I AM A DOG

途方に暮れる 犬とよばれる でも生きてゆく

5年ブリにジェフ・ベックを見てきました!

先週の金曜日のこと。
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前回の来日は行けなかったので、御大を見るのは2009年以来です。公演時間は1時間半強とやや短めですが、発売前の新曲からカバー、新旧ナンバーを織りまぜた21曲のセットリスト。今年70歳という年齢を感じさせない、変わらずのキレッキレなギタープレイでした。

まさか、前週のマクラフリンでも聴いた、マハヴィシュヌの同じ曲をジェフのプレイで聴くことになるとは思いませんでしたね(笑)
今回のジェフもプロフェッショナルカメラ及びiPad以外での撮影OK。タブレットがNGなのは周囲の迷惑という理由でしょうかね。最近、こういう公演が増えてきてますが、バラード曲になったときに、思い出したように「カシャカシャ」シャッター音を鳴らすのは、ちょっと勘弁して頂きたいかなぁ。(せめてスマホのスピーカーを指で塞ぐテクを習得して頂きたいw)
http://instagram.com/p/mXf73Osu_U/
(やはり2階席からスマホでは厳しい。『WIRED』のジャケ以上に揺れまくり…)

ライブレポは音楽ブログの方で少し書きました。
Jeff Beck@NHKホール/2014.4.4 (fry.) 19:00〜 - hello! progress!!

〜Setlist〜

  1. Loaded
  2. Nine
  3. Little Wing
  4. You Know, You Know
  5. Hammerhead
  6. Angel (Footsteps)
  7. Stratus
  8. Yemin
  9. Where Were You
  10. The Pump
  11. Goodbye Pork Pie Hat
  12. Brush With The Blues
  13. You Never Know
  14. Danny Boy
  15. Blue Wind
  16. Led Boots
  17. Corpus Christi
  18. Big Block
  19. A Day In The Life

(encore)

  1. Rollin' and Tumblin'
  2. Cause We Ended As Lovers

[member]
Jeff Beck(g), Rhonda Smith(b), Nicholas Meier(g), Jonathan Joseph(ds)

YOSOGAI

YOSOGAI

ブルーノート東京でジョン・マクラフリン先生を見てきたよ!

http://instagram.com/p/mASjsFMu9A/

細かい説明は省きますが、フュージョン界の凄いギタリストです(笑)
古くはマイルス・バンドへの参加、70年代はマハヴィシュヌ・オーケストラというジャズ・ロックの元祖のようなバンドで、ジェフ・ベックらロックの世界にも影響を与えたり、その後はインド音楽へ傾倒してみせたり(ロック系にありがちな「なんとなくインド風味取り入れました」でなくガチのインド伝統音楽!)、近年はまたしても最先鋭のハードコアフュージョン界に返り咲き、若手ミュージシャン達と超絶セッションを繰り広げてみせたりと、御年72歳を迎える現在も、その勢いと熱量は衰えることがありません。正に人間国宝!
そんなマクラフリン先生が、数年ぶりに、しかも自身の率いるバンドThe 4th Dimensionでの初来日を果たすとのこと。ここのところ出費が嵩んで、かなり厳しかったのですが(全て私の計画性の無さ故)、倒れるときは前のめり、とばかりに行ってまいりました。
ということで、簡単なレポをダイアリーの方で書きましたよと。

John Mclaughlin & The 4th Dimension@Blue Note Tokyo/2014.3.26 (wed.) 21:30〜 - hello! progress!!

Setlist(2014.3.26 2nd set)/Blue Note Tokyo

  1. Raju
  2. Abbaji (For Ustad Alla Rakha)
  3. Little Miss Valley
  4. Light At The Edge Of The World
  5. Echoes From Then
  6. Senor C.S.
  7. Call & Answer
  8. New Blues Old Bruise
  9. Hijacked
  10. Mother Tongues

encore

  1. You Know, You Know

Boston Record

Boston Record

Complete Columbia Albums Collection

Complete Columbia Albums Collection

来週はジェフ・ベック、そして噂通りにポール・マッカートニー再来日の発表と嬉しくもありつつ、お財布の悲鳴が鳴り止みません!

3月前半雑記:バンド、腸炎、洗濯機、ナイアシン

なにやら、あれ買ったこれ買ったみたいな日記が続いてしまいましたが、どうでもいい日々の備忘録が置いてけぼりな感じなので、まとめてゴチャっとご広告。

バンド再開

1月の日記でもちょろっと触れたまもですが、年が明けて丸1年以上ぶりにバンドでスタジオに入っています。まあ、バンドといってもおっさん達の気軽なコピーバンドです。ちょっとメンバー各々が忙しくなったりしてしまうと、あっと言う間に活動が途切れてしまうのですよね。皆さんいつの間に人生の大きな節目を迎えていたりして、変化のない日々を送っているのは私ばかりか…。
そんな私、昨年は意気揚々と新しい楽器を買っておきながら、バンド活動がないことにかまけてすっかり練習をサボっていたものだから、リハビリが大変です。私の本業を知ってる人は「何をやってるんだ」と呆れるかもしれませんが、現実はこんなもの。楽器が変わったので、音を作り直すのに1週間、曲を思い出すのに1週間、指が動くなるようになるのに1週間… では到底足りずに、まだまだな感じ。
http://instagram.com/p/lSMzLmsu72/

先日の土曜日にも3時間程音出しをしてまいりました。課題曲は2曲。まあ、1曲10分程度の曲×2なので、数回通して練習しているだけでも、すぐに時間になってしまうのです。
しかしまぁ、メンバーの1人も言ってましたが、完成度はともあれバンドで音を出すというのは、いいストレス解消になります。単純に爆音を鳴らす気持ちよさもありますが、たまに(というのが情けないw)アンサンブルがピタリとまとまった瞬間の気持ちよさは、何十年続けていても堪らないものがあります。
さてさて、今年こそはもう少しのスキルアップを目指したいものですよ。
【元バンドマン必見】楽器を演奏し続けた方がいい4つの理由
うーん、どうかなぁ?(笑)

