が降ってる訳ではない。

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少しずつ登ってくる人も増えてきました。寒くなってきたので、そろそろ下りましょうか。

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そうそう、右手前の尾根から続く根子岳。次回は向こうに登ろう。

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北アルプスに、、、

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戸隠連峰かな?

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八ヶ岳あたりから見慣れたアルプス方面の景色とも少し違うのでなんだか新鮮。空気の澄んだ時期に、あらためてじっくり眺めてみたいものです。

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下山

下山を始めると徐々に登山客とすれ違うことが増えてきました。我々とは1時間差〜ぐらいでスタートしている登山者が多いのかもしれません。

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根子岳方面。気になったけどツボ足だとちょっと大変そうかな? 縦走するならワカンが欲しいかも。

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この辺り、厳冬期は霧氷がさぞ美しいことでしょう(来るのが遅い)。

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牧草地のあたりまで下りてきました。朝より少し空気が澄んできたかな?

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ガトーショコラもよく見えます。

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この山はこの時間になっても登って行く登山者が多いですね。11時頃にスタートしてる人たちもいました。

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戻ってきました。すっかり春の陽気です。

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駐車場にバスが停まってると思ったらクラブツーリズムの雪山ツアーバスでした。そういえば途中でツアーっぽい一団とすれ違ったかも? 2日間で四阿山と蓼科山の2つ百名山に登るツアーのようです。

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四阿山、緩やかで登りやすい山でしたが、公共交通でのアクセスは難しそうなのでこういったツアーは重宝されるのかもしれません(菅平高原側だと冬でも行けそうですけど?)。

朝はがらんとしていた駐車場は完全に満車で外にも車が溢れていました。人気の山の登山口駐車場は暗いうちからそこそこ埋まるイメージでしたが、ここは比較的スロースタートな傾向なのでしょうか。

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道を挟んだロータリー的な部分にも車がぐるりと並んでいました。

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YAMAP行動ログ

登りで3時間、山頂と途中休憩で30分、下りに1.5時間といったところ。9時頃までのスタートならある程度の余裕を持って明るいうちに下りて来られると思いますが、週末は駐車場の混雑もあるので7時前にはスタートするつもりで計画を立てるのが良さそうです。



四阿山 / OKPさんの四阿山の活動データ | YAMAP / ヤマップ

鹿沢温泉 雲井の湯で貸し切り湯

さて、浅間山にも近く四阿山や根子岳も同じカルデラの成層火山ということもあって、近隣に温泉の多いエリア。今回は来た道ではなく浅間山方面に移動して、嬬恋村の鹿沢温泉にやってきました。

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高原リゾートホテル「休暇村嬬恋鹿沢」内の「鹿沢温泉 雲井の湯」は日帰り入浴も可能です(大人730円)。

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日帰り入浴の利用時間は12時からで丁度清掃が終わりたて。ホテルの滞在客もチェックアウト後ということもあってか、完全貸し切り状態の一番風呂をいただいてしまいました(女風呂も同様だったらしい)。

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源泉かけ流しのお湯を独り占め。露天風呂はやや熱めながらとてもいいお湯でした。

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リゾートホテルの浴場ということもあってアメニティも充実しています。ちなみに女湯には下のものを含めて3種類のドライヤーがあったり、シャンプー類の選択肢もかなり充実していたみたい。

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ホテルの前には広い野草園。今は広い雪の斜面になっていて家族客がソリ遊びをしていました。

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道の駅 雷電くるみの里でランチ&お土産夕飯

昼食は「道の駅 雷電くるみの里」にて。江戸時代の力士「雷電(雷電爲右エ門)」の出身地であり、地元特産のくるみと併せた施設名になっているようです。

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私は生姜焼定食(800円)。味噌汁はちゃんこ風で具だくさん。

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地元産の豚肉を使ったという豚生姜焼き、甘めのタレたっぷりでストレートに美味い。

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奥さんが頼んだ雷電丼定食(770円)、くるみダレの焼肉丼でこれまたコクがあって美味い。かなりオススメかも。

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なかなかリアルな力士雷電像。

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小諸ICから上信越道に乗った際はまだ15時前ということで、渋滞もなくスムーズに帰ってくることができました。いつもこうだと嬉しいんですけどね。

この日の夕飯は道の駅で買った、駅飯とメンチカツ。

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休暇村嬬恋鹿沢で買った信州味噌と道の駅のきのこで、きのこ味噌汁にしました。とても美味しかったです。

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後半全然山の写真から遠ざかってしまったので、四阿山山頂からの写真を最後にもう1枚。

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