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半年ぶりに都外の山へ…… お手軽3000m峰の乗鞍岳でライチョウにも会えて初秋を満喫

9月の4連休。3日目と4日目にかけて、久々に都外へ登山(というかハイキング)に出掛けてきました。初日(21日敬老の日)は長野県の乗鞍岳です。

久々の都外登山、できれば高い山に登りたい!?

コロナ禍における東京都民への都外移動自粛が解除された9月、そろそろ我が家も都外の登山を再開しようと準備を始めました。夏に奥多摩を少し歩いた以外では、今年の3月以来半年近いブランクもありますし、まずはあまりコースタイムの長くない日帰り登山が無難そう……?

東京から比較的アクセスの良い八ヶ岳エリア、ロープウェイやゴンドラが使える木曽駒ヶ岳、唐松岳、日帰り北アルプスの焼岳、爺ヶ岳…… とこれまで何度か登ったことがあるメジャーな山を中心に、泊まりなら立山なども候補に入れてましたが、せっかくの久々の都外の山なので、天気の良さそうなエリア、かつ比較的楽に高い標高まで行ける場所がいいなと(できることならライチョウがいるエリア……)。

4連休の前半は妻の用事や体調などもあって後半2日が本番です。いくつか候補を挙げて、ギリギリまで天気予報を確認した結果、初日は長野県の乗鞍岳に決めました。バスで2700mまで行けてしまうお手軽山なので、少々物足りない所はありますが、とにかく久々の高山歩きですし「楽して絶景」は願ったり叶ったり?
乗鞍を歩いた調子次第で、翌日行く山を決めるのも悪くないでしょう……。

久々の深夜ドライブで乗鞍高原へ、始発バスはまさかの8台!

久々に深夜の東京を出発。途中立ち寄るコンビニでの買物にマスクが必要だったり、ゴミ袋としていつも1枚多く貰ってたレジ袋が有料になっていたり、この半年の間に色々な変化がありました。そういえば車で100km単位の距離を走るのも久々で、ロングドライブの勘も戻ってないかも……?

夜中の高速は比較的空いていて以前の週末程度……。あまりに久々なので「シルバーウィーク」という状況が頭から抜け落ちてましたが(なんなら「まだ紅葉シーズン前だし山も空いてる?」ぐらいの勘違い)、2日目の予定を検討する車中にて、深夜2時頃の情報で菅の台BC駐車場(木曽駒ヶ岳アクセスの拠点)が満車という情報……。「あれ?もしかして、今山めちゃ混んでる……?」 何も考えず4連休のど真ん中に人気観光地に向かっていることに不安を覚え始めます。

ちなみに現在の乗鞍岳へのアクセスですが、岐阜県側の乗鞍スカイラインは7月豪雨の影響で通行止めになっていて、平湯から畳平のバスも運休中。アクセスは長野県側の乗鞍エコーラインのみに限られています(以前登山道整備した、平湯からの登山道は歩けるのかな?)。

朝4時頃に乗鞍高原の乗鞍高原観光センター(第1駐車場)に到着すると、既に駐車場は既に8〜9割が埋まっていました……。
これは始発バスの1時間前にはバス停に並んだ方がいいかな…… とすぐ朝食を食べて出発の準備。それでも5時頃にバス停に行った時点で、既にそこそこの行列ができていました。チケットを購入しつてバス列に並び、しばらくするとアルピコ交通のスタッフの方が行列を整理しに来て、我々の時点で始発バスの3台めになるそうです。

最終的に朝6時10分の始発バスは8台(!)となり、久々の山にワクワクしつつも「とんでもない所に来てしまった……」という気分も。まあ、今回考えていた人気エリアは、何処に行っても似たような状況だったのでしょう。

バス内は全ての座席が埋まった上に、補助席も前の方まで使われています。正直かなり密な車内ですが、畳平まではマスクを着用して大人しくしているしかありません。こういうときに2人行動だと、とりあえず隣の席を気にせずにすむので助かります。

いいお天気の畳平から富士見岳を経由して肩の小屋へ

なぜか一度出発した3号車バスが駐車場に戻って、補助席に追加で客を乗せて最後尾バスになってしまうアクシデントもありましたが、7時20分に畳平に到着。先頭のバスは10分以上前に到着しているでしょうし、急がずに集団とタイミングをズラしながら行動することにしましょう。トイレをすませて出発。

