I AM A DOG

途方に暮れる 犬とよばれる でも生きてゆく

新型コロナウイルス感染症自宅療養日記

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ついに自分が…… という感じ。この3年間、幾度となく続いた感染拡大の波も乗り越えてきたのに、ここにきて感染してしまうなんて。既に新型コロナウイルス感染症(COVID‑19)の感染日記なんて腐るほどありますが、実際に経験してみるとこれはやはりうかつになるものではない、という考えしかないので、自分への戒めも含め残しておきます。ほぼ時系列で。一気に書いたので後々修正入れて行きます。

大まかな経緯だけならTwitterのスレッドにまとまってます。

0日目、初期症状

7月31日(月)早朝、喉の違和感で目を覚ます。唾を飲み込むと喉が痛くなる、風邪の初期症状っぽいやつ。翌日に市の健康診断を予約したこともあり、風邪ではないことを祈る。
幸い起きて行動する頃には徐々に喉の痛みは引いて、日中は普通に過ごしていました。

発熱

夜になり再び風邪っぽさを感じ始めて、熱を計る毎に37℃台から38℃台後半へ……。日付変わって8月1日(火)、完全に風邪を引いたなと思いつつ、喉の方はなんともなかったのでこれがピークでは朝までには落ち着くことを期待しつつ、ポカリスエットを飲んでそのまま就寝。

結局朝まで全く熱は下がらず、38℃後半〜39℃台を推移。当然、健康診断はキャンセル。

この時点でに症状は熱と頭痛のみで、呼吸器系の症状が全くなかった(初日朝の喉は何だったのか?)のでコロナは疑わず。念のため前夜から妻もマスク着用、ベッドも頭の向きを逆にして寝ていました。幸いなことにこの日は妻が出社で日中は家に自分1人。
解熱剤を飲むと若干熱が和らぐので(39℃→38℃みたいな感じ)、普通にシャワーを浴びたり、食欲もあったので、再販されたセブンイレブンの「カプリチョーザ監修 トマトとニンニク」を食べて過ごします。

夕方、猛烈な寒気が来たので長袖パジャマと冬の夜用靴下を履いて暖かくして寝て、目が冷めたら39.8℃まで熱が上がっていました。計測ではこれが今回の最高値。

悪寒は以降は特になし。頭痛と目の奥をグリグリ押されるような痛み(それも頭痛か)。
相変わらず症状は熱だけ。過去、熱が出るだけの夏風邪を引いた経験があったので、まだコロナではないと思ってましたが、妻が帰宅する前に確定させておいた方がいいだろうと、在庫しておいた一般用抗原検査キット(富士レビオ エスプライン)で検査。抗原検査キットは唾液より鼻腔採取のもので、奥までしっかり突っ込んで採取しないと偽陰性が出やすいとのことなのでしっかり……。
どう見ても新型コロナ陽性です。ありがとうございました。

症状を考えても実際に熱が24時間続いてるし、そういうことなのでしょう。
以後、自分がコロナおっさんであることを自覚しての行動を決意。療養期間の目安は発症日を0日としての5日間とのことです。自分の場合は7月31日に発症なので、最低限8月5日までは自宅療養。水曜日のヤオコーにカツオを買いに行けないのが残念ですが、既にそれどころではない。

感染経路を振り返る

7月29日(土)の昭和記念公園の花火大会。どう考えてもこれとしか思えない。


これだけ人の多い空間に身を晒したのは、それこそ4年前の同イベント以来。暑さもあって屋外ではトイレに並ぶとか、退場時の混雑を除いてほぼマスクは外していたので、ここ3年間の行動の中でもかなりイレギュラーなハイリスク環境での行動だったことに間違いありません。
ただし周囲に咳をしてる人がいたような思い当たる接触はなく、疑い出せばセルフだったかき氷のシロップボトルの可能性だってあるぐらい(その場で手が洗える訳でもなく、そのまま食べているので)。

その前日に野川を歩いた帰りにスーパーで買い物をしたとか、さらに2日前にガラガラの映画館で『インディージョーンズ』を見ている程度。基本的に商業施設等ではマスクはしているので、まあいつも通りの行動。

