10月31日に発売になったばかりのEarFunの完全ワイヤレスイヤホン「EarFun Air 2 NC」を使ってみました。
- 2024/10/31発売、EarFun Air 2 NC
- フィット感良、音のバランス良、NC・外音取り込み機能付き
- 「シアターモード」でライブ音源等の視聴がいい感じに
- EarFun Air Pro 4とEarFun Air 2 NC、どちらを選ぶ?
2024/10/31発売、EarFun Air 2 NC
先日、ワイヤレスイヤホンのEarFun Air Pro 4を紹介する記事を書いたのですが(これは普通に購入したもの)、その後EarFunさんより新製品の「EarFun Air 2 NC」を試してみないかと連絡を貰いお引き受けしました。
「Pro」がつかないEarFun Airのレギュラーモデルは初代モデルをやはりメーカー提供で使ったことがありましたが、恐らくその後継モデル(他にもAir Sなどの廉価モデルがあったようですが)となる「EarFun Air 2」(2024年2月発売)に、更にノイズキャンセリング機能が付いたモデルとなるようです。
EarFun Air 2 NCの希望小売価格は7,990円。Air Pro(9,990円)から2000円ほど安くなっていますが。ノイズキャンセリング、マルチポイント接続、IPX5防水、ワイヤレス充電といった基本性能はEarFun Air Pro 4同様に備えていてコストパフォーマンスの高そうなワイヤレスイヤホンとなっています。
付属品ですが付属のイヤーピースはEarFun Air Pro 4が5サイズだったのに対して4サイズ(1ペアは本体に装着済み)と1サイズ少なくなっていますが必要十分でしょう。今回も自分は最初から本体に装着されていたサイズ(MとLサイズの間)をそのまま使っています。
充電ケース(写真右)はAir Pro 4(左)とは蓋の開閉位置が違っています。立てて置けそうな雰囲気もありますが、底面が丸くなっているのでワイヤレス充電などをする際は写真と同じ横置きになります。
初代EarFun Air(左)も蓋の位置は同じでしたが底(側面?)が平らでなくなったのは単純にデザイン変更なのかワイヤレス充電の関係なのか。
気になったのは充電ケースから本体がやや取り出しにくいこと。本体上部が滑りやすいこともあって、取り出す際にうっかり落としたりしないように気を付けたいところです。対策としてイヤーピース部分を摘むと、比較的スムーズに取り出すことができます。
フィット感良、音のバランス良、NC・外音取り込み機能付き
装着してみると私の耳にはかなりフィット感がよく、やはりフィット感の良かったEarFun Air Pro 4とほぼ同じつけ心地(これは個人差があるかも)。確かに並べてみると(写真左がAir 2 NC、右がAir Pro 4)耳の外に出る部分のデザインは違っても耳に収まる部分の形は似ているかも。
肝心の音ですが、Air Pro 4に比較的近いように感じます。中高音の精細さはAir Pro 4ほどではないものの、低音から高音までバランス良く鳴らす傾向はよく似ています。安いイヤホンにありがちな低音偏重だったり高音のシャリ感が目立つこともなく、自分の好みにも合っている感じ。
「NC」が付かないモデルには搭載されていなかったノイズキャンセリング機能もしっかり効きます。Air Pro 4と比較するとやや弱く感じましたが、以前使っていたAir Pro 2と同じくらいかもう少し良いレベル(これは外音取り込み機能も同様)。私自信は通常はノーマルモードで使って、長いトンネルや地下鉄など騒音で音楽が聴きづらいと感じたらノイズキャンセリングを使う感じなので、音質含めて基本的な性能は十分だと感じました。
外音取り込みは自分は使うことはなく必要があれば片耳を外して、自動検出で音楽をする停止させる使い方をしていましたが、残念ながらAir 2 NCには自動検出機能はありません(初期のEarFun Airにはあったのに……)。
妻との外出の際には外音取り込みを使ってイヤホンを外さずに使ってみましたが、電車内での小声での会話にも意外と普通に使えます。会話の際に耳に異物感があるのはあまり慣れませんが、イヤホン装着のままの行動が多いなら必要な機能なのかも、とやや今更ながら感じました。
「シアターモード」でライブ音源等の視聴がいい感じに
またAir Pro 4同様ni専用アプリでキータッチやイコライザーのカスタマイズ(適応イコライザ機能もあります)もでききます。面白いと思ったのがAir Pro 4にはなかった「シアターモード」という機能。
シアターモードは3Dサラウンド系の機能のようで、音に擬似的な臨場感を与えるようです(シアターモードを使う際はイコライザーはオフになり、併用できません)。
シアターモードを入れると分かりやすく迫力のある音になるので、通常の音楽ソースに加えると本来の音源のバランスとはやや違った感じになってしまいますが、ライブ盤やアクション系の映像作品を楽しむ際に使うと面白いです。丁度、ライブハウスでのバンド演奏のライブ配信を見る機会があったのですが、配信音源ではイマイチ物足りない会場のエア感を増幅してくれて悪くなかったです。音源によってはこの「シアターモード」のためだけに積極的に使いたいイヤホンだと思います。
EarFun Air Pro 4とEarFun Air 2 NC、どちらを選ぶ?
あとはAir Pro 4との価格差をどう見るか。少しでも安く、自動検出機能は不要、シアターモードを使ってみたいならAir 2 NC、少しでも良い音、最新のNC性能を求めるならばAir Pro 4を選べば間違いないと思います。
モデル | EarFun Air Pro 4 | EarFun Air 2 NC |
Bluetooth | 5.4 | 5.3 |
再生時間(ANCオフ/オン) | 11/7.5時間 | 9/6時間 |
ノイズキャンセリング | 最大50dB | 最大 45dB |
対応コーデック | aptx Lossless, aptx Adaptive, LDAC, SBC, AAC | LDAC, SBC, AAC |
マルチポイント接続 | ◯ | ◯ |
ワイヤレス充電 | ◯ | ◯ |
装着検出 | ◯ | ✕ |
シアターモード | ✕ | ◯ |
ゲームモード | 50ms | 55ms |
防水 | IPX5 | IPX5 |
希望小売価格 | 9,990円 | 7,990円 |
まだ発売直後ということで大きなセールの対象にはなっていませんが、Amazonでは800円OFFのクーポン対象、さらに10%OFFのコーポンコード「NOVPRQWE」を発行して貰っているので、両方適応することで6,391円で購入できるようです。Air Pro 4がセール時に8,000円ぐらいなので、必要とする機能や予算次第ではEarFun Air 2 NCを選ぶのも悪くない選択だと感じました。
- モデル:EarFun Air 2 NC
- 公式サイト:EarFun Air 2 NC
- ドライバー:11mm ダイナミックドライバー
- Bluetooth 5.3
- 対応コーデック:LDAC、SBC、AAC
- 再生時間(イヤホン単体):9時間(ANCオフ)、6時間(ANCオン)
- マルチポイント接続
- ワイヤレス充電
- IPX5防水
- EarFunアプリ対応
- 本体重量:48g(充電ケース込み)
- 付属品:充電ケース、イヤーピース(4サイズ)、USBケーブル
- 希望小売価格:7,990円