10月最初の日曜日、東北・宮城県の栗駒山に紅葉ハイクに行ってきました。
栗駒山の紅葉の様子については、既にいい感じの写真をまとめたダイジェスト記事を書いてますが、改めて全体的なレポートをまとめておきます。
- 緊急事態宣言が明けたら東北の紅葉を見に行くんだ……
- 栗駒山登山口と登山ルート
- 当日の登山ルートとYAMAPログ
- いわかがみ平駐車場、前日の日暮れからすぐに満車、そしてカオス……
- 「東栗駒コース」から登山スタート
- 森林限界を越えて紅葉の眩しい東栗駒山へ
- 栗駒山(須川岳)へ
- 栗駒山(須川岳)山頂から天狗平
- 登山客でいっぱいの中央コースを下山
- 下山後のいわかがみ平駐車場、そして付近の温泉も大混雑
- こんな記事もあります
緊急事態宣言が明けたら東北の紅葉を見に行くんだ……
GW前に都内に緊急事態宣言が発出されて以来、長らく県をまたぐ登山は我慢していた我が家。色々な考え方はあると思いますが、少なくともこのブログにおいては宣言期間中に、そのような体験を積極的に発信することは控えていました。9月後半になると、各地の紅葉の状況がTwitterのライムラインなどに流れてはきましたが、我が家の紅葉登山は10月に入ってからと決めていました。ただし、この半年の間体を動かすことを怠っていたので、すっかり足が鈍ってそうです……。
アルプス方面も気になりましたが、毎年行きたいと思いつつもなかなか行動に移せなかった東北の山の紅葉を見に行きたい! 北東北3県にも訪れてみたい紅葉スポットは色々とありますが、まあとにかく遠い。マイカー移動で頑張れる範囲となると宮城県内陸の北の端、岩手・秋田とも県境を接する栗駒山辺りが限界な気がします(一昨年のはらですぎさんの山行レポートを読んで栗駒山の日帰りバス旅も気になっていましたが、ひとまず今はマイカー登山からということで)。
東京からは片道約500km、山形の月山に行ったときよりもう少し頑張ればなんとかなります。
ちなみに紅葉時期の栗駒山は県内外に人気のハイキングコースということもあって、週末は道路の渋滞や駐車場の混雑が発生するそうです。できることなら平日に行きたいところですが、妻の仕事の都合もあってチャンスは土日に限られてしまいます。
東北エリアのお手軽紅葉登山といえば、数年前に那須岳の駐車場争奪戦を体験していて、あのときは夜の22時過ぎに登山口の駐車場に付いたらほぼ満車直前、滑り込みギリギリでかなり焦った記憶があります。
紅葉のベストシーズンに加えて、緊急事態宣言の解除から最初の週末というタイミングもあり、同様の状況になることを予想。直前まで台風の襲来などもあったので、最初から土曜日は移動日に充てて昼頃からのんびり出発、現地の駐車場に土曜日夕方のうちに到着して車中泊で翌朝に備えることにしました。
栗駒山登山口と登山ルート
「栗駒山」は山全体が宮城県、岩手県、秋田県の3県にまたがる成層火山(活火山)です。ピークとしての「栗駒山」は宮城県と岩手県の県境にある最高峰の須川岳(1,626m)を指すようです。
栗駒山(須川岳)に至る登山口はいくつかありますが、定番なのは宮城県栗原市の「いわかがみ平」と、岩手県一関市の「須川高原温泉(須川温泉)」。登山客が多いらしいのはは圧倒的にいわかがみ平で、紅葉時期に「神々の絨毯」とも形容される栗駒山の南斜面や東栗駒山へのアクセスが良いのはこちらです。
須川高原温泉から入山して「産沼コース」を経由して宮城県側のコースまで足を伸ばすこともできますが、我が家は久々の山歩きですしせっかく前日から移動できるので、今回は素直にいわかがみ平からエントリーすることにします。仮にいわかがみ平の駐車場が埋まっていたとしても、そこから須川温泉まで1時間程で移動できるようなので、そんな感じの計画を立てました。
当日の登山ルートとYAMAPログ
今回歩いた登山ルートはいわがみ平から「東栗駒コース」で東栗駒山から逆時計回りで栗駒山へ。その後天狗平を往復して「中央コース」でいわがみ平に下る定番の周遊ルート。この半年近く夫婦揃って山をまともに歩いてないこともありますし、復帰戦は無理のないルートが良さそうです。
栗駒山 紅葉2021 / OKPさんの栗駒山・東栗駒山の活動データ | YAMAP / ヤマップ
いわかがみ平駐車場、前日の日暮れからすぐに満車、そしてカオス……
さて、週末にかけて日本列島をかすめた台風16号もなんとかやり過ごして、10月2日の土曜日はお天気の東京。いつも通りの時間に起きて、10時過ぎに自宅を出発。中央道から首都高に入り、川口線でやや渋滞に巻き込まれたものの昼過ぎには東北道に入り一路北を目指します。
