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ピークデザインV3アンカーの紐はOM SYSTEM OM-1の吊り金具に直結すると摩耗する

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既に殆ど需要のなさそうな情報ですが気づいたのでメモ。

ピークデザインのV3アンカーは2017年から2018年に掛けて販売されていた製品。従来品(V2)よりも紐が細くカメラの吊り金具に直接通しやすいことが特徴でしたが、使用状況によりメーカーの想定より早く皮膜が摩耗することが分かり(当時のリリースでは100万個出荷/のべ12万人の販売に対して7件の不具合とのことでした)、1年ほどの販売期間で現行品でもあるV4アンカーへ改修されました。

個人的には三角カンやリングを介したアンカーの接続はあまり好きでなく、V2アンカー時代から(先の細いドライバー等を使って)強引に押し込んでカメラの吊り金具にアンカーを直結スタイルしていたので、V3アンカーの登場は当時かなり歓迎しました。変更よりも併売を希望していましたし、未だにメイン級の機材はV3アンカーを使っています。

OM-D E-M1 Mark II / IIIの吊り金具に直結する分には目立った摩耗もなく、最も長く使っているものは2017年から6年使い続けている状態。ただしパナソニックのGX7MK2の吊り金具に付けていたV3アンカーは1年ちょっと の使用でかなり皮膜が摩耗してきたので、やはり吊り金具との相性はあるようです。

昨日、ふとOM-1に付けているV3アンカーの紐を緩めてみたところ、思いの外被膜が摩耗していることに気づきました。表面の被膜のほつれはGX7MK2のときよりも軽いものの、よく見るとうっすら中の赤い線も見えています(現行のV4アンカーだと赤の前に黄色が見えるそう)。

摩耗しているのは両側ともに。摩耗具合も殆ど同じぐらいでした。

恐らく完全な新品状態からの使用ではなかったと思いますが(それはMark III追加のときでOM-1は新品だったかも? 記憶が怪しい)、OM-1で使い始めて1年強でこうなったということは、原因はOM-1の吊り金具にあると考えて良さそうです。一見同じように見えても、E-M1系とOM-1では使っている金具が異なるのでしょう。

サブのE-M1 Mark IIIや自宅で毎日使っているE-M1 Mark IIのアンカーを見ても、締め付けた痕は付いているものの被膜の破れ、ほつれはありません。E-M1 Mark IIの方は確実に6年は付けっぱなし……。

この程度の被膜の摩耗ならばすぐに切れることはないと思いますが、適当なところで新しいアンカーに交換した方が良さそうです。既に手に入らないV3アンカーをメインで使ってる人はかなり少ないと思いますが、OM-1にV3アンカーを直結して使っている場合は、定期的に紐の状態を確認した方が良さそうです。

さて、手元のV3アンカーの在庫は残り5個になってしまいました。どうやらOM-1を使っている限り、一定期間でアンカーは摩耗して交換が必要になりそうですし、この在庫があと何年持つのやら……。

メルカリ等でV3アンカーを買うのもありますが(当然そこそこ高い)、諦めて釣りのスプリットリング(頑丈で形状、ワイヤーの処理が様々ある)とか試してみようかな。ブラックアンカーも使えますし。あとはまだ試してませんが、V4アンカーを無理やり直結できないのかな(V2の頃はできていたので)。

V2の頃は太い紐を強引に通していました……