ついうっかりとな……。
- 不要不急なOM-D E-M1 Mark III
- 「★お見逃しなく★GW特別セットのご案内など」なんてメールが届く
- 突然OM-D E-M1 Mark IIIオーナーになりました
- 完全に不要不急のM.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO
- E-M1三兄弟
- E-M1 Mark III ISO6400試し撮り
- 今、OM-D E-M1 Mark IIを手に入れるのは全然アリ?
- こんな記事もあります
不要不急なOM-D E-M1 Mark III
昨年2020年の2月に発売されたオリンパス(現OMデジタルソリューションズ)のミラーレス一眼「OM-D E-M1 Mark III」。縦グリップ一体型のE-M1Xの路線とは異なる、従来のE-M1系統のフラッグシップモデルです。
OM-D E-M1 Mark III | デジタル一眼カメラ OM-D | オリンパス:カメラ、オーディオ、双眼鏡
前モデルにあたるE-M1 Mark IIからは外観をほとんど変化させず完成度を高めながらも、撮像センサー周りやEVFが据え置かれたことで、E-M1 Mark IIを2台所有している私にとっては「気になるものの、すぐ買い換えるほどの決め手には欠けたモデル」として写りました。
実際、E-M1 Mark IIからは一部のボタン配置が変化してしまったことで、今まで同機種2台のブラインド操作に慣れきってしまった私にとっては、なんとも悩ましい最新モデル。
さらに所有してるE-M1 Mark IIの長期保証(オリンパスオーナーズケア)が継続していたこともあり、すぐに手放してしまうのは勿体ない(1台は最後のリフレッシュ整備でシャッターユニットが交換され、もう1台はあと1年保証が残っている)
そんなこともあり「E-M1 Mark IIIはすぐには必要ないので、本体価格が下がったら買い替えか買い足ししよう……」ぐらいの感じで捉えていました。
「★お見逃しなく★GW特別セットのご案内など」なんてメールが届く
それが、先月末にOMデジタルソリューションズ オンラインショップより、突然のOM-D E-M1 Mark IIIアウトレット販売に関するメールが届きました。アウトレットということになっていますが、保証期間も通常通りですし実質的にセット販売での販促価格と捉えて良さそうです(在庫がだぶついてたりするのだろうか…… 少々心配)。
オンラインショップ|OMデジタルソリューションズ
台数限定のOM-D E-M1 Mark II+M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PROのアウトレット品が、ズイコーフレンドクラブ(旧フォトパス)の通常価格199,100円、プレミア会員価格で179,190円。市場価格と比べたら通常価格でもかなりお買い得です。参考までにアウトレット扱いでない通常品をオンラインストアで購入するとこんな感じ。
販売形態は本体のみでなく、やはり昨年発売の小型PROズームレンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO」をセットにしたもの(レンズキットではなく単体のセット販売)。
12-45mm F4.0 PROは市場価格が6万円台半ばのレンズなので、E-M1 Mark IIIが実質11万円台の価格になっているようなものです(レンズをメルカリに5万円程度で流したとしても13万円程度)。
「買う理由が値段ならやめとけ」とはよく言ったものですが、元々「価格が落ち着いたら検討」状態だった私にとっては十分に検討の余地があるものです。5分ほど熟考した結果がこれです。
へー、これがアウトレットか……。
突然OM-D E-M1 Mark IIIオーナーになりました
ということで、思ってたよりも早くE-M1 Mark IIIオーナーになりました。1年後ぐらいには買ってそうな気はしてたものの思ったよりも早かった。しかもなかなかフィールドに出られていないこんなタイミングだというのに……。はあ、旅に行きたい。
付属品は電池ぐらいしか使わないかな。
久々にこんな分厚い紙の取説を見ました。E-M1 Mark II取説の2倍ぐらいありそう?
