日曜日、ぶち猫さん(id:buchineko_okawari)主催の「流し麺会」に参加してきました。
流し麺会とは
「いろいろな麺を茹でて、流しそうめん的に流しながら、いろいろなつゆに付けて食べる会です」(会の概要より引用)
昨年のぶち猫さんのブログで公開された「流しそうめんの会」のクオリティそのままに、より暴力要素(小林銅蟲先生含)やぶち猫さんの最新スキルの1つである製麺要素が加わった「流しそうめんの会 2.0」とも言える、流しつけ麺の祭典です。
参加者は様々なインターネットの力で招集された27名+子ども達。今回も念により潜り込むことに成功したので、会の様子の写真レポートになります。要するにとてもズルイやつです。暴力的な表現を多分に含みますので覚悟の上先に進んでください。
準備編
会の前に自主的に集まったお馴染みのメンバーにより会場の設営が行われます。私はかねてより興味のあった、流しそうめんを流す設備(竹でできたアレ)を快適な生活さん(id:kaiteki61)と組み立てます。
流しそうめんの構造主義についての講義を拝聴しつつ、比較的スムーズに設備が完成しました。会がスタートしたあと一度設備が崩壊し、慌てて快適さんと再建したことは参加者だけの秘密になります。
水を汲んだ大鍋やポンプを設置して、水を流してテストする頃にはその他の参加者の方も到着しました。間に合って良かった!
会場の各所に配置されていく麺とつゆ(つけ汁)他
事前にぶち猫さんによって用意された麺、当日差し入れられた麺の数々。さらに製麺マイスターのマダラさん差し入れの中華麺が加わったのですが、写真がありません、無能。
ぶち猫さんが製麺した麦切(細いうどん)。
「麦切」でGoogle検索するとトップにでてくるDPZの記事を執筆した玉置標本さんもこの日のゲスト。ぶち猫さんの製麺の師匠のおひとりですね。
仙川二郎の麺???? これも流す・・・・のか???
麺が足りなくなればその場で製麺できるスタイル(しかしそれどころでない位にサイドメニューが用意されています)。
左上からスパイスカレー麺、火鍋麺、すっぽんスープ(!)のつゆ。
小林銅蟲先生差し入れの自家製そばつゆ。皆さんが想像される「強い」ものでなく、大変美味しい正統派のそばつゆです。会終了後は残ったそばつゆを、ペットボトルで持ち替える参加者が続出(当然私も)。
その他、すだち麺、鯵の冷汁麺といったつゆも用意されていたのですが、写真を撮り忘れてしまいました(無能)。後日「ぶち猫おかわり」にて更新されるはずの公式レポートをお待ちくださいませ。
鴨葱麺の具、わかる。
大量の半熟たまごは魯肉麺のトッピング、わかる。
松茸すき焼き麺?(わからない)
火鍋麺にはイノシシ肉とラムしゃぶしゃぶ。麺????
うにくとは???? 果たして麺とどう絡むのか?(絡まない)
製麺会にてニッカ カフェジンを持ち込んで界隈にブームを生んだbadさんが、遂にバーテンダーデビュー(憧れだったらしい)。全国のご当地サイダーや果物を使ったオリジナルカクテルを準備してくださいました。
badさん本人からこの日振る舞われる、拘りのカクテルのプレゼンが始まりました。お酒に詳しいって大人って感じでカッコイイですね(badさんより年上のおっさんです)。
bar badの七つ道具(数は確認してない)。
インスタ映えする酒(ジン)たち。
ドイツビールが樽で用意されていたり、他にも参加者持ち込みのお酒が色々と。もちろん子ども向けのソフトドリンクも。
EOS 6Dと最新の6D MarkII。ぶち猫さんの美しい料理写真は初代6DとEF40mm F2.8で撮られています。「あんな素敵な写真撮ってみたい!」というファンの方は参考にどうぞ!?
流し麺会がはじまる
会のスタートはトウモロコシの冷製スープから。3度目ですがこのオシャレな容器の名前を知らない…(こんなに沢山お持ちだったとは!)。
気付いたときにはだいぶ消えていた、前菜の豆腐と生ハムのサラダ。もう一種用意されていた夏野菜のサラダも写真を撮り逃した上、食べるのもギリギリまで忘れてました。メニューが多すぎるんです!(嬉しい悲鳴)
キッチンでは小林銅蟲先生が持参したシチューを温め始めました。前日アクアパッツア的な料理だった所からの進化形だそうですが、魚介が濃縮された「強い」味がします。
こちらも銅蟲先生による海老が色々と濃縮されたスープ。上のシチューと混ぜると強い麺ダレになります。
この料理、何かで見た気がするのですが、これの途中のやつかな…?