国見SAで食事がてら軽く休憩を取って、17時頃に宮城県の若柳金成インターを下りました。
コンビニで翌日の食事などを仕入れつつ、18時前にいわかがみ平の駐車場に到着。いわかがみ平には3つの駐車場があるのですが、トイレがある真ん中の小さい駐車場は既に満車で、一番大きい上の駐車場も既に3割程度埋まっていました。コロナ禍でマイカー旅の需要増、車中泊旅も増えてるといった話は耳にしてましたが、この分だと日をまたぐ前には駐車場は埋まってしまいそう。
案の定、それから数時間の間に次々に駐車場は埋まり始め、車内で夕飯を食べていた20時過ぎにはほぼ満車となってしまいました。
いわかがみ平の駐車場が埋まった場合、3.5kmほど手前にある「いこいの村栗駒跡地臨時駐車場」に停めて歩くか、紅葉時期は朝7時からシャトルバスが出ています。ちなみにこの“いこいの村栗駒跡地”から直接入山する「裏掛コース(新湯コース)」は空いていて良いらしいとの話もあり(山と高原地図では破線ルート)、いわかがみ平が満車だった際のプランBとして、須川高原温泉と合わせて検討していました。
一旦、満車になってしまえば、以降は下の駐車場に停める流れができるかと思ったら甘かった……。
私達は一番上の駐車場の、トイレに近くドアの開閉がしやすい角の駐車スペースに車を停めていたのですが、21時を過ぎる頃に駐車スペースではない場所に車が停まり始めました。元々はバスの転回スペースとして、三角コーンや規制線のテープも貼られていたのですが、折からの強風でテープが緩んでいたこともあってか、転回スペース内に駐車する車が現れます。
その後も次々に駐車スペース以外への駐車、バス用の駐車場としてコーンが置かれたスペースにまで停める車が現れ、駐車場の治安は悪化の一途……。
そんな様子を眺めつつも、上空にはいい感じで星が見えていたので「そういえばE-M1 Mark IIIの手ブレ補正なら手持ちで星が撮れないものか?」と試してみたり。8秒、10秒で案外撮れているかな?と思ってましたが、周辺はややブレてしまっていますね。まだまだ修行が足りません。
そんな写真を見返すと、コーンの規制エリア内にキャンピングカーが停まり、中央手前に謎の縦列駐車が伸びて行く様子が写っていました。
その後、車の屋根に最近手に入れた小型三脚(ARTCISE CS20C)を立てて何枚か撮ってみました(星空AF便利ですね)。その間もひっきりなしに駐車スペースを探す車がやってくるので、ヘッドライトやブレーキランプが木々をライトアップ(紅葉の色ではありません)。
22時過ぎに就寝して、翌朝起きてみると駐車場は更に大変なことになっていました。
なんと最上段の駐車場入り口の周辺が、殆ど埋まってしまっています。坂を登り切った左手側が駐車場の入り口なのですが、イン&アウト側それぞれに数台ずつの車が停められています(というかキャンピングカーをそこに停める?)。これはもう確実にバスは入れませんし、マイクロバスですら侵入は難しそう。
日の出前の東の空はとても美しいですが、おかしなところに停まってる車がちらほら目に付きます。
角に停めていたはずの我が家のXVの横にはまさかの5列(車2台分ぐらいの走行スペースを挟んで規制のテープが貼られていた場所)。見た限りバスの駐車、転回スペースには全て車が停められています。。
日の出を眺めつつ朝食を食べたり出発の準備をしますが、明るくなる程に駐車場の惨状が露わになっていきます。一部「ここならギリ大丈夫だろう」的な判断をする人が出てしまうのはまだ理解できなくもないものの、どう考えても100%アウトな場所に車を停めたまま入山してしまうのは理解に苦しみます。
この後、6時半に到着するという毎日アルペン号(観光バス2台)は一体どうなるのだろう……。
「東栗駒コース」から登山スタート
太陽が登って6時少し前、駐車場のすぐ脇にある「東栗駒コース」からスタートします。
近くを沢が流れている粘土質のコースということもあって、ひたすらぬかるんだの道が続きます。下山路に選んだ場合は、靴が泥々になっていることを覚悟しましょう(逆周りならば靴は乾くのですが)。
緩やかな登山道を登って行くと、徐々に周囲の視界が開けて紅葉が見えてきました。右正面が東栗駒山。
後ろを振り返ってみると既にこの焼け具合。既に紅葉はいわかがみ平のある標高1100m付近まで下りてきているようでした。
新湯沢に出ました。
沢沿いを100m程上りながら対岸に渡ります。水量はそこまでありませんが、スニーカーでの東栗駒コースはやめておきましょう(その前のぬかるみでアウトだと思いますが)。
岩に空いた穴に映り込む空と木々の色が虹のようなグラデーション。
