I AM A DOG

途方に暮れる 犬とよばれる でも生きてゆく

今年の秋サンマ、普通に焼いたら少し微妙だったのでロールステーキやパスタで食べたらやっぱりうまい

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秋の味覚を代表するサンマ、ここ数年は漁獲量の減少などもあり価格の高騰が続いています。

今週のお題「秋の味覚」

それに伴って昔… といっても10年も前ではないはずですが、かつてよりも小ぶりというか痩せ気味で脂の乗りが少ないサンマが売られていることが増えました。資源が気になるのはもちろん、価格の面でも今や積極的に買うことはなくなりましたが、それでもやはりシーズンになるとつい手に取ってしまう魅力がサンマという魚にはあります。
今年もやはり高いなと思いつつ買ってはみたものの、魚としては美味しいけど秋の生サンマとしては微妙かなという感想(焼き方を失敗してしまったのもありますが、それでも以前のような脂乗りではない)。

いつも通りに焼いたはずが弾けてしまった…

まさにイナダシュンスケ氏がポストしていた通りのサンマでした。

近年では日本以外にもサンマ漁を行う国が増えたことの他、温暖化や海水温の変化の影響なども言われてますが、昔のような脂がたっぷり乗った美味しいサンマはもう食べられなくなってしまうのか。しばらく食べるのを我慢すれば復活してくれるなら喜んで我慢しますが、そんな単純な問題でもなさそうです。

2015年秋の食卓、サンマってこんな魚でしたよね…

さて、そんな中いつものヤオコーにて珍しく発泡スチロール箱にぎっしりのサンマが3尾500円で売られていました(最近ではかなり安い)。これは買わねば勿体ないということで迷わずゲット。ただし、その日は別の夕飯メニューが既に決まっていたので冷凍庫へ。サンマを一旦冷凍するのは刺身で食べる際のテクニックとして以前NHK(ガッテンだったか?)で紹介されていたもの。冷凍したサンマを軽く解凍すると生の状態より三枚おろしや皮を引く処理が楽になって刺身にしやすく、アニサキス対策にもなるというもの。

まず初日はワタだけ切り出して(冷凍してておくと簡単)ワタ焼きを副菜に。マヨネーズが合います。

続いて身。三枚おろしにして、身に軽く梅肉を塗って(これはお好み)くるくる巻いて爪楊枝で固定。断面に小麦粉をまぶし、フライパンで中に火が通るまで焼くだけ。味付けは何でも合いますが、今回はバター&ニンニクで焼きつつ、仕上げにポン酢を加えて最近ハマってるバターポン酢ソース(骨は骨せんべいに、焦げた)。

脂乗りがいまいちなサンマでもソース等での追いオイルのおかげもあり、濃厚な味で楽しむくとができます。食材としてのポテンシャルは一級品なので、多少過剰な味付けをしても、それなりにサンマの美味しさ味わうことができます。

3尾のうち2尾を使って残った1尾ですが、パスタにすれば2人でも十分楽しめます。

やはり半解凍のうちにワタを切り離して、2枚に下ろしてニンニクとオイルでソテー。骨が付いてない側は火が通ったら飾り用に取り出しておきます。松の実を加え、背骨を抜いて、身とワタは崩し、白ワイン、薄口醤油、鷹の爪の輪切りを加えて、パスタの茹で汁を加えて軽く煮込みます。茹で上がったパスタを和えて完成。

サンマの旨味、わずかにワタのほろ苦さも感じられてとても旨い。贅沢に1人前1尾使ってもいいけど、1尾でも十分2人前のランチになってくれました。

普通に焼いて美味しく食べられるサンマが買えるならベストですが、たまにはこんな楽しみ方もありかなと。

とはいえ間違いないのはやっぱりカツオです。秋は戻り鰹がおいしい季節。ヤオコーで「脂がのってます」とラベルが貼られたカツオが売られていたら、買わなきゃ勿体ない!

今日はさらに凄いカツオが売っていたので追記しておきます(その後、カツオについてもブログを書いた)。