昨年末、Twitterで告知を見てから気になっていた写真家 横田裕市さんの写真展を新宿で見てきました。
新型コロナの感染拡大により明日から1都3県に緊急事態宣言が発出されるタイミング。明日以降、外出や移動の自粛がどの程度求められるのか分からなかったのと、日々発表される感染者数も驚く程に増えていることもあり、行けるうちに行っておくことにしました。
いつの間にすっかり人出が戻ってしまった都心部に出かけるなら、平日の通勤時間の後かな…… ということで、昼前に自宅を出て丸ノ内線の新宿御苑駅へ。出口を出てすぐの「アイデムフォトギャラリー シリウス」が会場です。
ブータン王国はヒマラヤの東の端に接する国で、斧田さんのブータン訪問記(2/3/4)を見て以来ずっと気になっている国。観光での入国ハードルが高い(ガイド同行必須で1日あたり200〜300ドルの公定料金が掛かる)こともあり、ネパールトレッキングなどに比べても情報が少なかったりします(特に良い写真を撮れる人のレポートとなると)。
今回の写真展にて展示されてる作品点数は、48点とたっぷり。
ヒマラヤの麓である高地に広がる緑と雲が印象的なブータン(個人的にブータンは雲の国というイメージがあります)、チベット仏教の根付いた文化圏独特の色彩豊かな人々の営みが横田さんの目とカメラを通して語られています。
落ち着いた色合いのプリントが印象に残りましたが、これらは和紙を使ったものだそうです。展示写真の一部については横田さんのサイトの販売ページでも見ることができますが、できれば実際のプリントを直に見ていただきたい。
展示スケジュールは今月20日まで。明日からの緊急事態宣言の影響がどう出るかはまだ分かりませんが、私が足を運んだ平日の昼頃はギャラリーも空いていましたし(私1人だけでした)、そもそも写真展自体は密が生まれにくい環境です。都心に足を運ぶ機会があればぜひ立ち寄ってみてください。
最新の情報は横田さんのTwitterなどでご確認くださいませ。
アイデムフォトギャラリー「シリウス」年頭企画展
横田裕市 写真展「ブータン 穏やかなる龍の国」
- 期間:2021年1月5日(火)〜1月20日(水)
- 10時〜18時(最終日は閉館15時)日曜休館・入場無料
- 東京メトロ丸ノ内線新宿御苑前駅そば
鑑賞後は新宿御苑前駅の入り口の近くで、美味しそうなアジフライ定食の看板に惹かれて北海亭なるお店に吸い込まれました……。大ぶりのアジフライと充実の副菜を堪能、ごちそうさまでした。
未だ収束の兆しが見えない新型コロナですが、いつの日かまた自由に世界を旅することができる日常が戻ってくることを祈ります。