自宅療養スタート

帰宅中の妻にメールで陽性を伝えつつ、さてここからどうしたものかと。家庭内での感染を防ぐには、飛沫と手指を界しての接触感染を極力防ぐしかない。
まずドアノブ等、除菌ウェットティッシュで拭いて周りつつ、家庭内でのこまめな手洗い、手指消毒、マスク着用での行動を徹底することにします。自分は通常でもよく鼻をかむので、ゴミ箱の回収は自分が行うことにして、妻は触らないように確認。玄関に置いていたアルコール消毒をリビングに移動。

食欲は相変わらず普通にあって嗅覚も問題なし。味覚は風邪のときのような少しぼんやりする程度。買ってきて貰ったヤオコーの素麺セットとかき揚げ天を美味しくいただきました。

寝室を別にした方がが良いのは分かるのですが、この体調で簡易ベッド的な環境で寝るのも厳しいので、頭の向きを逆にして(ベッドはシングルを2台並べて、シーツ、枕、タオルケット等は別にしている)、それぞれマスクを付けて寝ることにします。

8月2日(水)、寝て起きると解熱剤が切れているので熱が39℃近くまで上がっている。インゼリーを飲んで解熱剤を飲んでしばらくすると動ける程度には落ち着く。喉のイガイガと軽い咳が出るようになってきたので、いよいよマスクが手放せない。
寝室は日中妻がテレワークに使っているので、自分を自室に隔離。リビングは緩衝地帯で換気多め。寝室、リビングも定期的な換気を心掛けるようにしました。調子が悪くなると部屋に枕とタオルケットを持ち込んで、テントマットを敷いて寝ていました。アウトドア用品便利。ランチはどん兵衛を食べました(腹は減る)。

熱は夕飯は妙にやる気が出てきたので(?)、買ったまま使ってない食材が溜まってるのもいかがなものかと、「丸ナスと豚バラの味噌ニンニク炒め」を作ってみました。ご飯は少なめで。さすがにちょっと重かった……。たたききゅうりはさっぱりして美味しかったです。

ということで、発熱から48時間熱が続いている状況。39℃台は出ないようになり、38℃台後半が解熱剤を飲むと37℃代後半になるぐらい。

8月3日(木)、発熱から3日目の朝、解熱剤が切れると38℃台の熱は変わらず。そしてついに喉の痛みがマックスに。唾を飲み込むと耳の奥までバキバキと痛む。
今回は熱だけ我慢していればなんかなると思っていたので、この喉の痛みが追加されたのは結構ショックです。咳の頻度も高くなっています。ただし、過去の急性咽頭炎などに比べるとそこまで辛い訳でもなく、声もかすれることなく普通に出せるレベル。熱の辛さも初期に比べたらそこまで辛くはない。

解熱鎮痛剤

基本的に症状は発熱だけなので、解熱鎮痛剤を飲んで寝るか大人しくしてるしかない感じ。
解熱剤は5〜6時間で効果が切れてしまうので、1日3回を守るようにしつつ食後タイミングや熱の上がり具合で辛くなってきたら飲むようにしてました。
日頃、頭痛などではあまり解熱剤を飲む習慣がなく(飲むと汗をかくのが嫌で)、ここまで長期間発熱が続いた経験もないので、数回ごとに飲む解熱剤を変えてみたりなど。

イブ、ディパシオACa(アセトアミノフェン)、バファリンルナ、ロキソニンを試して、どれもまあそれなりに効きました。ディパシオACaは効きが少し弱く3錠飲んでようやく他と同程度、飲んでからの効果が早かったのはロキソニンでしょうか。

3日目に症状が出てきた喉の痛みについては、常備薬の咳止め薬(シロップ)を数回飲んだのと、Twitterでおすすめされたクーリッシュをたまに吸ってました。甘いアイスは喉がうるおいます。

後は夏風邪だと思っていた段階から水分補給としてポカリスエットをがんがん飲んでました。スポーツドリンクは山用で常備してるものがありますし以前から夏風邪のときはそうやって直してきたこともあり。

発熱は72時間続いた

月曜夜に発熱。最高39.8℃まで上がって38〜39℃台を推移。解熱剤を飲むと1℃ぐらい下がって、切れると上がるの繰り返し。ピークの体温が徐々に下がりつつ、発熱から丸3日経った72時間後(木曜夜)に38℃を計測したのが38℃台を見たラストでした。