腸炎でダウン

今週、火曜日の夜から発熱してしまい翌日は仕事を休みました。翌朝には熱が下がったものの、腸の具合が継続的に悪かったこともあって、病院に行ったところウイルス性の胃腸炎と診断されました。既に熱も下がって仕事もしていますが、その間全く食欲がなかったのは、私にとっては珍しいかもしれませんね。
ちなみに、原因ですが断じて日曜日の牡蠣とは考えておりません!(笑) いや、考えたくない! だって2日も経ってますし…ん、潜伏期間?なにそれ。

夫婦でダウン

私が熱で寝込んでいた水曜日、夜に帰宅した奥さんまでもが熱を出してしまってダウン。翌朝は2人で病院に行くことに…。私は腸炎、奥さんはインフルエンザの疑いがあったので、最初から2人とも軽く隔離されました(この病院は、いつもこの辺の判断が適切です。熱が出てるときも別室のベッドで待たせて貰えますし)。
幸いなことに奥さんのインフル検査は陰性。腸炎と診断された私は、奥さんが会計を済ますまで、待合室スルーで先に車で待っててください、と…。さすが。
奥さんまで腸炎とかだったら、焦った所ですが、胃腸の方は極めて良好のようですので、一安心!?

Zoff AIR VISORのくもり止め効果が

Zoffのスポーツサングラスと花粉対策メガネを買ってみた - I AM A DOG
使用1週間にしてやや弱まってきたような… 気のせいだと思いたいですが(苦笑)
中心部はそうでもないものの、周辺部から徐々に曇りやすくなってきたような? ちなみに、クリーナーの類は一切使わずに、定期的に付属の犬メガネ拭きでフキフキしてるのみ。
メガネのように中性洗剤で洗ってしまってよいのか、洗えば効果が復活するのか、かえってコーティングに悪影響があるのか恐くて試せません。
そういえば、家に超音波洗浄機がありましたっけ… 絶対にヤメておきます(笑)

増税前

に買い物… って話をちょいちょい耳にしますけど、家や車を買うならまだしも、10万円で3千円の差ですよね。家電製品だったら、増税前後の価格変動で吹き飛びそうな誤差レベル。消耗品を買い込んだとして、保管するスペースを家賃換算したら… ってくだらないのでやめとこう。
まあ、ネガティブな理由を挙げてもキリがないですし、実際それに意義を見出せる方には意味のあることだと思います、はい。私だって車は欲しい…(笑) でも今じゃない。まだ全然動くし。最近全然乗らないし(笑)

さて、我が家では洗濯機の買い換えを昨年あたりから検討中。車同様、まだまだ使える我が家の縦型洗濯機。やはり乾燥機能が弱く、洗濯物の絡まりもかなりあるので、憧れのドラム式へ移行機会を伺っております。
これまでも、何度か心が動き掛けながらも、「まだ壊れてないし…」と縦型を使い続けております。先日も、今こそタイミングなのでは?と盛り上がったものの、「増税需要で電気点も取付工事も混んでそう…」と、面倒くさがりの血がムクムク。共働きの二人が貴重な休日を費やすだけの価値はあるのか!?なんて、もはや言いがかりに近いですが(買い換えて楽になるのは未来の自分なのに)、結局は「山に行くか寝てた方がマシ」という結論になりまして、何もせずにゴロゴロしている人達なのでした。


はぁ、ある日帰ってきたら勝手に洗濯機が新しくなってないかなぁ。

プチドラムにヒートポンプ式のが出たのね。もうこれでいいかなぁ…。

NIACIN

2014/3/13(木) 〜 3/14(金) ナイアシン
(ビリー・シーン/デニス・チェンバース/ジョン・ノヴェロ)

ナイアシン来日記念特集
超絶プレイヤーが来日 ナイアシンが魅せる強烈なグルーブ
ビルボード東京でのナイアシン公演。初日の昨日は自分の体調不良もありスルーしましたが、今日は行けそうとのことで、なんとか最終公演に滑り込み予約完了! 

では、これから行ってまいりますっ! 皆さんよき週末を!

リコーダーでスティーブ・ライヒ、そしてパット・メセニーの話

友人がFacebookに貼っていた、リコーダーの多重録音によるスティーブ・ライヒの「Electric Counterpoint」にいたく感動したのでご紹介がてらだらだら音楽ネタでも…。

Electric Counterpoint for 20 Recorders - YouTube
【Steve Reich】Electric Counterpointを演奏してみた【リコーダー20重奏】 - ニコニコ動画

スティーブ・ライヒとパット・メセニー

スティーブ・ライヒ(Steve Reich)は現代音楽の世界で活躍する作曲家で、とりわけミニマル・ミュージックの先駆者として知られています。現代音楽と聴くとなにやら小難しい音楽を想像する人も多いかもしれませんが、ライヒの音楽は調性感のあるものも多く、テクノ系を始めとしてポピュラー系のミュージシャンにも、大きな影響を与えている作曲家です。
そんなライヒの87年の作品が「Electric Counterpoint」。私が敬愛するジャズ・ギタリストのパット・メセニーの録音によるものが有名ですが、この作品がメセニーの為に書かれたものなのか、その辺りの経緯はよく知りません。メセニーはエレキギターでこの曲を演奏しましたが、他にもマリンバやアコースティックギターでの録音、最近ではテクノ系アーティスト?による電子音版などもCD化されています。

Electric Counterpoint - I - YouTube

Electric Counterpoint/Different Trains, Electric

Electric Counterpoint/Different Trains, Electric

この曲を20本のリコーダーで再現してしまったのが、冒頭の動画。動画上の解説も丁寧で非常に面白いです。楽譜の読める方は、ネットで検索すればオリジナルのスコアを見ることができますので、それと照らし合わせつつ聴くことで有意義な休日を過ごすことができるでしょう(笑)

さて、パット・メセニーの作品にはこのスティーブ・ライヒからの影響が強く見られるものがあります。以前も紹介したかもしれませんが(?)、パットがギターで参加している矢野顕子の「いいこいいこ」の間奏(1:00〜)などは有名ですね。突然Electric Counterpoint状態になるので、ビックリします(笑)

