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途方に暮れる 犬とよばれる でも生きてゆく

秋の尾瀬ヶ原、紅葉ハイキングから見晴キャンプ場でのんびりテント泊【1日目】

10月10日(日)から翌11日(月)にかけて、1年ぶりの尾瀬に行ってきました。

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初日の夜にはテントで雨に振られましたが(寝てただけです)、2日間お天気に恵まれ、快晴の至仏山登山も楽しみました。まずは尾瀬ヶ原をのんびり散策して、見晴地区でテント泊をした初日の様子です。

平日を絡めた2日間、そうだ、尾瀬に行こう!

前週の日曜日は栗駒山の紅葉を見に行って最高の紅葉&強烈な混雑の洗礼を受けた我が家。せっかく紅葉シーズンなのでやっぱり紅葉の楽しめる山域に行きたいけど、あまりの混雑は…… みたいな気持ちで、今回は妻に月曜日の有給を取って貰い、日〜月の2日間で計画を立てました。

タイミング的には昨年の同時期に訪れた立山のタンボ平が良さそうですが、天気予報では日曜日の日帰りが良さげ(アルペンルートの混雑は必至?)。せっかくなので平日の東北(福島あたり)方面も気になりますが、やはり条件が良さそうなのは日曜日の方。

色々と考えて「そうだ、尾瀬でテント泊しよう!」と思いつきました。随分と長いことテント泊の荷物も背負ってませんし、尾瀬なら平坦歩きも多いですし、山は昨秋は燧ヶ岳に登って尾瀬沼に下りたので、今年は尾瀬ヶ原と至仏山側をのんびり歩いてみよう。天気予報もこの2日共に悪くなさそうです。

尾瀬のキャンプ場といえば、尾瀬ヶ原側の尾瀬の入り口である鳩待峠に近い「山ノ鼻キャンプ場」がありますが、2021年シーズンはツキノワグマ出没多発により営業休止。「尾瀬沼キャンプ場」は要予約なのと尾瀬沼の畔なので至仏山や尾瀬沼からは少々遠い。残る「見晴キャンプ場」は尾瀬ヶ原の東端にあって、尾瀬ヶ原&至仏山を楽しむなら丁度いい場所かも。しかも今どき嬉しい予約不可のテント場(キャンプ場)です。

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尾瀬の紅葉シーズンは既に後半戦のはず(?)、月曜日に掛けての宿泊なら混雑もなさそうですし、これはかなりナイスな計画の予感。そしてそんな予感は大当たりで、楽しい尾瀬での2日間を過ごしたのでした。

鳩待峠はマイカー規制(10月10日正午まで)

改めて尾瀬について。尾瀬は、福島県、新潟県、群馬県、栃木県の4県にまたがる、周囲を山に囲まれた盆地状の高原です。只見川の源流域でもあり、数多くの湿原、大小様々な池、沼、池塘が点在する日本を代表する景勝地で、そのエリアは「尾瀬国立公園」として指定されています。

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実は我が家は昨年の秋が初の尾瀬体験で、その際は尾瀬東エリアの日本百名山、燧ヶ岳に登って尾瀬沼の周辺を少し散策しました。この際は、福島県側の「御池」からアクセスしましたが、今回は尾瀬アクセスでは最もポピュラーな「鳩待峠」(群馬県片品村)からのアクセスになります。

鳩待峠へのアクセスですが、シーズン中の指定日(大半)はマイカー規制されていて、群馬県片品村の戸倉地区(尾瀬戸倉)にマイカーを停めて、送迎バス、乗り合いタクシーを利用することになります。ちなみに我々が尾瀬入りする10月10日(日)の正午で今年のマイカー規制は終了するのですが、朝から尾瀬に入る予定なので関係ありません。

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初日の計画は尾瀬ヶ原を歩いて見晴地区のキャンプ地を目指すだけなので、全く急ぎません。始発バスは5時前からあるようですが、我々が戸倉の尾瀬第一駐車場に到着したのは朝の6時。駐車場の埋まり具合はまずまずですが、朝のピークは過ぎているのか(?)特に並ぶこともなく、片道1000円のチケットを買ってすぐに乗り合いタクシーに送り込まれます(バスかタクシー、そのタイミングで早い方に誘導されるシステムのようです)。