紅葉にはまだ少し早いタイミングですが、2700mの畳平ではいい感じに草紅葉が始まっています。

この時期ともなると鶴ヶ池もかなり小さくなっています。上空には多少雲があるもののいい感じの青空も見えています。

畳平からはそのまま剣ヶ峰を目指す人が一番多いと思うので、まずは富士見岳から…… といっても富士見岳山頂を経由してもCTの違いは5分程度ですけども。

東の松本方面にはうっすらとした雲海。

西には白山がよく見えています。雲海から顔を出したさぞ登山日和でしょう……。

今回乗鞍を選んだのは久々の山というのもありますが、そんな中でもライチョウ遭遇が期待できそうな山がいいよねという目的から。この富士見岳でも以前ライチョウを見ているので、期待しながら歩いて行きます。

以前、乗鞍に来た際はいきなり標高が高いこともあってスタート時に若干息切れしていた妻ですが、今回は朝から調子が良さそう。

広い山なので、バス8台分の人もすぐにバラけてしまいます。観光地の乗鞍ですらこうなので、エントリーポイントや宿泊地での混雑さえなければ、山は最も密に起こりにくい空間だと思うのですが、この連休各地でテント場や入山に際しての公共交通の混雑が発生していたようなので、紅葉シーズンに向けてこの問題をどうクリアして行けばよいのでしょうね。

お花畑方面には行列。

北アルプスもよく見えてきました。焼岳から穂高連峰、槍ヶ岳、西は笠ヶ岳までくっきり。ということは北アルプスの山々の上にもさぞ気持ちのいい空が広がっていることでしょう。


富士見岳(2818m)山頂。こんなお手軽に登っていい標高ではない気もしますが、さすが乗鞍……。向こうにはは剣ヶ峰、摩利支天岳の乗鞍コロナ観測所も見えています。

池の周りの草紅葉がいい感じ。あと1週間(今頃?)でさらに色づきそうですね。

南アルプスかな?

剣ヶ峰方面へ。


めちゃくちゃいいお天気になってきた!

この時期、乗鞍大雪渓はほぼ姿を消しています。中央に見える白い塊は雪渓の残りでしょうか。

大雪渓・肩の小屋口バス停で下りるのも良かったかも?

肩ノ小屋は営業中。もうすっかり山は秋です。


肩の小屋から見上げる剣ヶ峰の草紅葉もいい感じ。


人の多い登山道を剣ヶ峰へ

……ですが、よく見ると登山道にはかなりの人(始発バス8台ですからね)。まあこの時間は下山とのすれ違いもありませんし、のんびり歩きつつ適当なタイミングで抜かさせて貰いながら登って行きます。


前日かなり雨が降ったらしく、さらさらで滑りやすいスコリア状の足元がとても歩きやすい。



上高地からの景色でお馴染み岳沢のカールから槍ヶ岳まで。朝8時半の時点ではオールクリア。

乗鞍コロナ観測所越しに笠ヶ岳からその奥に見える山並み。あちらにも行きたいなぁ。

蚕玉岳の稜線に出ると権現池が見えます。その向こうには雲海。



朝日岳、一応登山道は付いてるようですが登ったことないな。


少しずつ雲が焼岳の南側にも湧いてきました。


小ピークの蚕玉岳を通過して剣ヶ峰へ。

エコーラインをバス(8時観光センター発)が上がって来ました。確認したのは6台。これからまだまだたくさん人がやってきそうです。

山頂手前はY時になっていて、なんとなく鳥居のある側に登りたくなってしまうのですが、時計回りが推奨ルートなのかも?(でもそうすると先に頂上小屋なのですが、それでいいのかな)



あっという間に剣ヶ峰山頂(3026m)

肩の小屋から登り始めてまだ45分です、目の前に標高3026mの青空が広がっています。こんなに簡単に3000m峰に登れてしまっていいのでしょうか……(いいのです)。


標高3026mからの絶景。



雲が半分掛かっているのは御嶽山かな。


雲がやる気を出してきた……



北アルプスの東側から雲が出てきてもう少ししたら飲まれてしまいそう。常念山脈側は既に雲の中。


久々の3000mの景色を楽しんだので下ります。


乗鞍岳頂上小屋ではネパールの方が働いているみたい? ネパールからの出稼ぎ山小屋スタッフの人って、春のヒマラヤトレッキングシーズンが終わってから来日するのだと思っていましたが、今年はどうなっているのでしょう?