矢野顕子 いいこいいこ(good girl) - YouTube

LOVE LIFE

LOVE LIFE

「18人の音楽家のための音楽」そして「The Way Up」

ライヒの代表曲に「18人の音楽家のための音楽」(76年)という曲があります。18人の演奏家が次々に楽器を持ち替えながら(というか移動して)演奏される、1時間近い大作です。繰り返し寄せては返す波のような音形(パルス)を聴いているといつのまにそのパターンが姿を変化させていく(万華鏡のように)、まるで大自然の中に身を委ねるような、はたまた都会の1日の早送りを傍から眺めるような、不思議な感覚にトリップすることができる曲です。
長いですが、とても聴きやすい曲ですので是非一度体験して頂きたいなと。

Steve Reich - Music for 18 Musicians [ 2008 JAPAN ...

スティーヴ・ライヒ:18人の音楽家のための音楽

スティーヴ・ライヒ:18人の音楽家のための音楽

(ECMの録音もいいですが、96年のこちらの音源も好きです)

この↑動画の東京オペラシティでの公演は私も見に行きましたが、ひらすら音楽に集中し、真剣に見ていて、居眠りをした訳でもないのに、気付いたらあっと言う間に時間が過ぎているという不思議な体験をすることとなりました。


pat metheny group - the way up live Part 1 - YouTube

そしてPat Metheny Groupの2006年の「The Way Up」という作品。CD1枚で1曲70分に迫る大作です(上の動画はそのイントロダクション部分)。こちらはミニマルミュージックという訳ではありませんが、冒頭のマリンバによるシーケンスからしてライヒの影響下にあることは間違いないでしょう(このツアーの公演が行われた東京国際フォーラムでは、入場直後からこのパルスが通路、場内と流れている演出がされていました)。
ライヒの作品よりもキャッチーで鮮やかな色彩感を持っていて、まるで長い映像作品や絵巻物を見せられるかの音世界に魅了させられる1曲。この曲をコンサートで聴いたときも、やはり時間感覚を失うような不思議な体験をしたことを覚えています。
国内盤はボーナストラック的に曲が若干長くなってますが、両方買った私の意見としては輸入盤で聴くことをオススメします。

THE WAY UP

THE WAY UP

Pat Metheny Group: The Way Up (Pvg)

Pat Metheny Group: The Way Up (Pvg)

この曲はフルスコアが発売されているので、メセニーファンに限らず必見です。スコアを追いながら曲を聴いているだけで、あっと言う間に1日経ってしまいます。雨の日なんかにこれをやるのは至福の時間ですね。あー、会社行きたくない(笑)
この曲が彼らの集大成となってしまったのか、その後は中心メンバーだけでこぢんまりと来日をしたこともありましたが(それはそれで良かったですが)、本作を最後にフルバンドでのPat Metheny Groupは活動を行ってません。

そういえば、先日発売されたばかりのPat Metheny Unity Groupの新作が、かつてのPMGを彷彿とさせる雰囲気でなかなか良い感じなのですが、それはまた別の機会に…。

Pat Metheny Unity Group - Kin (←→) Preview - YouTube

Kin

Kin

なんだか訳の分からないエントリになってしまいましたが、連想ゲーム的に私の好きな音楽の紹介でした…?
畑違いに思えるBABYMETALも、このような聴き方をしてみると、様々な元ネタ(?)に拡がっていってより深く楽しめたりするのです。

BABYMETAL@武道館ツーデイズに行ってきた!

いやー、好きなんですよBABYMETAL。
http://instagram.com/p/lCCiResuxp/
BABYMETAL@日本武道館/2014.3.1&2 - hello! progress!!

ヘヴィメタルは昔から好きな音楽でしたが、一番熱心に聞いていたのは90年代のこと。00年代以降のこのジャンルはそこまで熱心に追い掛けていませんでした。一方アイドルは、ひと頃のハロープロジェクト系にハマっていた時期がありまして、それは熱心に聞いたりコンサートにも足を運んでいたのですが、こちらもAKB頂点とした現在のアイドルブームが盛り上がりを見せ始めた頃から徐々に足が遠のいておりました。そんなところにきてのBABYMETAL。「アイドルとメタルの融合」なんてキャッチコピーも正直当初はやや冷ややかな目で見ておりました(笑)

しかしながら、個人的に面識のあるミュージシャンの方がバックに参加したこともあり、彼女たちのライブに興味を持ち、そんな折に友人から譲って貰ったチケットでライブを見に言ったことで、すっかりファンになってしまいました。その辺については、はてなダイアリーの方で少々。
ちなみにうちの奥さまも彼女たちのファンなので、BABYMETALのライブは家計から捻出される我が家の公式行事。モンベルフェアは自腹ですが、BABYMETALは家の財布払いです(笑)ラッキー!
http://instagram.com/p/lCktaPsuwQ/
2日目終演後、公演の大成功を勝手に祝いつつの寿司!ここまでが家の行事。

最後にYouTubeに動画のある中から、個人的に好きな曲(シングル曲意外で)をご紹介。
Limp Bizkit風のニューメタルサウンドに、子供のパパへのおねだり作戦が融合。痺れる!

BabyMetal Legend "Z" Onedari Daisakusen おねだり ...

懐かしのX風メロディックスピードメタル。この手のサウンド、当時はちょっと距離を取っていたのですが、BABYMETALのお陰で好きになれました。私も歳を取った!(笑) ライブでの神バンド(BABYMETALライブサポートバンドの名称)の演奏が最高に格好いいいのです。

BABYMETAL 紅月 -アカツキ- 歌詞付き AKATSUKI SU-METAL - YouTube

スーパーギタリスト藤岡幹大氏率いるTRICK BOXのライブを見てきた!

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平日に都内でライブを見てきたので、久々にはてなダイアリーの方で更新しました。
藤岡幹大 of TRICK BOX@汐留Blue Mood/2014.2.25(tue.) 19:30〜 - hello! progress!!