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駐車場は1日1000円でした(2日で2000円)

タクシー内は黙乗(新しい言葉が次々に生まれますね)。当然マスク着用です。

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戸倉から鳩待峠までの乗車時間は20分程度。尾瀬は高地にある盆地状の地形なので(尾瀬ヶ原が標高1400m程度、尾瀬沼は1660m)、入るには基本的に峠を経由したアクセスになります。標高1591mの鳩待峠はそんな尾瀬にアクセスする峠のひとつで最も利用者が多い場所になります。

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鳩待峠の駐車場から3分ほど歩いて鳩待峠休憩所や鳩街山荘がある尾瀬入口へ。

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鳩待峠休憩所、帰りはここでバス/タクシーの共通チケットを購入します。それにしても見事なドン曇り。

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鳩待峠から山ノ鼻へ:尾瀬の4割は東京電力管理のネイチャーパーク!?

ここから尾瀬ヶ原まで約1時間。標高差200m弱、3.3kmの距離をゆるゆると下っていきます。ちなみに尾瀬の木道などは右側通行になっているそうです。

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紅葉した落ち葉がとても綺麗…… とスタート早々に脚が止まりまくりの私。今日は下りと平坦歩きで午後は何も予定がないのでいいんです。

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さて、前日か前夜にたっぷり雨が降っていたようで、木道がすっかり濡れています。そして、このよく濡れた下りの木道がめちゃくちゃ良く滑る。

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注意して歩いているつもりでも、突然ズルッと行きます。正直、翌日に登った至仏山の蛇紋岩より全然滑った(笑) 妻も転んでしまったし、前を歩いてた方は木道から落ちてた(あぶない!)。

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滑った際に撮られた写真……かは分からない

尾瀬の木道には整備をした(?)団体と年度の焼印が入っているので、それを確認しながら歩いてみると面白い。尾瀬の設備やパンフレットには東京電力の名前が入っているものが多いのですが、実は尾瀬国立公園の約4割の土地を所有しているのが東京電力。尾瀬の環境保全や遊歩道整備には、東電が深く関わっているようです。

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尾瀬と東京電力の関わりについては公式情報はこの辺りも参考にどうぞ。昨年訪れた尾瀬沼や燧ヶ岳の北エリアは東京電力の所有地ではないので気付きませんでした。
この木道の焼印ですが、「TEPCO(東電)」の他に「群(群馬県?)」や「環(環境省?)」などもあって、工事年の表記も西暦、平成、令和と様々で切り替わる度についチェックしたくなります。

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こちらは尾瀬ヶ原の木道より

徐々に太陽が差し込むようになり、場所によっては鮮やかな紅葉も楽しめます。

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雲の晴れ間から至仏山の山頂付近も見えました。

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ツキノワグマの目撃はかなり多発してるみたい。

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ハイキングコースの紅葉もなかなかいい感じ。マイカー規制が終わる週末なので、もう色々と後半かと思いましたが、草紅葉(後ほどたっぷり)も木々に紅葉もかなり良かったです。

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1時間弱で尾瀬ヶ原の西の端に当たる「山ノ鼻」に到着。ビジターセンターや至仏山荘などの山小屋、今年は閉鎖されているキャンプ場などがあります。

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この日の朝の最低気温は11℃とかなり温かい。今回は荷物を軽くするために手持ちで一番薄いシュラフ(というかインナーシュラフ)を持ってきてますが、結果的に持ってきた防寒着の一部も使わない暖かさでした。

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ビジターセンターで軽い情報収集と、チップと交換で貰える缶バッジをゲット。スタッフの方の手作りだそうですが「歩荷さん」バッジ、とても良いですね。そういえば、翌日に登った至仏山のバッジを買い忘れてまったので、これが今回の山バッジということにします。

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尾瀬は主要ポイント毎に立派なトイレがあります。

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立派な至仏山荘。尾瀬の山小屋(と呼ぶにはどこもかなり豪華です)にもいつか泊まってみたい。