山頂を振り返るともう空が白い。青空タイミングに間に合って良かったですね。

サクサクと肩の小屋まで下りてきました。まだまだこれから登る人も多い時間帯。


これだけでは流石に歩き足りないので、ハイキングコースやミニピークを回ることにしましょう……。


ライチョウがいた!

なにやら人が集まっていると思ったらライチョウさん!


オスメス一羽ずついました。


2羽とも足輪をしています。ちょっと体が小さめなので若鳥かと思いましたが、鳴き声は大人のグエ〜だったので2歳以上なのかな?


しばらく愛らしい姿を見せてくれた後、摩利支天岳斜面の遊歩道を大きく超えるように飛んで、ハイマツの中に消えて行きました。


今回の乗鞍でライチョウを見られたのはこのタイミングだけ。3分早くても遅くても見られなかったと思うと、始発バスが何故か最後になってしまったのも含めていいタイミングだったのかもしれません。

お花畑〜魔王岳〜大黒岳

その後徐々にガスに包まれていく畳平。まだまだ時間があるのでお花畑側に下りて行きます。



ガスが出てきたからか、ホシガラスたちも活発に飛び始めました。


ハイマツの実を食べているようです。


11時5分のバス待ちの列がもうここまで……。このバスにも余裕で間に合いますが、スルーしてもう少し周囲を歩くことにします。

お花畑はやはり草紅葉でいい感じ。


……かと思ったら通行止めで入れなくなっていました。残念。

連休でこれなので、今頃(9月後半)は紅葉がいい感じになっていることでしょう。


そのまま魔王岳へ。



11時5分のバスも6台かな。

バスは行ったばかりですし、大黒岳にも登っておきましょう。

ご来光バスだとここからご来光を眺める人が多いんでしたっけ? 確かに山頂も広くてご来光を見るには良さそうですね(富士見岳だと少し混みそう)。


剣ヶ峰、晴れたり曇ったりを繰り返しています。このタイミングなら晴れてる。

鳩サブレ?

大黒岳には初めて来ましたが畳平が一望できていい景色ですね。



1時間後(13時5分発)のバス列はもうここまで…… 我々のように始発バスからのんびり過ごした人と、2番バスで剣ヶ峰まで行った人の両方がこの時間に戻ってくるので仕方有りませんかね。

この景色を見ながらのバス待ちも悪くない。

下山バスはなんと9台でした。乗鞍の紅葉は畳平から下のエコーラインもいい感じになりそうですし、バスで通り過ぎてしまうよりも、畳平からの下山で楽しむのもアリかもしれません。


山行ルートと活動データ

剣ヶ峰他、登れるピークを一通り回ってみてもこの距離と標高差でした。


下山飯と温泉、翌日への移動など

乗鞍高原に戻ってからのランチで失敗してしまい(特定メニューと私の相性だと思うので詳細は省きます)、口直しにジェラートを食べて、比較的穴場な竜島温泉へ。前夜寝てないので少し横になれるかと思っていたのですが、新型コロナ対策もあって休憩所は閉鎖されていました。仕方ないですね。

そうそう、乗鞍高原でのランチとえば観光センターから徒歩ですぐの「メープル」に昨年行ったのですがランチのボリューム満点でとても美味しかったです! 今年は残念ながら時間が合わずに再訪できませんでしたが(メープルのランチタイムは13時半までなので)、また行きたいなぁ……。

少し車で休んでから松本の「そば茶屋 松花」にて夕飯。間違いのない山賊焼きと蕎麦の定食。今回の下山飯はこれだったと記憶を改ざんすることにします。



さて、翌日の行き先ですが、どうやら連休後半、各地の山で混雑が発生している情報がTwitterから入ってきます。さらに東京に繋がる高速道路の渋滞が大変なことになっているらしい……(中央道は甲府から小仏トンネルまでつながっていたとか、解消したのは明け方だとか……)。

焼岳は中の湯の小さな駐車場に止められるか怪しいし(上高地は言うに及ばずで)、爺ヶ岳は予報が曇り、バスとロープウェイで密になりそうな木曽駒もパス。ここはやはり鉄板の八ヶ岳…… と迷うものの、翌日の帰路を考えると朝方だけ少しハイキングして、昼前には東京を目指すのが良いのでは?ということに。

以前から気になりつつ一度も行ったことがない美ヶ原高原に行ってみますか、ということで松本からアザレアライン〜ビーナスラインで美ヶ原を目指します。途中から結構な霧で視界の悪いドライブでしたが、22時頃には道の駅 美ヶ原高原(美ヶ原高原美術館)の駐車場に到着しました。


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