ジャンルを超えたハイブリッド系ギタリスト、藤岡幹大氏。変態なのにどこかポップ。ジャズロック〜プログレ系が好きな方にも強くお薦めしたいアーティストです。個人的にお仕事絡みでちょっと交流のあるアーティストさんでもありますが、今回はいちファンになりきって存分に楽しませて頂きました。

これはTRICK BOXの「イメージを持って踏切を渡る」という曲。


こちらもTRICK BOX名義の「HARMONYx」(曲は1:50〜位から)。Jeff Beck系ハーモニクス奏法の極限なやつです。

シンプルな生活空間には憧れるけど…

「今週の一枚「部屋」」ってもう終わっちゃったか…(笑)
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シンプルライフへの憧れと物欲のせめぎ合い

定期的に、身の回りを極力簡素にした、本当に必要なモノだけに囲まれたシンプルな生活(空間)を夢見ています。明日突然引っ越すことになっても、スーツケース1つで動けるような… というのは大袈裟ですが、いざとなったらワンルームで暮らせるぐらいまで、厳選されたモノだけに絞ったコンパクトなライフスタイルは今も1つの憧れ。
例えば、ノートPC、お気に入りのカメラ1台、シンセ1台、後は最低限の着替えと、うーん、山と釣り道具も少し欲しいし、スマホとできればiPadも… ってやっぱり私は無理な人。
一方で、目一杯自分のお気に入り、好きなモノたちに囲まれて暮らしたいという気持ち。スペースとお金さえ許すなら、昔から欲しかった様々な楽器に機材、カメラに釣り道具… あれこれに埋もれて生きたい、という物欲にまみれた願望も常にあります。ガレージと自宅スタジオのある暮らし… みたいな典型的な男の妄想系のアレ(苦笑)
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現実の生活はといえば、どちらかといえば後者寄になるのかな? 狭い家にモノばかり詰め込んだ、優雅さとはほど遠い生活ですが、どうにも捨てられない大切な(本当に?)モノに囲まれて(しかも日々増殖しながら)暮らしております。
どれも基本的には吟味して揃えたモノのはず。何か新しいモノを増やしたら、1つ処分する自分ルールも一応あります。一応ね。でも、これは悪い癖で気がつくとどうしても“予備”を抱え込んでしまうのです。楽器もカメラも釣りの道具も… 「もしライブの直前にメインのシンセサイザーが壊れたら…」「常用のカメラ&レンズを修理に出してるときに旅行に行くことになったら…」「(ルアーを)続けざまにロストしてしまったら…」なんて、そんな「もし」はまず起こらないのに、バックアップがないと不安になってしまう性。これって病気?…じゃないとも言い切れなさそうか(笑)

増え続けるモノたち…

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今の家に引っ越してきた頃(↑↓)が個人的にもモノを抱える限界値、かつ適度な落としどころだったはず。それなのに、この4年間でカメラと、去年からは山という新たな趣味に手を出してしまったのは痛い。最近は楽器方面、久々に音楽方面の意欲(物欲?)も高まる一方で、一時は落ちついていたCD収集のペースも上がってしまったり、Kindleで読書習慣が復活したら、紙の本までも増えてしまうという身も蓋もない状況… 一体どうすりゃいいんだいヽ(゚`Д´゚)ノ
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理想は「生活の中心はシンプル空間。趣味の空間は充実」なのですが、丁度いいバランスというのはなかなか難しいものです。趣味の部屋はともかく、家族の生活スペースにまで趣味の品々は持ち込まないつもりだったのが、守れているとは言い切れない状況…(反省)。

断捨離すべきか

なんて取り留めの無い日記を書いていたら、こんなエントリがダッシュボードに飛び込んできました。これってシンクロニシティ!?
断捨離について考えた話 - ネットの海の渚にて
私にこそ「断捨離」が必要なのかもしれないのだけど、このちっぽけな空間は曲がりなりにも(好きなことばかりして生きてきた)私の平凡な人生の積み重ねの結晶。たかだか本1冊で覆ってたまるかい!という気持ちもありつつ、物理スペースだけはいかんともしがたい…。
実は断捨離本は数年前に古本で買ったりして、枕元に置いてあるのですけどね。どうにも読み始めるとあっという間に眠くなってしまうので、なかなか啓発されません。
ちょいちょい断捨離のまとめ的なものはネット上で目にするので、観念はすり込まれているとは思うのですけど。「トキメキを基準にモノを選別」ってやつですよね? ん?
まあ、どうにもこの手のスピリチュアル臭い処世術は昔から苦手な所がありまして、それでも「システマチックな片付け術」みたいな部分だけでも、汲み取れたらいいなぁとは思っているのですけどね。

新・片づけ術「断捨離」

新・片づけ術「断捨離」

ひとまずCD棚だけでも

そうそう、シンクロニシティといえばポリスの『インサイド・アウト』以来のドキュメンタリーフィルムがBlu-ray化されるようです! 前回の作品はスチュワート・コープランド視点でしたが(映画館まで見に行ってDVDも速攻買いました)、今回はアンディ・サマーズの自伝がベースになっているものだとか。
既に予約済ですが発売が楽しみです。また好きなアイテムがお部屋に増えるよ><

ポリス/サヴァイヴィング・ザ・ポリス【Blu-ray】

ポリス/サヴァイヴィング・ザ・ポリス【Blu-ray】

ポリス インサイド・アウト (JAPAN EDITION) [DVD]

ポリス インサイド・アウト (JAPAN EDITION) [DVD]

さて、定期的に行っているCD棚の圧縮作業。昨年は思ったよりもCDなどが増えてしまったようで、緊急に行う必要があるようです。MEDIA PASSを注文しておかねば。
メディアパスを使ってCDラックを整理しよう! - I AM A DOG