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尾瀬植物研究見本園

時間はたっぷりあるので「尾瀬植物研究見本園」から歩いてみましょう。尾瀬ヶ原の最西部に位置して、池塘や浮島などもあるコンパクトな尾瀬ヶ原といった雰囲気の湿原。

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シカ柵をくぐって中へ……

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先程まで雲の中だった至仏山もクッキリ。これは今日登っておいた方が良かったのでは…… と少々もったいない気もしますが、全くの杞憂でした(翌日の方が更に晴れる)。反対方向には燧ヶ岳もよく見えていますが、後ほどこれでもかという程登場すると思うので。

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至仏山へ向かう登山客たち。

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気持ちよさそう。でも見る限りすぐに急登が始まりそうな山の形ですね(笑)

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至仏山の山肌、丁度半分あたりまで樹林帯でそこから森林限界。森林限界の紅葉は終わりかけてるようですが、まだまだ綺麗。

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植物たち。

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至仏山、こうして見ると登山道はほぼ東斜面の直登コース。これは燧ヶ岳と同じパターンな気がします……? 同じ尾瀬を代表する山ですが、燧ヶ岳が火山活動で生まれた成層火山なのに対して、至仏山はより古い時代に隆起して生まれた山だそう。

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池塘もあります。黄葉している小さな蓮の葉はヒツジグサ。

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まだ、尾瀬ヶ原の片鱗を見た程度ですが、既に「尾瀬めちゃ良い!」とテンション上がりまくりな我が家。

尾瀬ヶ原、一面の草紅葉と池塘とアカハライモリたち

それではメインの尾瀬ヶ原へと向かいます。進行方向には燧ヶ岳。うーん、これは尾瀬!

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振り返れば至仏山と、2座の百名山に挟まれた尾瀬ヶ原ハイク。

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一級河川「ヨッピ川」。尾瀬ヶ原には「ヨッピ川」とか「ヨシッ堀田代」とか不思議な名前があります。なんだかアイヌっぽいなと思ったら「ヨッピ」はアイヌ語の「呼び/別れ/集まる」を意味する言葉だそう。どういった経緯でアイヌの名前がこの地に付けられているのでしょうね。

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やや焼けの進んだ一面の草紅葉の中の木道を、燧ヶ岳に向かって進みます。

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池塘と浮島。

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草紅葉のグラデーションも美しいですね。

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池塘のヒツジグサの周りでは、アカハライモリ(ニホンイモリ)たちが泳いでいます。小さい体をくねらせながら起用に泳ぎます。写真の中央あたりに2匹いるのが分かるでしょうか?

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体を翻した瞬間に赤いお腹が見えます。尾瀬にはサンショウウオ(クロサンショウウオ)も居るようですが、池塘で泳いでいるのは全てアカハライモリのよう。

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静止画でもクネクネした動きが想像できるこの姿勢。

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めちゃめちゃ可愛い。アカハライモリは子供の頃に飼ってたこともありますが、自然の中の姿を見るのはかなり久しぶりです(野尻湖でもたまに泳いでますよね)。

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そしてゲンゴロウ。これは自然の中で見るのは子供の頃以来かもしれない。

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こちらの池塘では3匹のイモリが一列になって泳いでいます。黒い三連星!

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この池塘地帯の中を突っ切る木道ではついイモリ&ゲンゴロウ鑑賞に夢中になってしまいました。避けて歩いてくださった方ありがとうございます。

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この湿原の際に生えている木の感じも好き。ダケカンバかな?

