I AM A DOG

途方に暮れる 犬とよばれる でも生きてゆく

狼の幸せ、第三の極地、フライパンファンタジア

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今週のお題「読みたい本」

たまに書店や図書館に行くと知らない本が色々とあって、手に取ってパラパラ眺めてるだけで楽しいのだけど、家に帰る頃には殆ど忘れてしまいがち。スマホで検索したりメモするほどでもないので(欲しければその場で電子版がないかだけ確認して買うので)、なんだか面白そうな本があったなぁ……  というふんわりした記憶だけで終わってしまいがち。

週末、武蔵境でクラフトビールを飲んだ後、国立の書店で手に取った書籍で覚えていたものを思い出してみる。
まず、パオロ・コニェッティの『帰れない山』。

イタリアの作家による小説で、映画化もされて最近国内で公開されたばかり。良さそうな作品ではあるけど、今はそこまで人間ドラマ系の小説を読みたいとは思わない。
映画『帰れない山』オフィシャルサイト

同じ作者による『狼の幸せ』、こちらも山を舞台にした小説らしく、こちらの方が今の自分には面白そうかも? 日本版の装丁に使われているのが、以前作品を拝見した植田陽貴さんの絵ということで気になってました。こちらは書店には置いてなかったのだけど、実際に手に取ったら買っていた気がします。どこかで出会ったら。

この絵はとてもよく覚えてる。アンナプルナベースキャンプからのマチャプチャレですね。


最近出たらしいジョン・ハント『エベレスト登頂』も書店で見かけました。結構古い本だけど結構最近にも別の翻訳版が出てたよなぁ…… と思ったら2016年にも出ていた。7年なんてつい最近ですよね?

エベレスト本といえば、少し前に読んだマーク・シノット『第三の極地』がとても面白かったです。

山岳会の大きな謎とされている1924年のイギリス遠征隊によるエベレスト登山隊で行方不明になったジョージ・マロリー(1999年に遺体発見)とペアを組んだアーヴィンの遺体捜索と1924年のイギリス遠征隊について並行して語りつつ、現代のエベレスト登山界で起こっていることについてのノンフィクション。装丁も凝っていて、紙で買って大正解だったと思える書籍です。

著者のマーク・シノットは2019年のアーヴィン調査遠征隊に参加している、TNFのグローバルアスリートチーム所属のプロクライマーで作家。映画『MERU/メルー』のレナン・オズタークも登場します。

先日やはり紙で買った『山岳建築』(吉阪隆正+U研究室)。

涸沢ヒュッテやニューフサジ(現・雷鳥沢ヒュッテ)などの設計を手掛けた吉阪隆正氏と氏が創立したU研究室による山岳建築を写真、図版、スケッチ等で紹介する書籍。ページ数はやや薄く詳細の記述がないページも多いものの(アルペンルート大観峰駅 ・黒部平駅の詳しい記述が欲しかった)、単純に眺めていて楽しい資料集。

あと、Twitter周辺で話題になってるのを見て、少し前に買ったまままだ読んでなかったオイカワ丸こと中島淳氏の『自宅で湿地帯ビオトープ!~生物多様性を守る水辺づくり』。イラストは『映像研には手を出すな!』の大童澄瞳氏。我が家は賃貸マンションですし、土を使ったベランダビオトープを作るつもりもありませんが、湿地帯や生き物は好きなので、散歩が楽しくなりそうな教科書として。そろそろ読むぞ。

「読みたい本」ということで、カートに入れっぱなしだった本。料理家 今井真実さんの『フライパンファンタジア』。今井さんのレシピは以前からファンでリピートして作っているものが多いのですが(『毎日のあたらしい料理』はキッチンに常設)、そろそろ新しいレシピ本をゲットしようかなと。今、ポチりました。