コクヨ CD/DVDケース メディアパス 1枚収容 50枚 白 EDC-CME1-50W

コクヨ CD/DVDケース メディアパス 1枚収容 50枚 白 EDC-CME1-50W

棚はこれ以上増やさないと、引っ越してきたときに決めているのですが、近日中に物理的な限界値が来るのが(既に来てる?)見えてるだけに悩みます…。

今週のお題「お引っ越し」(してきた直後の写真が出てきたので今と比較してみました)

今週のお題特別編「 今年1番思い出に残っている曲は?」

マイベストソング2013〈今年の1曲でiTunes Cardを当てよう! 私のマイベストソング2013♪〉(トピック「楽曲大賞」について)

たまに思い出したように参加してみる「今週のお題」、こんな企画をやってたんですね。今日までということで慌てて書きましたよ!
さて、今年も色々と素晴らしい音楽を聴くことができましたが、やはり印象深いといえばこの曲でしょうか。

次点「A Kid Called Panic」Moon Safari

A Kid Called Panic

A Kid Called Panic

  • Moon Safari
  • ロック
  • provided courtesy of iTunes
今年の1月、ヨーロピアン・ロック・フェス2013にて念願の初来日を果たしたスウェーデンのMoon Safari。彼らが日本でブレイクする切っ掛け(?)ともなったこの曲。もう3年前の曲ですが、その来日公演の1曲目として演奏されたがこの曲でした。6/8のカウントから始まり、14分の演奏が終わった直後の会場を包んだ空気、鳴り止まない拍手と歓声は今も忘れられません。
ヨーロピアン・ロック・フェス2013[主にMoon Safariレポ]@川崎CLUB CITTA'/2013.1.12(sat.) 17:00〜 - hello! progress!!

公演はフェス形式ということもあり、90分という限られた演奏時間でしたが、最後の最後まで感動的なステージでした。後半に演奏された「Lover's End Pt. III」「The Ghost of Flowers Past」、そしてラストの「Constant Bloom」とどれも非常に印象深いですが、やはり初めて生で聴いた彼らの演奏、というインパクトもあり当該曲を選んでみました。
あの感動に浸りたくて、その後何度この曲を聴いたことか(笑)

A Kid Called Panic (Live)

A Kid Called Panic (Live)

  • Moon Safari
  • ロック
  • provided courtesy of iTunes
こちらのライブアルバムからの音源もよく聴きました。
*当初、この曲をベストに選んだのですが、やはり「今年の1曲」ということで次点に回しました。


Moon Safari A kid called panic - YouTube

マイベストソング2013「New Life」Antonio Sanchez

New Life

New Life

  • Antonio Sanchez, Dave Binney, ダニー・マッキャスリン, John Escreet, Matt Brewer & Thana Alexa
  • ジャズ
  • provided courtesy of iTunes
来日公演のインパクトもあり、Moon Safariをエントリの筆頭に上げたのですが、純粋に楽曲として今年一番心に響いたのはアントニオ・サンチェスのこの曲。00年代のパット・メセニーから最も信頼を置かれているドラマーによる、最新ソロ作からのアルバムタイトル曲です。
こちらも14分という大作ですが、その構成が見事。冒頭7/8拍子のピアノから始まりベースが奏でる美しいテーマ、ヴォイスがテーマを引き継ぎ、かつてのPMGを彷彿とさせる展開を見せながら、2本のサックスが加わり曲は一気に佳境へと… テーマが再演され曲は静かなエピローグを迎える…。という感動的な1曲。
この曲はぜひともフルで聴いて頂きたいので、YouTubeの動画を貼っておきます。

Antonio Sanchez - New Life - YouTube

ジャズ関係は、今年はこの曲(アルバム)とChick Coreaの新バンドthe Vigilのおかげで、かなり満たされた1年となりました。車でもこの2枚のアルバムを繰り返し聴いていた気がします。

New Life

New Life

The Vigil

The Vigil

週末日記:ミッドタウンのイルミネーションとまどか☆マギカ

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特に何もない週末でしたが、平日に入ってしまうとまた日記をサボりそうなので…。

ミッドタウン・クリスマス2013

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http://www.tokyo-midtown.com/jp/xmas/2013/index.html
今週も土曜日はお仕事だったりしたのですが、帰りに東京ミッドタウンのイルミネーションなど見てきました。さすがに週末ともなると、それなりの人出があって賑わっておりました(Xmas直前は毎年凄いことになります)。本当は空いてる平日の夜にでも行けばいいのでしょうけど、平日は一刻も早く帰宅したい気持ちが強く、イルミネーションどころでないのです(笑) それに1人で見てもあまり楽しいものでもありませんしね。まあ、この日は1人でしたけど。
鞄に入れていたE-PM2とM.ZD 17mm/F1.8で、歩きながら適当にパチパチと。ISO感度はオートで上限ISO3200に。E-M1と比べると手ぶれ補正で劣るE-PM2ですが、明るい単焦点と今時のMFT機の高感度耐性ならば、そこそこ手持ちで行けます(ブログ掲載程度ならですが)。殆ど開放になってしまってますが、広角ですしこういう時は被写界深度の深いMFTの利点でしょうか。
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昼飯は二郎系の軽めのやつ。六本木の「めんや 参○伍」です。
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夕飯は奥さんが作ってくれた煮込みハンバーグ。ついセロリの茎を添えたのは私の独断専行で、奥さんのセンスではありません…。
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「劇場版 魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語」を見た