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逆さ燧ヶ岳が見られるポイントは雲と風でちょっと残念。ここは翌朝にお楽しみがあるか? 右手奥に突き出した岬状の馬の背が、地名にもなっている「牛首」です。

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牛首あたりは少し湿原が狭まっていて、樹林帯が張り出しています。尾瀬ヶ原には似たような馬の背地形がいくつかあり、基本的にはそういった場所の近くには川が流れています。

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こんもりした小山状の牛首の紅葉も美しい。

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牛首分岐から東電小屋へ

「牛首分岐」。

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真っ直ぐ行くと「竜宮」を経てこの日の宿泊地である「見晴」ですが、この未知は翌日の朝に歩く予定なので、「東電小屋」のある左手方向に進みます。

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気持ちの良い尾瀬ヶ原の一本道。

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あちらが竜宮小屋のようです。

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周囲は灌木混ざりの樹林帯になったということは、この先に川があります。

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よく整備された尾瀬の木道ですが、中には結構くたびれた場所も。

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平成20年(2008年)の木道。木道の寿命はだいたい10年程度のようなので、13年も経つとかなり傷んでしまうようです。

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池塘の中に薄緑色のゼリーのような物体…… てっきりカエルやイモリなどの両生類の卵かと思っていましたが、コケムシの仲間みたい。

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コケムシって海釣りで釣れる謎のブヨブヨでしたっけ……。これはイモリの卵ではないかと、子イモリがいないか一生懸命観察してしまった我が家の立場よ。

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進行方向左手に見えている山の山頂部がなかなか立派で節理っぽくなっています。

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景鶴山という山らしい。登山道はなく、入山も許されてないそうです。

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竜宮方面の分岐を超えるとヨッピ川に掛かる「ヨッピ吊り橋」。

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昭和57年竣工、やはり東京電力が作っています。

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尾瀬ヶ原の中の川って、なんとなく北海道っぽいなと思っています。

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ヨッピ吊り橋を超えると再び正面に燧ヶ岳がドーンと迫ります。

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そして見えてきたのが東電小屋。

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とても立派な山小屋で向かいには別館もあります。

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元々は東京電力が事業を引き継いだ関東水電が、降水量調査のために建てた小屋が元になっているそう。尾瀬は只見川の水源地ですし、只見川上流部といえば日本屈指の巨大ダム湖が連なる場所。さらに至仏山は、利根川水源との分水嶺にもなっていますし(こちらも奥利根湖、ならまた湖といった巨大ダム湖エリア)、古くから電力会社が深くこの地に関わっていたことも納得かもしれません。

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小屋の前ではこの景色を眺めながら休憩したり、軽食を楽しむことができます。

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別館で注文できる軽食メニューは普段はカレーが複数楽しめるようですが、小屋閉め前だからかコロナ禍だからかシンプル。

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昼食はこちらで。絶景カレーをいただきます。

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公衆トイレもあります。尾瀬は各エリアにトイレがありますが、30分程度の区間から2時間近く離れている場所もあるので、ハイキングの際はよく確認しておきましょう。

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東電小屋を過ぎるとしばらく樹林帯(尾瀬ヶ原の北の端)を歩きますが、この辺り丁度紅葉が見頃でした。

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先程のヨッピ川は複数の川と合流してここでは既に只見川に名前を変えています。そして群馬県からスタートした我々ですが、東電小屋の前後で一瞬新潟県の魚沼市に入り、この只見川を渡ると今度は福島県の檜枝岐村です。ほんの数十分の間に三県を跨いでしまいました。

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そして再び湿原に出ると「見晴」が見えてきました。丁度尾瀬ヶ原の東の端で樹林帯に変わる場所ですね。

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同じ尾瀬ヶ原の草紅葉も、歩いていると植生が変わっているのが面白い。

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燧ヶ岳の柴安嵓、去年あちら側から尾瀬ヶ原を見下ろしたことを思い出します。

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そんな去年の燧ヶ岳 柴安嵓からの尾瀬ヶ原。こうして尾瀬ヶ原を歩いた後だと、木道や分岐、川の位置が良く分かります。牛首は牛というよりウミガメの首みたい。手前側の湿原と森の境界線の中央付近に見えるのが、私達が目指している「見晴」。奥の至仏山の麓からこの高台な尾瀬ヶ原を気持ちよく歩いて来ました。

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「東電分岐」。左手に進むと平滑ノ滝、三条ノ滝などがあるようです(散歩がてらに行こうかと思ってましたが、テン場が快適過ぎて結局行かず)。

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集落のような見晴と「見晴キャンプ場」

正午少し前に「見晴」に到着しました。大きな山小屋が6軒集まっていて、ちょっとした集落のようです。尾瀬沼ビジターセンターの周辺や山ノ鼻地区以上に栄えた場所が、入山口からは比較的距離のある尾瀬のど真ん中にあるのが面白い。