テープが貼られてますが、沢を直進しないように。
森林限界を越えて紅葉の眩しい東栗駒山へ
いよいよ紅葉本番エリアの中に入ってきました。ナナカマドの実が鮮やか。
雲もありますが青空が見えるお天気。前日は強風&ガスガスだったようですが、絶好の登山日和です。風はそこそこにあるので、雲の流れは速い。雲が掛かっているのが栗駒山。
こちらが東栗駒山ですが、正面のピークは山頂ではありません。
いわかがみ平の駐車場が見えました。毎日アルペン号が到着していますが、やはり駐車場には入れないようです……。あの状況ではしばらくは切り返しも不可能でしょう。ちなみにこの駐車場の状況により、この日は10時頃までシャトルバスが運行できなかったそうです。
“いこいの村栗駒跡地”の臨時駐車場では入場整理が行われていますが、こちらも満車が近そう。
東栗駒山。東斜面の赤が鮮やかです。
東栗駒山と栗駒山(須川岳)。この2つの山をぐるりと逆時計回りに歩きます。
鐘。風に煽られて鳴りまくっていました。
手前の岩がちょっとカッコいい。
雲の中から栗駒山が現れました。山頂は既に登山客でいっぱい。
東栗駒山の最初のピークっぽい場所。標高は1400mくらいですが東北の山は森林限界が低いですね。ちなみにこの辺りは遮るものがないので、そこそこの強風です(10m/sはないぐらい)。
この時間、まだ東栗駒コースはそこまで人が多くないものの、しばらく立ち止まって景色を眺めたり写真を撮っていると、次から次に登ってくる人が現れます。
東栗駒山の山頂は、それほどピークっぽくない緩やかの稜線の途中といった雰囲気の場所。
東の空はほぼ快晴です。
気持ちのいい東栗駒山の尾根。スタートから1時間程度でこんな森林限界のハイキングを楽しめるとは!
栗駒山をバックに記念写真。
東栗駒山の稜線は緩やかで見晴らしが良いので360度の紅葉が楽しめます。
このクレーター状の大きな穴は火口なのかな?
風になびく草紅葉。
そして再びぬかるみエリア。ここは泥も深くてなかなかの難所。東栗駒コースを歩くならハイカットの登山靴が必須です。コースが緩いからと、トレランシューズ等を選んだら泥浸水は覚悟した方が良さそう(新湯沢の水量なども含め季節や年によっても違うようですが……)。
この谷が新湯沢の始まり? 夏頃まで雪渓が残る山のようですが、積雪による水源が豊富なのでしょうね。
栗駒山(須川岳)へ
裏掛コースとの分岐です。
少し入って覗いてみましたが、裏掛コースや須川高原温泉からの産沼コースも良さげですね。
いよいよ登山客も増えてきました。写真中央付近での東栗駒分岐で左手側の尾根を登ってきた「中央コース」と合流します。この写真を撮ってる場所から山頂まで30分程度ですが、この先の景色も素晴らしいので何度も足を止めてしまいます。
東栗駒山の稜線もかなり登山客の姿が見えます。
東栗駒分岐にかけての登り。ここから振り返る景色がとにかく素晴らしい。
こうして見ると沢山の池塘が確認できます。水を溜め込んだ高層湿原が新湯沢の水源になっているのでしょうか。東栗駒コースにぬかるみが多いのもなんとなく理解できます。
こちらは産沼コース。須川高原温泉からのコースは比較的空いていると聞いていましたが、やはりピーク時期の週末ともなるとそう甘くはないようです。
そしてこちらが中央コース。よく見ると歩いてる人がとても多いですが、それ以上に見事な紅葉の絨毯! 山の紅葉も色々と見てきましたが、このような一面を埋め尽くすような紅葉を見たのは初めてです。
この先で中央コースと東栗駒コースが合流したら、山頂はすぐです。
栗駒山(須川岳)山頂から天狗平
8時20分、栗駒山(須川岳)山頂に到着。既にかなり人が多いです。
昭和30年から現存するという古い山頂柱。山頂ではどんなに頑張っても、人を写り込ませずに写真を撮ることができません……。
片道20分程の天狗平まで行ってみます。
山頂から西に伸びる尾根道なので、北側の須川高原温泉もよく見えます。こちらの駐車場も車でいっぱい。
北斜面の紅葉はまだこれからと聞いていましたが、なかなかいい感じではないでしょうか。南斜面に比べると黄色が多いのはケカンバでしょうか。左手奥の湖は須川湖。
高層湿原らしい須川高原温泉からの産沼周辺。左手前に細く見えている淡いエメラルドグリーンは、火口湖の昭和湖。展望岩頭まで行くともう少しよく見えるようです。展望岩頭、天狗平から10分なので行っておけば良かったか……。
この左中央付近が展望岩頭ですかね。
緑多めの山だったので行かなくてもいいかな…… と思ってしまいました(笑)
花のような黄色く黄葉した草。なんだろう?