前回の日記で書き忘れていましたが、先々週の週末深夜、公開からやや遅れましたがレイトショーで見てきましたまどかマギカ。「風立ちぬ」「あの花」に続いて、最近はアニメ映画しか劇場で見ていませんね。そして次は恐らく「かぐや姫の物語」になりそうな気配です…。
まどか放送当時、マギカは周囲が盛り上がってるときは、あまり興味がなかったのですが、奥さんは震災絡みで自宅待機が続いていた頃に結構見ていたようです。TV版の再放送を奥さんが録画しているのを見て軽くハマって、劇場版[前後編]は気になりつつも結局見にいかず、先日のTV放送で見たという、そこまで熱心ではないライトファンです。
さて、今回の「叛逆の物語」。既にネットでは様々な考察も出ているようですが、ストーリーの本筋は劇中でちゃんと説明がなされているので、エヴァみたいな「???」になることもなく、それなりに納得できる落とし所でしょうか(好む好まざるは別にして)。核になるお話はしっかりまとめつつ、後はファンが勝手に(?)考察を広げてくれそうなネタも各所に詰め込みました、という感じ。ライトファンなら一度見れば充分かなと。
…なんですけど、昨夜になって結局もう一回見て来ちゃいました。ネタバレ考察ブログを斜め読みしたりして、色々仕込まれてたらしい小ネタやメタファーやらがちょっと気になったのもありますが、今回の劇場版まどかマギカ、サントラがとても素晴らしく、それがまた聴きたくなってしまったのでした。前半のなんちゃらクインテット(笑)、の変身シーンの音楽とかホント良くできてます。
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前回はフィルムの切れっ端を貰ったのですが、今回はこんなカードを貰いましたよ。軽くネタバレだよね、この絵(笑)

梶浦由記さんが最近気になる

で、上の話の続きというか、まどかマギカの音楽を手がけている梶浦由記さん。TV版を見た頃から独特のサントラが気になっていたのですが、何より本編の方が衝撃的だったりしてちゃんとチェックしてませんでした。後になって、NHK「歴史秘話ヒストリア」の音楽と似てるよねとか奥さんに話した所、同じ方の作と教えて貰いなるほどなーと。
でもって、先日の劇場版2作に今回の劇場版と見て、彼女の作るサントラにすっかりハマってしまってしまいました。民族音楽的なハーモニー、不思議な外国語のような歌詞、連続する転調(←特にこれ)がかなり癖になります。オーケストラ系の生楽器に、シンセサイザーやエレキギターなどを組み合わせたアンサンブルも私好み。
どことなくマイク・オールドフィールドやヴァンゲリスあたりのテイストも感じるのですが、影響を受けてたりするのでしょうかね。
「叛逆の物語」を劇場で見てから、彼女が手がけるユニットKalafinaの音源を買ってみたり、楽譜を眺めたりして過ごしているうちに、また映画の音楽が聴きたくなってしまっての昨夜だったのでした。

Credens Justitiam Live 2012 - YouTube
マミさんのテーマでお馴染み「Credens justitiam」。ライブも面白そうですね。

Historia:opening theme (HD) - YouTube
約12小節毎に次々に転調するヒストリアのテーマ曲。新旧EDテーマ曲も良いです。
彼女の手掛ける音楽ですが、歌詞入りの曲はちょっと世界観が様式美に染まりすぎてる感じで、個人的にはデタラメ言葉(梶浦語?)やインスト曲の方が好みかな。

君の銀の庭(期間生産限定アニメ盤)

君の銀の庭(期間生産限定アニメ盤)

ケルトっぽい3拍子の映画ED曲「君の銀の庭」、ヒストリア系?な映画挿入歌の「misterioso」(この曲が使われるシーンがまた良いのですよ)、どちらも素敵。転調が癖に…(略
魔法少女まどか☆マギカ MUSIC COLLECTION

魔法少女まどか☆マギカ MUSIC COLLECTION

うっかり予約してしまった!

銀河高原ビールを頂いた

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岩手在住の友人たちから銀河高原ビールを送って頂きました。有り難いことです。
独特の甘い香りがステキなビールです。冷蔵保管、出荷に拘ったビールらしく、我が家にもクール宅急便にて届きました。すぐに冷蔵庫へ。
金のラベルのヴァイツェンは何度か飲んだことがありますが、銀ラベルの「小麦のビール」は初めてですし楽しみっ!(他にもペールエールなどがあるそうです)。

2013年11月日記いろいろ

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ちょっとサボっていたらあっと言う間にひと月弱経ってしまいました。この月末にかけて、仕事の方がかなり忙しく平日に日記を書く暇が無かったのですが、一切の更新する余裕がなかったという程でもなく、週末は一応(土日のどちらかは)休めていましたし、結局は単なるサボりです。
ということで、iPhotoのフォトストリームを眺めつつの、このひと月弱の備忘録ダイジェスト。
冒頭の寿司はようやく仕事が一段落した自分へのご褒美祝いで昨日の夕飯。本当は奥さんが先日かなり凄いTOEICスコアを叩き出していたので、そのお祝いも兼ねて… というのを本人にすっかり伝え忘れました(笑)まいっか、ごめん。
この後、だらだらと写真が続くんで、簡単にまとめときますと「今月はエディ・ジョブソン&ポール・マッカートニーを見て、魚と肉とおでん食べてました。あとまたレンズ買っちゃった(・ω<)」って感じの日記です。

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ビッグバードランド

どーん。
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東京ミッドタウン、コナミスタイルの前あたりに巨大な鳥が…。
デカ過ぎて90mm相当の単焦点だと、かなり後ろまで下がらないと収まりません。
「作品設置作業中」とのことなので、まだ何かしら変化があるのかしら? 自らを囲うテープを咥えているし… 気になる。
−−−
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THE MANHATTAN TRANSFER -- Birdland (1986 ...
「Birdland」のカバーはManhattan Transferのが抜群に格好いいと思います。
そういえばNIACINもカバーしてましたっけ。ビリー・シーンもうちょっとテーマ頑張って!(笑)

Niacin Blood, Sweat &amp; Beers Live - 7 - YouTube
−−−
先日、久々にNIACINを聴きました。
うかい亭で食事をした日の夜、実家から帰る車中、大河ドラマ「八重の桜」におけるスターレス高嶋(高嶋政宏)の演技が過剰で面白いという話題から話はKing Crimsonへ、そしてこのNIACINがカバーする「RED」を奥さんに聴かせたのでした。

Red-Time Crunch(2001)-Niacin - YouTube
私もこんなアレンジでこの曲を演ってみたいな。

Blue Wind-Time Crunch-Niacin(2001) - YouTube
同アルバムにはジェフ・ベックのカバーも収録されています。ジェフとヤン・ハマーの掛け合い部分を、ジョン・ノヴェロが1人でひたすらキーボードソロ(B-3/シンセ)を弾き続けるという展開。おいしい。
「ベーシストのいるオルガントリオなんて…」という声もありましたが、私は根がロックなせいかグルーブの中心はドラムやベースが引っ張ってくれた方が安心するんですよね。NIACINのヘヴィなファンクも普通のオルガンジャズとは一味違うノリがあって好きでしたよ。

タイム・クランチ

タイム・クランチ

で、何の話でしたっけ…?

