昨日は昨年末にライブを行ったバンドのメンバーで集まって、新年会兼、次回ライブのための選曲会議という名目の飲み会が行われました。
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場所はサラリーマンの街、新橋。実は私、都心勤めは長いものの、ゆりかもめの乗り換え以外で新橋に来たことがほとんどないのですよ。
この日も例によって六本木付近で夕方まで所用があったので、六本木から大江戸線に乗って汐留へ。「日テレってこんなとこにあるのかー」とお上りさん状態で地下街を新橋駅方面へと歩いていきます。同じ港区内で移動しているだけなのですけどね。
サラリーマンのオアシス、新橋駅前ビル1号館
近代的な地下空間から、突然タイムスリップしたような飲み屋街に迷い込んだかと思ったら、そこが今回ギタリスト氏が予約を取ってくれた「さかな亭」が入る新橋駅前ビル1号館。昭和の香り漂う雑居ビルの一角(地下1階)にこぢんまりとした店を構える魚介のお店が、この日の新年会の会場です。
店は10席ほどのカウンターと少し離れた所にテーブル3つのみ。ランチタイムにはサラリーマンの行列ができる人気のお店だそうです。すぐ近くに勤める、メンバーいちグルメのギタリスト氏も太鼓判を押す店とのことで、今回たまたま前日にテーブル席の予約が取れたのだそう。
最高の目利きで仕入れられた刺身たち
まずは刺身盛りとビールで乾杯。最近は熟成魚が流行とも聞きますが、やはり新鮮なお刺身は間違いない! 仕入れはもちろん築地でしょう。
とろけるようなトロ、新鮮でプリプリとした歯ごたえの真鯛、いやーどれも抜群にうまい。思わずもう1皿おかわり。
鯵のたたきはあまり身を細かくせず、細切りにした刺身を盛り付けたタイプ。
写真を撮り忘れてますが、この辺りのタイミングで頼んだ小ハマグリの酒蒸しも絶品でした。
メニューにはなかったけど、お店の方が「いいのが入ってます」とオススメしてくれたブリの刺身。まるでトロのようですがブリですから、これ。お味はもう言わずもがなです…。ここいらで、いそいそと日本酒に切り替え始める我々。
そして鰯のなめろう。先ほどのたたきとは違い、今度は味噌をまぜてしっかり叩いております。しかし、そこまで粘り気を出すまででなく、あくまで身の食感を残した絶妙な加減。
新橋銀座界隈は築地が近いこともあって、美味しい魚を食べさせてくれる店は数多くあるのだそうですが、やはりお店の方の目利きが確かなのでしょう。
今回集ったメンツにしても、魚介系ならみんなあちこちでそこそこ美味しいものは食べてるはずなのですが、素材の選定と調理が絶妙なのかいちいち驚くぐらいにうまいのです。
焼き物のうまさに笑いが止まらなくなる…
ここからが更にヤバかった。初めて食べました、焼きあん肝。なんと表現したらいいのでしょう… 大ぶりのタラコのような食味と白子焼きの中間のようなふわっとした食感。あまりに美味しいものだからもう1皿リピートしてしまいました(笑)
そのまま食べても美味しいですし、紅葉おろしや、少しレモンを絞るとこれまた絶品。あまりの美味さにこの辺りから笑いが止まらなくなるおっさん達。
焼き物にできる魚は今何がありますか?と訪ねると「残り鯵が1尾と鰯が2尾」とのこと。まあ、鰯なんて小さな魚ですし「全部お願いします」と注文してやってきたのがこの特大鰯! なにこれすごい(笑)
鯵と鰯の大きさが変わらないんですけど…。しかもこの身の厚み、鰯ってこんなに育つんですね…。
ふっくらと焼き上がった鯵。こんなん絶対美味しいに決まってるじゃないですか!
鯵もうまかったですが、特大鰯の美味さには驚きました。ふんわり柔らかな身とタップリ乗った油の旨味、キモのほろ苦さ… その全てを演出するパーフェクトな焼き加減。あっというまにおっさん4人の胃へと飲み込まれていきました。
青魚万歳\(^O^)/
ラストはてっちり鍋… だったのですが、幸福のあまり写真など撮ってる余裕がなかったようです(笑)
フグの出汁がたっぷりと出た雑炊で締めます。40過ぎたいいおっさんたちが「うまいうまい!」と大騒ぎをして、心から幸せになった新年会でした。
はて、何やらバンドの課題曲が決まったような気もするのですが… 美味しい日本酒を頂いたせいか何も覚えておりません(笑) また選曲会議(飲み会)からやり直さなくては!