今年に入ってエレキギターを買ったので練習しているのですが(しばらくサボっていたけどライブが終わったので再開)、そんなギター練習の様子をたまにツイッターに投稿したりしています。録画するとフォームや運指のぎこちなさもよく分かりますし、楽器を初めたばかりの頃の記録を残しておくことで、後で見返した際に面白かったしないかな……など(未だ弾けるようになる気がしない楽器ではありますが)。
そんな記録動画ですが週末の日中であれば普通にスマホをミニ三脚に立ててインカメ撮影なのですが、夜ともなるとスピーカーを鳴らす訳にもいきません。日中にしても音楽を鳴らすぐらいならまだしも、楽器練習のような騒音を隣の部屋で妻が仕事をしているところで鳴らすのもなあ……と。
スマホ動画の音声をラインにできないか?
普段は主に夜にヘッドホン(ギター→アンプのレコーディングアウト→ミキサー)で練習していますし、このラインの音と映像を一緒に撮る方法がないかな?と。
ちゃんとやるならば、音声はDAW、映像は一眼を使って別々に録って編集で合わせればいいのですが、簡易な記録でそんな面倒なことはしたくありません。インカメラが付いてるMacBookAirを使ったり、一眼やiPhoneをウェブカメラ的に使いつつ、音声はオーディオI/FでPCに送ってスクリーンレコーダーで記録…… というのも、やはり普段とは違うセッティングを作る必要があって手軽とはいい難い。
要はスマホカメラの音声だけを(内蔵マイクでなく)外部入力にしたいのですが、意外とやっている人は少なそう?というかそこまで主流なスタイルではないのかも。
スマートフォンの4極端子のマイク入力にライン音声を突っ込む方法でやっている人の事例はいくつかあって、最近のスマホの場合はLightningやUSBからの変換が必要ですがやっていることは同じ。
スマートフォンで撮影する「演奏してみた動画」の音声をライン録音(外部入力)する方法 | PINK TITAN 〜 Research on guitars 〜
ライン入出力を使ってスマホでピアノ演奏動画を撮るまで - pockestrap
電子ピアノとiPhoneを直接つなげてライン録りする方法 - ウメ子の子育て&映像翻訳日記
スマートフォンとオーディオインターフェースが繋がる?
当初はこの辺りの方法を考えていくつか足りないケーブルを買おうと思っていたのですが、どうやら最近のオーディオインターフェースはスマホと接続でき、一時期使っていたSteinberg UR22CなどはiOS機器との直接接続できるようです。
出来るだけ簡単に♪iPhone iPadで配信!定番録音アイテム!|島村楽器 イオンモール和歌山店
ただし旧型のiPhone SE2しか持ってないので「Lighning - USBカメラアダプタ」等を容易する必要があり、ものは試しにPixel 6aとUSB-Cケーブルで接続してみたら、あっさり外部マイクとして認識された気配(ヤマハのfaqページにはAndroidでは使えないと書いてあったのに!)。
UR22CとスマートフォンをUSB接続する際は、UR22C本体をバスパワー駆動できないので5V DC端子側に別途Micro USB端子側で電源供給が必要となります(本体裏のPOWER SOURCEを外部電源に)。こちらにはUSB電源アダプター(USB充電器)なりモバイルアダプターから電源を供給してあげましょう。
カメラアプリを動画モードにして設定画面を開くと、マイクの選択が「スマートフォンのマイク」「有線マイク」から選べるようになっていました。
ライン録音できたけど録音レベルが不安定……
ということでオケを流しながらキーボードを弾いてのテスト。いい感じに撮れてる…… と思ったけど、楽器を弾いて音量差が発生すると音割れが発生しています(動画では途中で弾いたり止めたりを繰り返してる)。
スマホカメラでライン録音テスト。
— OKP@音楽垢 (@okprogre) 2024年11月13日
途中から弾くと(音量上がると?)音割れするのが気になる…スマホ側の自動録音レベルの反応なのか?? https://t.co/agIC8htUPY pic.twitter.com/IukJSLGEzr
音が大きすぎるのかとゲインを下げてみましたが改善しない(むしろ悪化している?)。
まだクリップしてるな…? pic.twitter.com/c3ke2jUay9
— OKP@音楽垢 (@okprogre) 2024年11月13日
音量差の大きいバラード系で。インプットゲインは下げたのに却って悪くなった😂 pic.twitter.com/lR9LmCHyKA
— OKP@音楽垢 (@okprogre) 2024年11月13日
原因ですが恐らくスマートフォン側のオートゲインコントロール(自動で入力レベルに合わせた録音レベルに補正する機能)が反応してこうなっているのかなと。
アウトカメラで撮影したら解決したっぽい?
……ここまで一昨日に試してこの記事にまとめて、更新前に改めてテストしたら今度は問題なく録音されました??? 楽器単独でもまあまあ大音量のオケに合わせても大丈夫っぽい。
キーボードだけ。多少音量差付けてみたけど録音レベルの揺れはなさそう…? pic.twitter.com/h5rTSQWUYd
— OKP@音楽垢 (@okprogre) 2024年11月15日
オケと合わせて。やはり大丈夫ぽい? pic.twitter.com/3EzAWl8DOV
— OKP@音楽垢 (@okprogre) 2024年11月15日
初回と違うのは三脚位置の都合でアウトカメラを使ったこと。前回は自撮りっぽいセッティングで撮影したのでインカメラ、今回はカメラの角度的にアウトカメラを使っての撮影でした。
試しにインカメで撮影してみるとやはりラインの音声レベルが不安定になってしまったので初回の不安定さはここが原因だったのね……。
というこで、恐らくですが録画時にアウトカメラとインカメラを使った場合では、スマートフォンのオートゲインの挙動が異なるようです。インカメを使うのは自撮り用途が多いと思いますし、オートゲインがアウトカメラよりもセンシティブな設定になっているのかと想像しています。
そうそう、UR22C経由で接続するとステレオ音源で録音されるようです。良かった!
ちゃんとステレオになってる? pic.twitter.com/VdOTFok7Zm
— OKP@音楽垢 (@okprogre) 2024年11月15日
ということで「スマホカメラにライン音声」での弾いてみた一発録画は手持ち機材のみでできました。UR22CにAndroidスマホ(Pixel 6a)でも特別な設定なしでOK。
後はアウトカメラでの撮影となると、自撮りスタイルで撮りたいギター演奏の場合、カメラのセッティングだったり、録画スタートや停止の操作を少々工夫しないとダメですね(モニターがカメラレンズの反対側になってしまうので)。
キーボードはまだ構図が分かりやすいですがギターはやっぱり難しい。恐らくこの角度なら大丈夫だろう?という向きで広角で広めに録ってトリミングする感じ。
ギター初心者でもパワーコードで合わせてるだけで幸せな気持ちになれるあいさつメタルは名曲 pic.twitter.com/nfb9391X3q
— OKP@音楽垢 (@okprogre) 2024年11月17日