天狗平。標柱の設置は岩手県。
こちらは宮城県が設置した方位盤。この辺りはずっと県境です(展望岩頭の先に三県境があるようです)。
南西側の斜面。こちらから登ってくる登山道もいくつかあるようです。いわかがみ平や須川高原温泉よりもコースタイムは掛かりますが、人が少なくて快適そうです。
須川高原温泉からまっすぐ登ってくる「須川コース」は火山ガスの濃度が濃いので閉鎖中です。
火山監視カメラ。
それではあちら(南斜面)の紅葉に向かいましょう。左中央付近に白く光っているのがいわかがみ平。
栗駒山山頂に戻ってきたら、大変なことになっていました……。こんな混雑している山は恐らく初めて。紅葉時期の栗駒山人気に、緊急事態宣言解除後最初の週末(しかも好天)の併せ技によるものか……?
登山客でいっぱいの中央コースを下山
この時間になると、登ってくる人と下山者でコースも大変なことになっています。人気のハイキングコースだからか犬も多い(猫連れてきてる人までいた)。
木曽駒ヶ岳や御岳山など週末に賑わう山は今までも経験していますが(紅葉時期に那須岳にしても)、ここまでのレベルは初めてです。
時間は10時前ぐらいですが、ますます登山客は増える一方。恐らく地元の人にとっては高尾山や筑波山的なお手軽ハイキングコースで、そこに憧れの紅葉登山スポットとして関東や関西からの遠征組も加わって(SNSでも東北の紅葉は年々見る機会が増えています)ここまでの状況になってしまったのかもしれません。
先程歩いてきた東栗駒山の稜線にも大勢の登山客。
それでも紅葉は圧倒的。
なるほどこれが神の絨毯。
紅葉はもうずっと見続けていますし、写真だってもう何百枚と撮っているのに少し進んではやっぱり写真を撮ってしまいます。どこを切り取っても素敵な自然の模様が広がっています。
ぬかるみ連続だった東栗駒コースに比べると、こちらの中央コースはちょっとした舗装路のような場所まであって非常によく整備されています。
森林限界より下に下りてくると周囲の紅葉に気づきにくいですが、実は見事な紅葉の中を歩いています。
中央コースを登って行くとこんな視界。10時半過ぎですがまだまだ登る人は多いです。整備されたコースなので、お年寄りや小さな子供を連れた家族連れも多いです。やはり手軽なハイキングコースとして、地元の人たちに愛されている山なのでしょうね。
石畳の散歩道を快適に下って行きます。
明るくなってから登っても景色は最高そうですね。
レストハウスでは靴を洗う登山客の行列ができていました。我々の靴は既にすっかり乾いてしまっているので、帰ってから洗えば十分です(東栗駒コースで下山するとドロドロです)。
このレストハウス周辺でも色づいた木々を楽しめますし、レストハウスの脇からは東栗駒山の紅葉がよく見えました。登山はせずにいわかがみ平から紅葉を眺めるだけの人もいるみたい。
下山後のいわかがみ平駐車場、そして付近の温泉も大混雑
さて、駐車場はどんな様子でしょう……。
なんとかバスも入れるようになったようで、毎日アルペン号も無事切り替えしています(駐車場の外に停まっていますが……)。左側に見えている行列は、帰りのシャトルバス待ちの列です。
このような公共の駐車場の中では駐車違反を取ることもできないでしょうし、山奥なのでレッカー移動も現実的ではない。途中にゲートはあるようなので、紅葉時期はマイカー規制するか、台数限定で侵入を有料化するか……。何れにせよ人的コストは発生してしまいますし、地元にとっては大いに頭の痛い問題かもしれません。観光資源としては大いに魅力的な場所である一方、近隣には日帰り入浴施設がある程度で、あまり地元にお金が落ちる仕組みもなさそうです。
我々もせめて温泉施設ぐらいは利用を…… と思ったのですが、いわかがみ平から近い「ハイザルーム栗駒」「駒の湯」のどちらの入浴施設も混雑ですぐには入れず……。ハイザルーム栗駒付近の築館栗駒公園線ではいわかがみ平に向かう車の大渋滞が発生していました。