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食事が豪華らしい充実してるらしい尾瀬小屋は、前日宿泊までの営業で小屋閉め作業中でした。ここの軽食も美味しそうで、食べてみたかったんですよね。

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見晴キャンプ場の受付はこちらの「燧小屋」になります。

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幕営料は1人1泊800円、ビール等の売店もあります。

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綺麗な公衆トイレと飲用可能な水場がある見晴休憩所。

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そのすぐ先にテント場。森の中の気持ちいいテント場です。

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チェックしていた桧枝岐小屋の休憩所へ。こちらの「ひげくま喫茶」が軽食メニューが充実しているので、こちらで夕飯を食べようと計画していたのでした(念の為リゾッタ程度の食料も携行してましたが、食事は基本現地の小屋を利用するつもりでした)。夕方の営業時間を確認するために来てみました(この日は遅くて18時半位までとのことでした)。

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生ビール。これを飲んだらもうこの周辺から動かない強い気持ち。

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弥四郎小屋の前には「弥四郎清水」と呼ばれる湧き水。

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山の上に掛かっていた雲も下りてきて先程までの青空は居なくなりました。日曜日の13時過ぎ、そろそろ見晴を離れる人も増えて、残るは宿泊者のみの静かな時間です。

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設営時にはテントで寝るには少々日差しが暑すぎたのですが、これはもう丁度いい昼寝タイムでしょう。

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ということでこちらの写真はもう16時過です(笑)

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曇った尾瀬ヶ原もそれはそれで悪くない。

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見晴から真っ直ぐ伸びる木道の正面にある弥四郎小屋。遠くから見晴を見た際にも一番目立っていますし、なにより雰囲気がある。山小屋というか古い学校みたい?

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尾瀬小屋の小屋閉め作業もかなり進んだようです。

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見晴らしの辺りも紅葉が見頃です。

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夕飯は予定通り桧枝岐小屋の喫茶くまひげにやってきました。17時と18時に小屋の夕飯の準備があるので、タイミングを図る必要がありますがまあのんびりと待っていればOK。

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昼に下見に来たときから決めていた「焼肉定食」(1300円)。柔らかな豚肉たっぷりで、キャベツ、味噌汁、漬物付きの豪華な定食。山間部で食べられるご飯としては間違いなく最上級です。

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確かに山飯はテント泊の醍醐味かもしれませんが、私自身は普段いつも家で料理をしてますし、山に行ったときぐらい料理せずに済むならその方が有り難い。それにこんな時期ですし、少しでも山小屋にお金を落とせるなら、積極的に山小屋の軽食や売店は利用したいところです。

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売店でビールを買ってテントKindleを読みながらの晩酌。することもありませんし、19時過ぎにはさっさと就寝しました。そうそう、尾瀬ヶ原は殆どのエリアで携帯の電波が入りません。見晴も山小屋の周囲はアンテナは立つものの、私のドコモではデータ通信は無理でした。

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18時を過ぎる頃になるとポツポツと雨が降ってきました。結局、雨は一晩中降っていたのでこの日は星空も期待できません。気温は予想以上に高いままで、防寒として薄手のダウンパンツを持ってきてはいたものの、履くことはないまま、薄いインナーシュラフで朝までグッスリでした。

翌日は山ノ鼻まで行ってそこから至仏山に登る予定。至仏山は滑りやすい蛇紋岩(濡れると最悪)が多いと聞きますが、夜になって少し強くなってきた雨が少々心配ですが、どうなることやら……?

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尾瀬2日間の行動ルート

尾瀬ヶ原と至仏山を2日かけて8の字を描くように周遊するルート。しばらく山から遠ざかっていたこともあって、2日目は少々脚が疲れましたが、テント泊にしては荷物を抑えられたので(カメラ&水なしで12kgぐらい?)楽しい復帰戦となりました。


尾瀬ヶ原&至仏山 / OKPさんの至仏山小至仏山の活動データ | YAMAP / ヤマップ

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