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途方に暮れる 犬とよばれる でも生きてゆく

冬至の野川さんぽ、野川大沢調節池と野川公園 自然観察センター建て替え状況

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ふくら雀がかわいい季節になりました。

野川鳥見さんぽ

少し時間が空いてしまいましたが10月末以来の野川。M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 ISをぶら下げてのお散歩です。必ずしも常に望遠端800mm相当が必要になる訳ではありませんが、対象に近付きすぎない行動が取れるので、やはり野鳥観察向きのレンズだと実感。長さは正義ですね。


……と言いつつ、なかなか小鳥には会えずサギばかり。サギ好きですけども。

今回は鳥見もですが、既に記事にしているかに山ともうひとつ目的がありました。

野川大沢調節池

これまで何度も繰り返し前を歩いていましたが、最近遊水地や調節池が気になっているので、三鷹市大沢の「野川大沢調節池」にやってきました。


野川大沢調節池は調布飛行場の東、野川との間にある治水を目的とした調節池で、2001年に完成、元々は米軍調布基地の跡地だったようです。野川に近い側から第一貯留池と第二貯留池があり、平常時は「大沢野川グラウンド」として、テニスコートや駐車場(第一貯留池)、サッカー・ラグビー場、野球場(第二貯留池)として利用されています。

野川側から見た第一貯留池
調布飛行場側から見た第二貯留池

2016年頃から第二貯留池を掘り下げての貯留量の拡張、排水ポンプの設置、越流堤の延長といった、大規模な拡張工事が行われていたようです(当時の都議の方のブログに2018年5月の野川大沢調節池の写真がありあした。越流堤がまだ古いものですね。確かに今よりも流入口が狭い)。

自分が野川を歩くようになった2021年の始めは工事の最終段階(「野川大沢調節池工事(その4)その2」)で、周辺の河川敷は立ち入り禁止となっていました。

当初のの写真を撮ってなかったのですが、新しい越流堤(白いコンクリート)が半分ぐらいが完成して護岸の土砂が入った頃に(2021年3月)の写真がありました。河川敷が歩けるようになったのはもう少し後のことだったと思います。

2022年3月、雨の日の野川。右奥に見えているのが野川大沢調節池の越流堤です。

これが現在の野川大沢調節池の越流堤。豪雨などにより野川の水位が上昇すると、ここから野川大沢調節池 第一貯留池に水が流れ込みます。



Google Mapに今年6月の豪雨の翌日の写真が投稿されていました。

こちらは調節池内に溜まった水を、増水が落ち着いた後で野川に排出する排水路でしょう。

普段はテニスコートと駐車場になっている第一貯留池と、その脇に排水路。水が少しありますが、特に流れている感じではなかったので野川の平水位だと川側から水が流れ込む感じなのでしょうか。

第一貯留池に溜まった水を排水する際は、この水門を開けるのでしょう。


第一貯留池だけで足りない場合は、このスロープ?からより容量の大きな第二貯留池に水が流されるようです。

第二貯留池の大沢野川グラウンドが使えるようになったのは今年、2023年5月のことだったようです。
三鷹市 |大沢野川グラウンドリニューアルオープンセレモニー

深く掘り下げられた第二貯留池に水が溜まったら、どうやって排水するのだろう?と思いましたが、そのためのポンプ施設でしょうか。

野川大沢調節池と道を1本挟んで調布飛行場。

お隣の白いドームがある施設は、JAXAの調布航空宇宙センター飛行場分室、西には調布飛行場があり、その間には航空機関連企業のジャムコ、東には野川を挟んで国立天文台という、ちょっとした航空・天文エリアとなっています。

越流堤の上は野川沿いの遊歩道。

野川を挟んで国分寺崖線の段丘崖が見えてます。

野川が流れているのは国分寺崖線の下にある立川面ですが、野川大沢調節池は建物がなく見通しが良いこともあって、晴れているとJAXAの建物の横に富士山が見えます。

せっかく800mm相当の超望遠ズームを持っていたので。夏山登山道のジグザグも雪の陰影で確認できます。


続・野川鳥見さんぽ

再び野川に戻って鳥見散歩の続き。

基本的にいらん誤解をされないよう民家にはカメラを向けないようにしてますが、あまりに堂々と屋根の上にいたダイサギ。

サギ集団。

この間ぐらいに、野川を離れてかに山を歩いています。続きは午後になるので光量が少ない……。

写真を撮ろうと思うとすぐに隠れてしまうバン。

モズ、キセキレイ、コサギ、野川のお馴染みのメンバーが揃いました。




もちろんカワセミも。

このアオサギ。後ろを驚かさないように通らせて貰おうと思ったら……

なぜか出てきて眼の前を横切って行った。

その先にはダイサギが2羽。

間に収まった。

カワセミはこの日何度か見たもののあまりタイミングが合わず。

魚巣ブロックの試験中。

野川公園も近くオイカワやカマツカなど小魚も多いですが、どんな魚種、水生昆虫の定着を目指しているのでしょうね。


自然観察センター建て替えと仮設事務所

そういえば、現在建て替え工事に入っている、野川公園の「自然観察センター」。仮設の事務所ができていることは知っていましたが、特に用事もなく今まで行ってなかったのですが、トイレを利用したかったので見てきました。


フラットパネルで囲われた工事エリアを時計回りで大きく回り込むと仮設の事務所、トイレ、自販機などが設置されています。

野川沿いは公衆トイレが充実しているので、自然観察センターのトイレが使えなくてもそこまで困りませんが、やはりあると助かりますね。

インフォメーションで質問等はできますが、くあまで仮設事務所なので立入はできません。


この日は冬至なので16時前にはもうすっかり夕方でした。車を回収した後に深大寺の温泉に向かいます。