Pat Metheny Unity Groupに超絶マルチプレイヤーなおっさん加入の件

パットとライル

わたくしPat Metheny(パット・メセニー)というアメリカのギタリストが大好きでして、主にジャズやフュージョンといったジャンル(他にも映画音楽など)において活動している人なのですが、中でも彼が中心になったPat Metheny Group(以下PMG)というバンドの長年のファンであります。しかしこのバンド、最後にオリジナルアルバムを発表したのは2005年のこと。その年の来日コンサート(東京国際フォーラムで行われ、本当に素晴らしい内容でした)以降、フル編成のメンバーではツアーを行っていません。
確か5〜6年位前に中心メンバーの4人による小編成PMGでツアーを行い、日本でもブルーノートなどでライブを行いました。この時は僕も2公演見に行きましたが、恐らくこれを最後にPMGの名義では活動をしておりません。

(追記)4人PMGの来日、4年前でした…。その時のはてダより。
Pat Metheny Group@Blue Note Tokyo/2009.1.8 (thu.) 2nd Show 21:30〜
http://d.hatena.ne.jp/OKP/20090103

パットはその後「Orchestrion(オーケストリオン)」というデジタル制御でアナログ演奏を行う巨大な自動演奏機械楽器を造り出し、アルバムとツアーを行ないます。何を言っているか分からないと思いますので、下の動画を見て頂くのが一番いいかと…。


Pat Metheny - The Orchestrion Project [Compilation ...

いかがでしょう?(笑)
パットがこのオーケストリオンと共に来日した公演では、オーケストリオンの巨大さとそのサウンドに度肝を抜かれました。
さて、PMGにはLyle Mays(ライル・メイズ)という、パットと長年連れ添った盟友とも言えるピアニスト(キーボーディスト)がいます。僕などはむしろパット本人よりもライルファンと言った方がいい位なのですが、この人の生み出すサウンドがグループの世界観に大きな影響を与えていました。それはライルのソロ・アルバムや、彼が参加した他アーティストの作品を聴くとよく分かります。多くの人が思い描く「PMGぽい雰囲気やサウンド」の多くは彼が担っていたのだな、と。


Lyle Mays - Highland Aire - YouTube


Back Home - Nando Lauria - YouTube

PMGのファンの多くはこのLyle Maysが造り出す世界、そしてパットとライルの2人にしか紡ぎ出すことのできないサウンドのファンなのだと思います。少なくとも僕はそうです。
さて、ここからはあくまで僕の想像でしかないのですが、どうもパットがオーケストリオンにご執心になった頃から、ライルとの関係が良好とは言えなくなってしまったのではないかと…?
これまで、パットはハービー・ハンコックやブラッド・メルドーという世界的な人気ピアニストともバンドやユニットを組んだことがあるのですが、彼らはライルとはかなりタイプの違うプレイヤーでしたし、結局はパットが戻るホームとしてPMGが存在していました(メルドーとのデュオ以降は前述の4人PMGでしたが)。
しかし、このオーケストリオンという機械が奏でるサウンドが、なんともかつてのPMG風だったこと(これもあくまで僕の印象)。かつてライルとの共同作業で生み出してきたようなサウンドを、自動演奏の機械に任せ、パットが1人でアルバムを作り、ツアーに出てしまったこと…。もしかしたらこれらのことが、盤石と思われたパットとライルの間に、溝を生んでしまったのではないか?…と。全て僕の勝手な想像であり、杞憂ならばいいのですが、以後この2人が中心になっての音楽活動は行われていません(と思います)。

その後、パットはトリオ編成のバンドでツアーを行ったり、近年では「Pat Metheny Unity Band」という新バンドを結成して盛んにツアーを行っています。このバンドには鍵盤奏者がいないのですが、ライブでは前述のオーケストリオンの一部をバンドに組み込むことで、かなり複雑なアンサンブルも成立させています。この辺もライルファンとしては非常に気掛かりですね。


Pat Metheny Unity Band - Are You Going With Me ...

こちらはPMG時代の人気曲ですが、Unity Bandのコンサートでも演奏されているようです。キーボード系の音はバックトラック又はオーケストリオンを使って再現しているのでしょうか。これをライルが見たらどう… いやいや。

ここから本題!?

さて、ここで1本の動画を紹介します。


Queen - Bohemian Rhapsody - by one man band ...

Giulio Carmassi(ジュリオ・カルマッシ)というマルチミュージシャンが1人で様々な楽器を演奏し、ボーカルも多重録音してQueenの「Bohemian Rhapsody」を再現したものです。
ちなみに「ひとりBohemian Rhapsody」だと以下の動画の方が有名かもしれません。ロックファンにはこちらの方がウケが良いかもしれませんね、僕も好きです(笑) まぁ、どちらも凄いことには代わりありません。


Split Screen Bohemian Rhapsody Richie ...

そして、昨年僕や一部の仲間内で話題になった動画がこちらです。


First Circle - Pat Metheny - Cover by Giulio ...

ECM時代のPMGの集大成ともいえる代表曲「First Circle」を1人で多重録音し、再現してしまっています。この動画には本当に驚かされました。
ちなみにこの曲のイントロは4分音符で11拍の変拍子上のクラップ(拍手)から始まり、ライブでは聴衆がそのクラップに併せて手拍子を行う曲としても有名です。以下は日本でのライブでの動画ですが、初めて聴いた方には訳が分からないかもしれません。


Pat Metheny Group - First circle -live in japan - YouTube

この曲のイントロについては島村楽器さんのはてなブログに面白い記事がありますので、興味ある方はご覧になってください。

音楽力をアップする「耳コピのすゝめ 」第15回 耳コピテスト「ニューヨーク・シティー・セレナーデ」と「First Circle」 - 島村楽器公式ブログ音楽力をアップする「耳コピのすゝめ 」第15回 耳コピテスト「ニューヨーク・シティー・セレナーデ」と「First Circle」 - 島村楽器公式ブログ

こんにちはサカウエです。前回のインタープレイでひとまずリズムの話はひとやすみ。音楽力をア&...