結局、若柳金成IC近くまで戻ってきて「金成温泉 金成延年閣」で温泉に入ることができました。
そこそこ大きな入浴施設ですが、混雑もなくのんびりお湯に浸かることができました。女性の方は洗い場が混雑していたそうですが、洗い場の使用カランを、密対策でひとつ置きにしているのも理由かもしれません。入館料は大人500円と大変リーズナブルでした(1000円の食事付き券も少々気になりますね)。
途中で少し入浴客が増えたと思ったら、毎日アルペン号の2号車が来ていました(1号車は「ハイザルーム栗駒」らしい)。運転手の方に少し話をしたのですが、やはり朝は相当大変だったようです(駐車場に入ることができず、道路でお客さんを下ろしたそう)。朝のシャトルバスが運行できなかった話もこのとき初めて聞いたのですが、本当にお疲れ様でした。
そんなこんなで、栗駒山の紅葉はとても素晴らしかったのですが、山中の混雑は仕方ないにしても、駐車場のマナー違反駐車などはさすがに度を越していたように感じました。自分たちも駐車場を車中泊利用していた訳なので、山に行きたい気持ち、紅葉を見たい気持ちは十分に理解できるのですが、他人に多大な迷惑を掛けてまでやることではないはず。
以前の那須岳での経験もありますし、東北の(マイカーアクセスの良い)人気紅葉スポットについては、週末の山行先としては少々考える必要がありそうです。次回機会があった場合もなるべくなら平日狙い、或いは入山場所を変えるなどして、心の治安もよく山を楽しみたいものです(今回は久々の山ということもあり、ある程度の混雑も覚悟で定番スポットに突入したところはありますが)。
さて、14時過ぎには温泉まで終えたものの、そこからまた500kmのドライブが待っています。行楽シーズンの日曜日ですしある程度移動したら渋滞が片付くまで仮眠でもした方が良さそうです。
まずは遅めのランチ(ハイキング中におにぎりとパン程度は食べた)、せっかく宮城に来たので牛タンを食べておきます。当初、長者原SAのレストラン伊達の牛タン定食を食べる予定で立ち寄ったのですが、15時で閉店だったので仙台を少し通り過ぎた菅生パーキングの「牛たん麦めし屋 梵天丸」にて。
そして行きにも休憩をした国見SAに入って、シートを倒しての軽い仮眠。……のつもりが結局2時間近く寝てしまい、目が冷めたらお馴染みの羽生付近の渋滞もすっかり解消していました。
そのまま、軽めの夕飯として喜多方ラーメンを食べます。
実は上りの国見SAでも喜多方ラーメンを食べていたのでした。どちらも美味しかったですが、上りの方が平打ち麺と肉厚の柔らかチャーシューで美味しかったかな。スープは下りの方が味濃いめ。
そこからはストレートに自宅までノンストップ。行きは首都高経由でしたが、帰りは久喜白岡JCTから圏央道周りにて。スピード調整をしつつ、月曜日の0時を過ぎてから数分後に八王子料金所を通過して、無事ETC深夜割引の対象となって帰宅しました。
深夜割引になってから帰宅してる。昼間の首都高経由で行った行きとの料金差がすごいな!
— OKP (@iamadog_okp) 2021年10月3日
帰りは時間調整でスバルにしては燃費運転でした。 pic.twitter.com/kMEnaRzrFo
交通費のことはあまり考えていませんでしたが、まさか往路と復路でここまで違ったとは! ガソリン代もありますし、毎日あるぺん号の夜行日帰りのバス料金が16800円〜17800円なので(温泉入浴料込み)運転の手間を考えたら、バス移動の方が断然楽ですね(今は7時間乗車のバス旅行はあまり気乗りしませんけども)。でも、次はイワカガミ平以外からもアクセスしてみたいので、やっぱりまた運転頑張るしか……。