それでは私が食べた(写真を撮っていた)麺たち。間違いなくこの数倍は食べています。まずは鴨葱、半熟玉子は魯肉麺のやつをつい…。ワサビは直前に銅蟲先生自家製そばつゆで素麺を食べていた名残かと。
棒々鶏麺。この辺りはマダラさんの差し入れによる中華麺だと思います。
豆乳担々麺。間違いなく美味しいやつですね。何度も食べました。
すっぽんのスープは優しい味なので、中華麺でなく素麺の方が合いますが、色々な組み合わせをちょいちょい試すことができるのが麺会の楽しさ。
小林銅蟲先生のエビスープでひやむぎ。
エビスープとシチューを混ぜると太い中華麺に負けない強いつけダレが完成する知見を得ました。スープのブレンドはもはや製麺会メンバーならお約束!?
なにやら凄いことが始まりました…。松茸ってこんな食べ方していいんですね。
隣ではぶち猫さんのブログではお馴染みにありつつある、雲丹とローストビーフにワサビを添えた「うにく」が始まります。
主催者自らローストビーフを切り分けてくれます。この素晴らしい和牛の塊は、ぶち猫さんちの冷蔵庫(魔窟)に保管されていた会費外の食材。参加者はズルイですね。
お隣では小林銅蟲先生がパルや『めしにしましょう』(2巻参照)で見たことのある、松茸のすき焼きを調理中。そしてこのツーショットは昨日の敵は今日の友的な少年漫画ではお約束のドリームタッグ。

めしにしましょう(2) 【電子限定カラーレシピ付き】 (イブニングコミックス)
- 作者: 小林銅蟲
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2017/02/23
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログ (2件) を見る
はい。脳が麻痺する美味さです。誰一人ここに麺を絡めようとしないのは分かります(笑)
あと、流し麺は子どもたちに大人気なのですが(大人は下流で子どものおこぼれを食べる図)、うにくとすき焼きに群がるのは大人ばかり。不思議と子どもが集まってこないのはやはり味覚の違いでしょうか。こんな暴力、まだ知らない方がいいと思います。
麺流しのお仕事は当初私がやっていましたが、写真も撮りたい(本当は食べたかったのでは?)と小林銅蟲先生にバトンタッチ。みんな先生を働かせすぎでは?
二郎の麺も銅蟲先生が流してくれます。
ゆで加減をチェック中(という訳ではなく恐らくつまみ食い)。
すぐ下流で麺を受け止めるぶち猫さんとの友情を撮りました。
夏のデザートといったらかき氷機まで用意されていました。個人所有!?
カニではありません。練乳いちご氷です… よね?
タピオカを乗せて貰ったり…
杏仁氷にキウイのフルーツソース。お口サッパリでまた麺が食べられますね ←
badさんのbarも盛況です。このすだちサイダーのカクテルも美味しかったなぁ。
富山といえは何かにつけて「ブラック」ですが、サイダーまであるんですね。ヤバい味がするかと思ったら、適度にスパイシー(ソーダの味の表現?)でジンとの相性もバッチリ。
皆さん興味津々なマダラさん製麺パフォーマンス。めっちゃカメラ目線頂きました。この辺から写真のWBが狂っているのは私の無能っぷりです、ホントにごめんなさい。
製麺パフォーマンス(主に製麺機の使い方について)を隣で解説してくれたのは、著書『捕まえて、食べる』が話題の(読みました!)玉置標本さん。最新の同人誌『趣味の製麺』第6号と並んで目力たっぷりいただきました!

- 作者: 玉置標本
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2017/07/18
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (1件) を見る
顔出しOKなネット有名人の方々と酒を飲むバーテン。他にも色々な方がゲスト参加していましたが、許可を頂いてる訳でないのでここまで。
小林銅蟲先生にすごいサイン(とはもはや言えない?)を貰って歓喜するファンの姿を見ました。完全に恋する乙女の目でしたね。やはりKindleより紙か!?
そんな楽しい時間はあっという間… 5時間近く大いに盛り上がりました。
それどこの餃子会から数えて3回目の会参加でしたが、毎回趣向を凝らしたメニューと演出には驚かされっぱなし。ぶち猫さんの段取り力の素晴らしさは、既に皆さんも知るところかもしれませんが、それを支えるのは参加者を楽しませながら、どこかで驚かせてやるぞ!というプロデューサー気質なのでは、なんて感じてしまうのです。
夏の最後に楽しい思い出ができました。
途中で救われなかった麺は、すべて大人達が美味しくいただきました。