話がグネグネと蛇行しまくっておりますが、そんなのPMGの代表曲を1人で演奏してしまったジュリオさん。なんと、この度パットのUnity Band改め「Pat Metheny Unity Group」にマルチプレイヤーとして加入してしまったとのこと。どのような経緯があったかは知りませんが「じぇじぇじぇじぇじぇ!」です。


PAT METHENY UNITY GROUP (Promo) - YouTube

PMGはギター、ピアノ、ベース、ドラムというアンサンブルの核を形成する4人のメンバーに、数人のマルチプレイヤー(主な専属楽器がある上で、更にパーカッション、ボイス、ギター、マリンバ…等を演奏するケースが多いです)を加えた編成のグループでしたが、Unity Bandという新バンドにマルチプレイヤーが加わることとなり、バンド名も以前のPat Metheny Groupを彷彿とさせる「Pat Metheny Unity Group」へ…。
もちろんジュリオという新たな才能を加えたパットの新バンドへの期待は非常に大きいのですが、やはりライルのファンとしては、それ以上にPMGの活動が全く見えてこないのが非常に寂しいのですよね。

ちなみに現在のライル・メイズの主立った活動はほとんど聞こえてこない状況で、2011年にTEDxでパフォーマンスを行った動画以来、どの程度ライブ活動などを行っているのかもよく分からない状況です(ちゃんと調べた訳でもないですが)。


TEDxCaltech - Lyle Mays and Friends - YouTube

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本当は「YouTubeでメセニー曲演奏してたおっさんが、メセニーのグループ入っちゃったすげえ!」という驚きを記事にしようと思ったのですが、気付いたら訳分からないことになってしまいました(笑)

THE WAY UP

THE WAY UP

Road to You

Road to You

Unity Band

Unity Band

As Falls Wichita So Falls Wichita Falls

As Falls Wichita So Falls Wichita Falls


Pat Metheny: It's for you - YouTube

不思議な楽器「アンデス」を手に入れました!

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「アンデス」という楽器をご存知でしょうか?
http://www.suzuki-music.co.jp/special/andes25f_01.htm
正式名称は「andes 25F」、鍵盤ハーモニカのメロディオンでお馴染みの鈴木楽器が出している鍵盤吹奏笛でございます。鍵盤ハーモニカのような見た目で音はリコーダー風、なんとも気の抜けたようなゆるい音色が魅力的な楽器です。栗コーダーカルテットによる「インペリアルマーチ」はTVのBGMなどでもよく使われているので、耳にしたことのある人も多いのではないでしょうか?

栗コーダーカルテット「帝国のマーチ」LEGO 2011 Star Wars The Advent Calendar ...
以前から気になっていたこの楽器ですが、先日ZABADAKのライブを見に行ったときに小峰公子さんが使われていて、いつものゆるいアンデスの音でなく、アナログシンセの口笛系リード(シンセ使いならこれで通じるのですが…。刑事コロンボのテーマのメロディとかDPの「Burn」のオルガンソロの裏メロみたいなアレです)的に使われていたのが非常に印象的で、帰宅後衝動的にポチってしまいました。

まぁ、当然届いたらこの曲を吹いてみたりしていた訳ですが…。
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特になにか目的を持って買った訳でなくので正直既に持て余している感は否めませんが(苦笑)、鍵盤ハーモニカ以上に息の吹き込みにダイレクトに反応してくれる、非常に肉声的とも言える楽器で、遊んでいてとても楽しいです。ビートルズの「The Fool On The Hill」の間奏とか吹いても凄くそれっぽくなりますね。それはリコーダーでやれよ、という話もありますけど。

Kunitech Music017 &quot;Boum&quot; - YouTube
ちゃんと使ってあげるとこんな素敵な演奏もできてしまう楽器ですので、どこかで生かしてあげたいですね。しかし今やってるバンドではまず出番がなさそうだなぁ…(笑)
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限定色の赤(カーマインレッド)を買うことができたので、こんな感じでセッティングしてみたりとか…。

楽器部屋の模様替え中

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楽器部屋もとい夫婦の趣味の部屋… いえ、最近はすっかり僕のスタジオと化している(すまぬ!)部屋ですが、ここ何年かメインで使っていた2台のキーボードを入れ替えることにしました。機材オタク的な話は改めてはてなダイアリーの方で書くつもりですが、それなりに長く使ってきた楽器を手放すというのはやはり寂しいものです。
どちらも機能的には申し分なく、というかへたっぴの自分には恐れ多いぐらい素晴らしい楽器なのですが、外へ持ち出す際の可搬性などを考慮して、2台それぞれの機能を兼ね備えつつ、軽量化されたモデルへと買い換えることを選択しました。↑がこれまでの状態です。
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こちらが変更後… 何が変わったかおわかりになりますでしょうか?(笑)
最終的にはこの下側にある鍵盤も無くして、至極シンプルなセッティングになる予定です。

https://www.instagram.com/p/aBWckqsuwN/
本当はこのMinimoog Voyagerというアナログシンセサイザーとの2段にしたかったのですが、レイアウトがかなりトップヘヴィになってしまい厳しそうなので断念しました。ということでこの楽器周辺の模様替えが今週末の課題です。
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そうそう、一回だけやってみたかったということで、新旧鍵盤3段で重ねてみたりしました。実用的では無いのですけどね、機能や音はもちろんルックスにも惚れ込んで使っている楽器だけに(一番上の鍵盤はこの2世代前のものから使っています)、この光景だけで酒が飲めるのです(笑) 分かる人にだけ分かって頂ければ…と。