食欲はまあまああるので普通に夕飯を作る。日曜日に買った空芯菜がよくやく使い切れて良かった。

そこから一晩寝た8月4日(金)の明け方、かなりの汗を書いてパジャマを上下着替えて、その後さらにシャツを着替えた直後から、突然体がスッキリして「これは治った!」と感じてそのまままた寝た。
起床後、よくある病み上がり感と喉の痛みは残るものの、体温は完全に平熱に戻りました。ただ、ちょっと汗をかきやすい気がする……。

これだけ発熱が長引くと少しぐらい体重が減ったりしないものかと期待しましたが、食欲は普段の風邪のときよりもあったぐらいで、4日目の朝の時点で1kgマイナス程度。数日すれば戻ってしまいそう。

自治体、医療機関への相談、受診

結局行いませんでした。初期は症状が熱のみだったこと、基礎疾患がないこと、ワクチン接種済(4回)なことを考えても、重症化するリスクは低いと考えて。ただし症状が4日以上続いた場合は、自治体サイトの記述に従って相談するつもりでした。4日目に回復しました。
発熱等の症状がある方へ 東京都府中市ホームページ
外来対応医療機関の一覧 東京都保健医療局

特効薬なりが開発されて、医者に行って診断されれば薬が処方されて、1〜2日程度寝てれば大抵は収まるような、普通の風邪になってくれる日が早く来ることを願ってますが、今はまだ「ただの風邪」だなんてとても思うことができません(自分はほぼ熱だけでしたが、これに喉や咳が加わったら本当に辛いことでしょう)。

雑感

新型コロナウイルスに関してはそこそこ慎重派で、40台後半と年齢的に若くないこともあり、後遺症の可能性を考えるとなるべく感染は控えたいと思って行動してきたタイプ。
夏でも屋内や人混みではマスクはできるかぎり付けていましたが、この夏は屋外ではノーマスクで過ごすことが当たり前になっていて、特に今回の花火大会に関しては、かなりの時間をマスクをせずに過ごしていました。
家族以外と会話はしていませんし、密集した環境で大声を出した訳でもないものの、芝生のシートで花火に歓声を上げていましたし、明らかに今ままでよりは感染対策が緩くなっていたのは事実。

こういう普通の行動が楽しかったのですけどね。

なってしまったものは仕方ないにしても、また同じ思いをしてまで同様のイベント参加をしたいかといえば否。
もっとマスク着用や感染対策は徹底すべきだったと感じますし、今後増えるノーマスク、声出しの許可されたイベントに関しては、再び感染するリスクと引き換えに参加したいとは今はまだ思えません。
音楽ライブなど参加したいイベントはいくつかありますが、自衛の難しそうなものはしばらく避ける方向です。

今回の自分の症状に限って言えば発熱ピークが長い風邪だった訳ですが、38−39℃台の熱が72時間続くというのは年1回で患って良いレベルの風邪ではないなと。インフルエンザですらあの辛い思いが嫌で(夫婦で倒れるので色々差し支えるし)毎年高いお金を払って予防接種をしているぐらいなので、生活習慣で予防できるのならするべきだなと。気の緩みが見事に自分に跳ね返ってくることも、身をもって実感しました。

さらに自分と同じ思いを家族にはさせたくないなと。今のところ妻に風邪らしい症状は出ていないので、もう少しだけ家庭内の感染予防対策を続けて、我が家の新型コロナはここで確実に終わらせたいところ。

最後に療養中にあって良かったもの。ほぼ普段から常備してるものです。

  • ポカリスエット(粉末):6L分飲みました
  • 一般用抗原検査キット:富士レビオ エスプライン
  • ネピア 激吸収99.9%:除菌ウェットティッシュ、普段から台拭きに使っているもの
  • 各種解熱鎮痛剤
  • 食料(冷凍・インスタント・各種食材):非常用関係なく1週間分ぐらいは常備
  • 野菜鮮度保持袋

野菜鮮度保持袋は療養とは直接関係ないのですが、日曜日に買ったまま使う機会がなくなってしまった野菜、これで保存していたお陰で無事最後まで捨てることなく使い切れそうです。

色々書き忘れたこともありそうなので、思い出したら書き足します。

今週のお題「ゾッとした話」