先日、涸沢に行ってきたときのことなんですけど「たまにはフリーズドライのご飯や、インスタント麺以外のものが食べたいなー」と、せっかくなのでご飯を炊いてみようと思ったんです。
キャンプの飯炊きは子供の頃から散々飯ごう炊さんで鍛えられていましたし、コッヘル(クッカー)で米を炊くのも訳ないだろうと思っておりました。
キャプテンスタッグ バーベキュー BBQ用 炊飯器 林間兵式ハンゴー 4合炊きM-5545
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テント場では米をとぐような水の余裕はないので初めて無洗米とか買ってみました。ブランド米の無洗米なんてあるんですね。
自宅では炊けた(やや焦げたけど)
自宅で一度リハーサルをしてみたのですが、若干底に焦げができたものの、まあ全体的には成功?と思われる感じ。お昼に納豆ご飯として頂きましたが、普通に美味しかったです。無洗米って初めて食べましたが、全然大丈夫ですね。
しかしながら、いわゆる「オコゲ」とは違うレベルの真っ黒なコゲ方をしていたのが、少々気がかりだったのですが… 「火加減に注意すればいいか」ぐらいのつもりで深く追求せずに出発を迎えてしまいました…。
さて、上高地から涸沢カールまでの移動日である初日。最高のお天気の中、素晴らしい紅葉を楽しみながら涸沢に到着。紅葉を眺め、恒例のおでん&ビールを楽しんで、のんびりと午後を過ごしてからの夕飯です…。
これを見ていたときまでは本当に幸せでしたね…(遠い目)。
リハなしで炊き込みご飯の素を…
さて、せっかくなので白いご飯を炊くだけでは面白くないと、こんなものを用意しておりました。
無印良品の「炊き込みご飯の素」。これは成功すればかなり美味しそう!秋だしね!
標高が高いと米の芯が残りやすいので、無洗米もしっかり30分以上水を吸わせて準備万端(涸沢程度の標高なら弱火の時間を伸ばせば炊けることは経験上分かっていたので)。米は2人分で1.5合です。普段は2人で1合ですが、山だしそれぐらいは食べるだろうと…。
いざ!
・・・・・・・が、何やら色々とおかしい。
リハーサルではお湯が沸騰したあたりから、お米の甘い香りが漂ってきたというのに、出てくるのは真っ黒な煙と明らかに焦げ臭い匂い。
火加減を落とすとすぐ沸騰が止まってしまうし、少しでも火を強めると黒い煙が…。(リカバーに必死で写真なんて撮ってないw)
ギリギリまで火を弱めつつ、普通ならばとっくに炊きあがる時間が経っても、上の方はべちゃべちゃな水が残ったままで(もう米炊きの途中で蓋空けてる時点で状況をお察し下さい)、最後はクッカーをひっくり返して火にかけたりして、なんとかたどり着いたのがこれ…。
うあ、見るからに不味そう…(涙)
もう、ご飯としての完成度は諦めてとにかく食べられればいいからと一口。
「激マズイ!!!!」
生臭い魚介系の香りにコゲの味がこびりついてもう何から何まで最悪の味。
見た目はコゲがなくても、黒い煙に燻された米は隅から隅までコゲの味が染みついてしまっているのです(涙)。米は一応炊けているけども、もはやどうでもいい。
基本的に口に合わないものは食べない主義の私。自分が作った料理でも、マズければ食べずに捨てる、というナメた人生を送ってきましたが、たっぷり水を吸い込んだクッカーいっぱいの1.5合のゴミご飯は食べなければ、全て持ち帰らなければなりません。(山なので当然ゴミ箱なんてありませんしね)
ということで涙目になりながら奥さんと2人、全体の半分強をボルシチ(無印のレトルト。普通に美味しい)で流し込みつつ、完全に炭状態のコゲをジップロックにぶち込んで、この悲しい夕飯を終わりにしました。
なんやかやで結構お腹いっぱいになったけど…(笑)
ちなみに翌日の夕飯として用意していたこいつは、クッカーが再起不能となってしまったために、出番なしのまま帰還となりました。
そのうち夕飯に食べよう。
チタンで米炊きはダメみたい!?
で、ですね。帰宅してからちょっと調べてみたのですが、チタンクッカーを使っての米炊きってかなり愛称が悪いらしいのですよね。
素材の性質で熱伝導が悪く、バーナーの火が当たっている部分のみが熱くなるので、お湯やスープを温めるにはよくても、米炊きなどに使うとすぐ焦げてしまうのだとか…。
チタンのクッカーの焦げ付き - これまでアルミのクッカーを使用しておりま... - Yahoo!知恵袋
チタンクッカーでご飯を炊く: 四匹で行こう空の下
そうえいばチタンクッカーを使い始めてから、焼き物がやたらコゲやすいとは思っていたのですよね(その時点で気付こう)。
うーん、リハーサルの時点でもっとしっかり調べておけば、奥さんのアルミクッカーを使うなど回避方法もあったでしょうに、なんだか色々と残念です。
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