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軽めのトレッキング、ハイキングの一眼カメラ携行に丁度いい「ウルトラライトDSLRカバー」

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少し前から当ブログで何度か採り上げてきたマインドシフトギアの「ウルトラライトDSLRカバー」。普段使いや撮影取材、トレッキングなどに使ってみて「これはいいものだ!」と確信したので、改めてちゃんと紹介してみることにします。


Mind Shift GEAR/ウルトラライトDSLRカバー

「ウルトラライトDSLRカバー」は、収納時には以下のようにポケッタブルに折りたたんでおける一眼レフカメラ(中型以上のミラーレスカメラ)用の保護カバー。使用時にはストラップでぶら下げたカメラを、自分のウエスト位置に固定することができるアイテムです。

サイズは「10、20、30」の3サイズがあり「10サイズ」は小型一眼レフ+標準ズームレンズクラス、「20サイズ」はフルサイズ一眼レフ+大口径ズーム、「30サイズ」はフルサイズ一眼レフ+望遠ズームに対応する大きさになっています。

https://www.ginichi.com/shop/products/detail.php?product_id=14466
「Size 10」はEOS kissシリーズやD5300などの小型一眼レフとキットレンズ、もしくはショートズームを装着した状態、または、5D Mark3やD800に単焦点レンズを装着した状態(フード逆付)で収納可。ウルトラライトカメラカバー10は、レンズが外に向いた状態で収納されます。内寸は 17x13x16cm、収納サイズは11x15.5x4.5cm。重さは141g。

「Size 20」は5D Mark3やD800、1DXやD4sに大口径標準ズーム(フード逆付)を装着した状態で収納可。ウルトラライトカメラカバー20は、レンズが外に向いた状態・レンズが下を向いた状態両方で収納することができます。内寸は18x19x19cm、収納サイズは16x17x4cm。重さは172g。

「Size 30」は5D Mark3やD800、1DXやD4sに大口径望遠ズーム(フード逆付)を装着した状態や、同ボディに大口径標準ズーム(フード順付)で収納可。ウルトラライトカメラカバー30は、レンズが下を向いた状態両方で収納することができます。内寸は 18x29x22cm、収納サイズは 15x22x4.5cm。重さは192g。

カメラの収納の仕方ですが、ウルトラライトDSLRカバーの本体はこのようなバスタブ形状の袋型になっています。写真はサイズ10のものです。

カバー本体にはワンタッチバックル付きのウエストベルトが付いていて、これでカバー本体をを腰に固定します。もちろん長さの調整が可能です。

カバー本体にカメラを入れたら、巾着状になっているゴムを閉めてサイズを調整します。

フラップ状の蓋を被せて収納完了。フラップ先端に付いているゴムを、カメラの裏側にかけて(主にレンズ部分に)引っかけるようにして固定します。こちのゴムも調整可能。

カバーは特に保護材が入っている訳ではなく、あくまで多少の厚みのある布素材。強い衝撃からカメラを守ってくれる訳ではありませんが、傷の防止などには効果があると思われます(あくまで体にカメラを固定するためのアイテムです)。

オリンパスOM-Dを収納する場合のサイズ目安

「DSLRカバー」という位ですからデジタル一眼レフ用ではありますが、当然ミラーレスカメラであるオリンパスOM-Dの収納、携行もなんら問題がありません。

サイズ感の目安として私が使っている10サイズ、20サイズを例にしてみましょう。まずE-M1(MarkII)+M.ZD12-40mmPRO又はM.ZD7-14mmPROならば、10サイズが丁度ピッタリ。カメラ全体が保護されます。
高倍率ズームのM.ZD12-100mmPROの場合、10サイズではギリギリといった所でしょうか(フラップを閉めた際にレンズの一部が見えてしまいますが特に問題はありません)。

M.ZD40-150mmPROクラスの望遠レンズを装着した場合は20サイズが丁度よくなります(ただしフードは畳んだ状態です)。またバッテリーグリップを装着した場合も20サイズの方がマチが深くなるので収まりはよくなります。


ネックストラップ携行を安定させてくれるアイテム

それでは実際にウルトラライトDSLRカバーを使ったカメラの携行方法をご紹介します。

付属のウエストベルトを腰に装着し、カバー本体を体の前・横・後など任意の場所に固定して、カメラを突っ込むだけ。カメラのストラップは首、または斜めがけにします。

カメラストラップなしでもカメラは固定されますが、フラップ部分をゴムで止めているだけなので移動時などは確実にストラップを首に回しておきましょう。

また、本製品はウエストバッグではなく、首や斜めがけにしたカメラを腰位置で固定することで安定させるアイテムだと考えるのがよいでしょう。

携行時のカメラの向きですが、レンズが突き出すような横向きの角度、又はレンズ先端が下向きになるかのどちらか。これはウエストベルトの締め付けでも調整可能ですが、私の場合はレンズが下向きになるような(ぶら下げ)状態が多いです。

重量のある望遠レンズを使った場合、首・肩と腰にかかる重量が分散されるので、ネックストラップのみの場合に比べて明らかに負担は軽減されます。

蓋が完璧に閉じるバッグではないので強くオススメできる訳ではありませんが、レンズキャップやレンズペン、スマホ程度の小物を一時的に突っ込んでおくのにも重宝しました。

登山での2台持ちにも使えます!?

バックパックを背負いながら、本製品とカメラホルスターを併用して2台持ちをする場合、バックパックのウエストベルト(ヒップベルト)を干渉させないよう、少しズラしてあげる必要がありますが、それほど邪魔になることはありません。

先日行った乗鞍岳剣ヶ峯までのハイキングの際もこの携行スタイルでしたが、2台のカメラを交互に使いたい用途にもバッチリ対応してくれ、ウエスト位置のウルトラライトDSLRカバーにストレスを感じることもなく歩くことができました。

先週このブログで取り上げた「パーゴワークス フォーカス」などに比べると、カメラの保護も固定もライト気味にはなります。しかし、長時間長距離を歩く訳でないのなら、またハイキングやカメラ散歩には、実際に使ってみたからこそ「首かけ、斜めがけ」を「+α」で快適にしてくれるアイテムとして、自信を持ってオススメできるものです。

ストラップは長めのものが◎

最後にひとつ。写真を見て貰っても分かるかと思いますが、このウルトラライトDSLRカバーを使う場合、ストラップにある程度の長さがないと窮屈になってしまいます。
ストラップ長さの目安は斜めがけをした際に、ベルトの位置より下にカメラが来る位。

私の場合はPeakDesignのアンカーリンクスを使っているので、ストラップの全長+αが確保されていますが、標準的なストラップを使っていたり(特にニコン巻き)、「首の負担がZEROフック」などを使っている場合には、やや短く感じてしまうかもしれません。

短めのストラップが好みな方は、この点については考慮しておくとよいでしょう。

この「ウルトラライトDSLRカバー」、元々は友人の写真家に勧めて貰ったアイテムですが、彼はPeakDesignのSLIDEストラップを組み合わせての運用をしていました。確かに長さを自由に変えられるスライド系ストラップは本製品にはピッタリかもしれませんね。



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