八ヶ岳の編笠山。ひとつ前のエントリの左側に映っているのがそれだと思いますが、南八ヶ岳の一番南よりにある文字通り編笠を思わせる綺麗な裾野を持つ山です。一見、なだらかな傾斜に見えますが、これが外から見るのと実際に登ってみるとでは大違い。小さなものから巨石と言えそうな大きな岩までがゴロゴロと連なる急登を登る、なかなかに手強い山でした。
さて、この編笠山の特徴のひとつが先にも書いた「岩」ですが、もうひとつ目を奪われたのが様々な種類の「苔」。登山コース上の岩はさすがに人が歩くので岩肌が剥きだしになっていますが、コース脇や山中の岩には苔がビッシリ。権現岳では様々な草花を初めとする高原植物が見られましたが、編笠山は本当に苔が多かったなーという印象です。
さらに、この山の周辺にはヒカリゴケの群生地があるようです。冒頭の写真の奥でうっすら光っているのがヒカリゴケです。岩の奥で光っているヒカリゴケが↓の写真。まるで蓄光塗料のような光り方に見えますが、自力で発光している訳ではなく、わずかな光を反射させてそのように見えるのだとか。
それでは以下、ひたすら苔(一部キノコやらシダ)写真が続きます(笑)
この松の木にかかっているとろろ昆布みたいなモシャモシャは「サルオガセ」という地衣類なのだとか。ちなみに地衣類とは苔植物ではなく菌類であると、Wikipedia先生に教えて頂きました。
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今週のお題「2013年、夏の思い出」
夏の写真2013〈ひと夏の思い出をブログに残そう〉