こちらの記事で宣言した通り、今年のGW(5/2〜5/4)も上高地から涸沢へとトレッキング&雪上テント泊をしてまいりました。
今回は涸沢カールに2泊。我々は残雪期の穂高に登れるような登山技術も経験も装備も持ち併せていないので、テント場で日がな一日のんびりと過ごすだけですが、ネットもほとんど繋がらない環境ですので、文庫本とビール、素晴らしい景色をお供に、のんびり贅沢な時間を過ごすことができました。まあ、テント泊の装備を担いでの涸沢往復だけでも、体力不足の我々にはそれなりにハードなトレッキングだったのですけども(笑)
5/1の仕事を終えてから、夜の22時過ぎに多摩の自宅を出発。既に軽く渋滞が始まっている中央道を使って上高地を目指します。談合坂SAにて夕食を取り、諏訪湖付近までは断続的に車が詰まっていましたが、長野道に入る頃にはようやく流れもスムーズに。沢渡の駐車場に車を停めて仮眠に入ることができたのは3時近くになっていました。
ということでまずは、初日と最終日の上高地エリアの写真など。
バスターミナル〜河童橋〜明神館
今回はテント泊の荷物もあり、初日のうちに涸沢まで行く予定なので、大正池はスルーして、一気に上高地バスターミナルまで行ってしまいました。この日は朝から雲ひとつないお天気だったので、さぞかし大正池のリフレクションも美しかったことでしょう…。
ということで、来る度に定点カメラ状態で撮っていますが、お約束の河童橋越しの穂高連峰。目指す涸沢カールはあの山の向こう側。今年は昨年に比べるとやや雪が少ないように見えます。
今回は梓川の右岸コースを選んだので、所謂上高地的な景色はあまり期待できないのですが、それもでこのような風景が次々に目に飛び込んできます。
明神館〜徳沢
まずは第一チェックポイントの明神館を通過。上高地ハイキングの折り返し地点ですが、この時期この時間帯はほぼ北アルプス方面の登山客のみです。
昨年よりも今年の方が暖かいのでしょうか。フキノトウは完全に開いているものが多かったです。
明神から先でもこのような景色を楽しむことはできるので、ちゃんとしたハイキング装備をお持ちの方、河童橋から往復4時間弱のハイキングを覚悟できる人は、徳沢まで足を伸ばしてみるのもいいかもしれません。
私自身「上高地の観光エリアは明神まで」という意識が強かったのですが、こうして見るとまだまだ美しい風景が沢山ありますね。
このコース、これまでにも何度も歩いていますが、午前中の早い時間に歩いたのは始めてだったので、訪れる時間帯によって随分雰囲気も変わるものだねーなんて奥さんと話していました。
徳沢〜横尾
そんなこんなで徳沢通過。徳沢での芝生キャンプも一度やってみたいのですが、なかなか機会がないのですよね。蝶ヶ岳に登る際は利用してみたいものです。
ここからの徳沢〜横尾間が個人的には一番退屈なコース。勾配もなく楽といえば楽なのですが、上高地エリアを散々見た後での樹林帯にしても、後半の河原コースも砂利道は決して歩きやすいとも言えず、黙々と歩を進めるのみです。
前方左手に屏風岩が見えてきたらようやく横尾です。
ということで、横尾から先は登山エリアということで、次回涸沢カール編にて。
最終日(雨の上高地と高菜チャーハン)
さて、涸沢カールで2日間過ごして、4日の昼前には徳沢まで戻ってきました。
徳沢園にての昼食。麺類にはやや飽きていましたし、カレーも涸沢で食べていたので、今回も高菜炒飯を頼んでしまいました。でもここのカレー、大きいお肉がゴロゴロと入っていて美味しそうなんですよね。
コーヒーを頼むとクッキーが1枚付いてきます。よく見るとクッキーに槍ヶ岳!
行きにはまだほとんどつぼみだった花が、帰りには雨の中沢山の花を咲かせていました。今回も名前は分からないのですけども。
これはニリンソウかな? こちらはあと一歩といった感じ。
「雨と新緑」という組み合わせは嫌いじゃありません。
続き(横尾〜涸沢)を書きました。
昨年2014年のGW@上高地の日記はこちら。
使用カメラについて
カメラは今回いつものオリンパスE-M1でなくE-M5を持って行きました。ちょっと理由はあるのですが、それはまた改めまして(結局、それほど意味はなかったのですが…)。
カメラの携行方法も色々と悩んだのですが、結局パーゴワークスのカメラバッグにしました。E-M1+パワーバッテリーホルダーだとややキツく、Loweproのトップローダーを復活させようかと思っていましたが、E-M5+グリップだと多少余裕がありそうだったので。b-grip UNOは肩の左右のバランスに響くので、今回は見送り。バックパックホルスターを実際に使ってる人は結構見ました。
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今週のお題「ゴールデンウィーク2015」