最新モデルではあるものの気持ち的には「E-M1 Mark II Mark II」みたいな感じのカメラなので、そこまで新鮮味はないかも。正面右下に追加された型番バッジは正直……。
マルチセレクター(ジョイスティック)が付いたことで[INFO][MENUE]ボタンの位置が変更されています。どちらも多様するボタンなだけに、しばらく間違い連発しそうです……。
[INFO]はファインダーを覗きながらの表示切り替え、[MENUE]も右手親指だけで押してすぐ十字キーの流れが体に染み付いているんですよね……。
モードダイヤルの内訳が少し変化して、iAUTOとアートフィルター(ART)が消え(どちらも全く使ってない)、バルブモード(B)、カタムモード4(C4)が増えました。鳥を撮るようになって、カスタムモードを多様しているので助かります。
地味な変化として、ホットシューの金属パーツがブラックからシルバーになってます。ぶつけて塗装が剥げやすい場所なのでこれはこれでアリなのか?
三角環を外してV3アンカーを直付け、油断するとなくシンクロ端子キャップをパーマセルテープで固定、ホットシューカバーはStand by Finderのものに交換しました。ささやかなカスタムですが「俺のE-M1」感が出てきました。
完全に不要不急のM.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO
そしてオマケ的に付いてきた「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO」、未開封のまま売却してしまおうかとも思いましたが、せっかくの機会なのでしばらく使ってみることにします。
標準ズームは既に12-40mm PROを持っていますし、F4.0通しならば万能レンズの12-100mm PROがあるので、いくらコンパクトさが魅力とはいえ常用レンズにはならない気がします。
そういえばこのレンズ、マニュアルフォーカスクラッチは付いてないんですね。
E-M1三兄弟
突然三台になってしまったE-M1兄弟。こんなことになるなら初代のE-M1も残しておけば良かったかな。
さすがに3台同時に使うことはないので、1台は手放してしまっても良い気もしますが、発売直後から一番長く使っている一号機はかなり愛着がありますし、二号機にしても既に3年使っている愛着と、OOC+の保証が1年以上残っています。
どちらもまだまだ現役で使うつもりだったカメラですし、もしものときの予備にもなるので、しばらくは手元に残しておく予定。仮にM1 Mark IIIの2台体制になることになったとしても(その予定はありません)、歴代で最も愛着のある機種なので1台は手元に残しておきたいです。
E-M1 Mark III ISO6400試し撮り
E-M1 Mark II世代から搭載センサーは据え置きだったものの、画像処理エンジンがTruePic IXと一世代新しくなっているE-M1 Mark III。最近、野鳥の高速シャッター撮影ではMark Iの高感度性能に物足りなさを感じていたので、1段でも実用感度が上がっていると嬉しいところ。
E-M1 Mark IIではISO3200が個人的な実用感度の上限でしたが、試しにISO6400での試し撮り。RAWから軽くノイズリダクションを掛けてますが、ブログ用途ならまあギリありかもしれません。
屋外での光量の足りない条件下で、望遠からのトリミングも併用となると全く条件が変わってしまうので、現時点ではなんとも言えませんが、最新のAF性能と合わせて野鳥撮影でも活躍してくれることを期待しています。今まで全く使ったこそがないハイレゾショットも、手持ちで撮影できるようなので、そのうち試してみることにします。
今、OM-D E-M1 Mark IIを手に入れるのは全然アリ?
最後に余談になりますが、今でもOM-D E-M1 Mark IIは手にする価値のあるカメラだと思っています。現行の最新ミラーレス機と比べると、EVFの解像度さセンサーサイズ故の高感度性能などはネックとなりますが、MFTシステムの充実ぶり、発売から4年半が経ち10万円以下まで価格が下がっていること(中古なら6万円台で買えるようです)を考えたらかなり魅力的なカメラ。
私のようにMark IIからの買い替えや、差分の新機能がどうしても必要という訳でもなければ、あえてE-M1Mark IIIを選ぶ理由はそこまで大きくはないかもしれません。